絵画的恋愛物語

偶然の出会い 

必然の別れが訪れるページに挟んだ 栞

必然の待ち合わせ 15時33分

道路に架かる白い梯子の向こうで

手を振る しおり が立っている

 ....
ストローでふくらませる

その時必要な空気圧

188ミリリッポーメートル フーッのため息

虹色にきらめく玉

その時必要な光

288光年過去からの贈り物

いくつも連なり ....
ホットする引出し

3時に引出し

お菓子を引出し

ホットする

夢の引出し

6時に引出し

鞄を引出し

夢が膨らむ引出し

ホットして癒される

心のビタミ ....
ジャガイモ一袋かごの中へ

ゴツゴツした日焼け顔が笑う

にんじん一袋かごの中へ

面長のすまし顔が知らんぷり

たまねぎ一袋かごの中へ

まんまる顔の泣き顔がうつむく

豚肉 ....
今何処にいるの

今なに考えてるの

今私の写真見た

今あなたの写真みてる

今何処にいて 何考えてるの

あなたは・・・
親切という名のやさしさがあり

押し付けで自己満足の親切がある

どんなに意地悪されても 涙は出ないのに

親切という名のやさしさに 泪があふれる

やさしさを受ける自分が 悔しくって ....
つい口から出てしまう

めんどくさい

通勤が2時間で めんどくさい

午前中から会議で めんどくさい

午後来客ありで めんどくさい

アフター5食事誘われ めんどくさい

 ....
月灯かりの静寂な夜

心を決めて文を書く

ポストに入れる瞬間

手を離れる感触が

揺らめく光の波のよう

防波堤を飛び越える

後悔と期待の波

一瞬で流れ去る
鳥居をくぐり雨の参道を歩く

静寂な月曜の午後

後ろから蹄の音とともに

殺気立つ気配を感じる

海と山に囲まれたパワースポット

紙フーセンのような紫の花が

静かな人魂の ....
母の日に送る一方的な便り

必ず返事を返してくれた

受話器の向こうで あれこれ心配してくれた

そのありがたさに気付かない

チョット面倒になり

すぐに受話器を置こうとしていた ....
一年前の今日

突然私の前に立って

[私、彼のことが恋しくて、恋しくて]と

宣言していきました

何を言ってるの

だからどうしたのと 心の中でつぶやく私を

置き去りにし ....
君の残り香 追いかけて

さまよう鼻に とまどいを覚え

君の足音 追いかけて

さまよう耳に ねぎらいを与え

君の視線 追いかけて

さまよう瞳に 嫉妬をなぞらえ

君の言 ....
長いまつ毛 切れ長の目じり

吸い込まれそうな 笑窪

でも あなたの横に座りたい

膝の上に手を置いて見つめられると

言葉が見つからないの

でも あなたの横に座りたい

 ....
向き合って

真正面から向き合って

目に映る 私の目は泣いている

向き合って 歩いてきた街路と

通り過ぎて行く 彼の視線と

向き合って

真正面から向き合って

心 ....
ちょっと 影の薄い黄色

見ていると なぜか落ち着く黄色

油断すると 黄色でなくなるようで

ほっておけない

黄色の上から 黄色で上塗り

香りも 包んでしまい

レモンで ....
乾いた空気の部屋に コン コンと響く

胸騒ぎと同時に 時計を見る

ノックの音が響く時間ではない

外の気配も 空気の振動も感じられない

乾いた心の ゆらめきと 空気の揺れが

 ....
この道を歩いて行く事 恐れないで

知ることを恐れないで

伝えることを恐れないで

聞くことを恐れないで

立ち止まることを恐れないで

一人になることを恐れないで

自分の ....
枝葉を揺らす風音が 湿り気を帯びて

雨粒が砕かれ 窓の音色を作りだす

こんな夜は 感傷に浸りたい

暗闇を見つめるまなざしが

360度 見通せるような錯覚と

見えていること ....
駅への近道

公園を横切ると 目に留まる

散歩道の脇にベンチがある

憩いの場であり ホッ とする空間がある

勤務中の サラリーマンが ホッ・・・

犬に連れられた 散歩中の人 ....
夢中で追いかける姿が かわいくて

