丸い顔

 優しそうで

 素直そうで

 安心できる笑顔

 丸いボール

 たのしい遊び相手

 こちらの意思を伝えると

 素直に答えてくれる

 ラグビー ....
 居心地のいい場所を探して歩く

 散歩気分で出かけるが

 行き着くところは決まっている

 通りから外れた雑居ビルの2階

 表の看板も控えめに路地を眺めている

 階段を ....
 思い出して

 あんなにステキな笑顔

 どこに捨ててきた

 拾ってくるから教えてくれないか

 捨てさてたのは誰教えてくれないか

 消しゴム転がしたら

 僕が躓い ....
 赤いリンゴよりも

 サクサクしていると感じるから

 解ってもらえない

 丸い顔が好きで

 なんでも許してくれそうで

 解ってくれない

 そんな風に思いたいだけ ....
 ・・・・・なむ・・・きょう・・

 静かに落ち着いて聞いていると

 ところどころにしか聞き取れる言葉はないけれど

 手お合わせかみしめていると

 水のように心に体に

 ....
 探してみました

 本当に必要なもの

 生きていく上では食べ物

 次のものが浮かびません

 考えていると

 悲しくなり

 寂しくなり

 探してみました 自 ....
 手からスベッて落としたお皿

 思わず両手で耳を塞ぐ

 割れてしまう筈のお皿が割れない

 あなたとの関係が割れないのは

 気を遣っているから

 落とさない様にしているから ....
 迫りくる足音に追いつかれないように

 前だけを見て歩き続ける

 氷の中に閉じ込められた想い

 溶け出すのをいつまで待てばいい

 隕石が宇宙のかなたから飛んで来ないかな
 ....
 オレンジからブルーへ

 季節が移る気配を感じる

 春の芽生え春節の 緑

 真夏の 赤

 葉を落とし果実を育む 橙

 繰り返す為のリセット 白

 あなたへの想い ....
 
 出会いはどこからやってくる

 そびえる山のむこうから

 やさしい流れ 川岸の散歩から

 自分を隠して通信交換から

 きっかけはどうでもいい

 自分の知らなかったこ ....
 土曜日の夜

 テレビ番組を目で追っていると

 都心の映画館で見た懐かしい題字に目が留まる

 水割りを用意する

 ダブルで いやトリプルだな この映画見るには

 第二 ....
 明るい声で

 おはようの言葉を浴びると

 太陽の光よりも温かく感じるよ

 それは君からだけじゃないんだ

 目を向けてくれた人

 誰からでもそうなんだ

 でもね ....
 ズボンは右足からでないと気持ち悪い

 靴下は左から

 靴は右足から

 手袋は右手から

 マウスは右手

 カーソル移動タッチは左

 右か左に統一は出来ない

 ....
 掃除機をかけていたら

 蜘蛛が突然現れる

 一瞬吸い取ってしまおうかと思うが

 愛嬌のある動きに手が止まる

 午前の蜘蛛は縁起よいなどと聞いたことがあるし

 忘れか ....
 気温がさがったと感じる時

 空気が入れ替わったと思う

 温かくなった時

 ぬるいと感じる時

 入れ替わったとは感じないのに

 体が負担をかんじている

 心にも ....
 今の信号右だった

 直進の先には今まで通ったことの無い景色

 いいように考えよう

 目覚まし時計鳴らなかった

 遅れて乗った電車には今まで乗り合わせなかった人達

  ....
 校門からのびる桜並木

 卒業の日

 思わず呼び止められる

 走り寄るその人は

 輝いていました

 眩しすぎて

 走り去ろうかと足を踏み出した時

 差し出 ....
 愛されるよりも愛したい
 
 思い込む 自己満足 安心したい

 許されるよりも許したい

 受容する 自己防衛 問題未解決

 知らされるよりも感じたい

 驚き 自己破壊 ....
 表と言われるものが存在していれば

 裏がある

 表を盾として

 楽々とのびのび存在している

 裏を突く
 
 裏を読む

 表からの攻撃も楽々とやり過ごし

 ....
 みょうな味がたまらない

 薬味としてはネギよりも好き

 香りは最高の感情

 みょうな味が忘れられない

 みょうな人

 仕草がたまらない

 最高の薬味
 無造作に置かれている靴

 気に留めることもない

 朝の出勤の時

 靴ベラを用意

 行ってきます

 繰り返される日々

 奥さんが友人と温泉旅行

 次の朝私 ....
 駅の片隅にポツンと存在して

 急ぎ足で通り抜ける人並みをながめる

 ボックスでは最高の空間を提供してくれます

 想像もつかない雑多な感情の言葉を

 際限なく引き受けてくれ ....
 言いたいこと言おう

 思ってること口に出そう

 行きたい所に行こう

 投げだしたい事投げ出そう

 ポケット閉じよう

 カバン捨てよう 詰め込まないように

 詰 ....
 その少女は額の中で輝いていた

 大きく丸い目

 スクリーンのような瞳で見つめる

 何か発しようとする口が表情に溶け込む

 青いターバンがよく似合う

 でもその少女は ....
 ちょっかい出すわよ

 あなたが気づいてくれるまで

 お尻ツンツン

 脇腹ツンツン

 背中に猫パンチ

 やること成すこと小学生から成長してない

 でもね恋心に
 ....
 アスファルトに落ちる雨音を

 消し去る足音が聞こえれば

 傘を持つ私の手にあなたの手が重なる

 小さな傘を分け合う二人は

 時間も分け合い

 同じ道を歩いているはず ....
 君の顔

 横から見るのが好きなんだ

 正面からだと受け止めきれない

 君の眼差し熱視線

 素知らぬ顔で目を合わせるも

 応えられない今の僕

 どうして僕なんだ ....
 ハンドルを握りながらでも

 想いはあちらこちらに飛び回る

 チョット遅れてる

 心の中で交錯する時間交差点

 信号機が緑から黄色に変わった時

 思わずアクセルを踏ん ....
 欲張りな思考回路の果てに

 スタート位置にすら立てず

 一人無限ループの輪を廻る

 1から10まで

 最初から最後まで

 全ての事を知ろうなんて

 改造人間に ....
 元気ないね どうかした

 顔色悪いよ

 ちょっと休憩しない

 着信鳴ってたよ

 気にかけてもらってありがたい

 でも 嬉しくない

 喜べない 

 この気 ....
佐白光(348)
タイトル カテゴリ Point 日付
丸い物自由詩021/3/22 0:48
居心地のいい場所自由詩021