手を振って スピードを上げてしまう

いつのまにか 意地悪をしている 自分がいる

初恋の相手に 意地悪をした記憶がよみがえる

意地悪でしか 愛情 ....
僕の手で 頬杖をする君の頬

そのぬくもりが いとおしく

僕の目を 少し横から眺めてる

そのまなじりが いとおしく

僕の鼻 君のにおいを嗅ぎわける

その芳香が いとおしく
 ....
どうしたいんだ

雲になりたい

何をしたいんだ

告白したい

楽になりたいんだ

言葉を吐き出して 自分だけ楽になりたい

答えがでないんだ

三次元から飛び出して
 ....
裏切られたと思う人

裏切ったと思われている人

裏切られる

自己嫌悪と 答えの出ない ナゼの疑問

裏切る人に 自覚症状がない

かみ合わない 感情のもつれ

通り過ぎてい ....
風が吹く

風が通る

風が鳴る

風を呼ぶ

夏の日に 風を感じる

待ち遠しい あなたの言葉と 風の音

風に乗り

風に跨り 

いつまでも 風の言葉を 待ちつづ ....
緑の大地を二つに割る

空へと続く一本の道

芽生えた命が 時を知らせる

大地の空に雲の山々

恵みの雨を 雷と供に地に落とす

緑が深緑となり 時を知らせる

夕陽のオレン ....
始める事が大切

初めてみなければ 何もわからない

愛してみる事が大切

愛してみなければ わからない

愛されることもない
ランドセルを背中にかかえた小学生

道路の端で泣いている

「どうしたの?」

(大好きなアニメの消しゴム

 側溝に落とした)

消しゴム1つに我を忘れて泣きじゃくる

今一 ....
パソコンが壊れた

現代詩投稿中に 画面が真っ暗

そのまま ダウン

電源ボタンを 何度押しても

以前から 不調だったのだ

何も言えない パソコン

ネコも イヌも 何も ....
普通列車

快速でもなく 特急でもない

各駅に何事もなく 線路を走る

普通に生きる

自然に 当たり前に過ぎて行く時間の経過が
何とありがたいことだろう

普通に生きている感 ....
ピッ  ピッ  ピーーーーーー

耳障りな 目覚まし音から一日が始まる

人の数だけは 多いが

空虚な空間の電車に飛び乗り

見慣れた門をくぐる

走ってきた 突っ走ってきた
 ....
佐白光(348)
タイトル カテゴリ Point 日付
栞(しおり)自由詩1*15/7/18 0:43
シャボン玉自由詩0*15/7/11 2:52
袖机自由詩1*15/7/3 13:54
買い物かご自由詩4*15/6/24 12:50
お風呂上りに自由詩0*15/6/20 23:56
やさしさは自由詩0*15/6/16 12:40
めんどくさい自由詩015/6/6 9:26
月灯かり自由詩1*15/6/3 12:46
鎌倉自由詩015/5/23 7:50
母の日に自由詩4*15/5/14 12:44
恋の時限爆弾自由詩015/5/8 12:41
さまよう恋心自由詩3*15/4/25 8:08
横に座りたい自由詩1*15/4/16 23:43
向き合って自由詩1*15/4/14 0:05
レモン自由詩2*15/4/3 12:47
ノック自由詩1*15/3/28 0:01
恐れないで自由詩2*15/3/20 0:00
360°自由詩0*15/3/17 0:31
ベンチ自由詩2*15/3/6 23:51
猫じゃらし自由詩4*15/2/28 7:46
頬杖自由詩4*15/2/25 1:00
孤島で孤独に独り言自由詩1*15/2/15 0:07
裏切りの交差点自由詩2*15/2/8 1:34
風の言葉自由詩3*15/2/3 0:16
北の大地自由詩1*15/1/24 2:33
始める自由詩0*15/1/19 12:46
価値感自由詩0*15/1/10 8:03
パソコンが壊れた自由詩1*15/1/7 23:50
普通自由詩1*14/12/20 9:05
フルスロットル自由詩0*14/12/13 20:13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 
0.12sec.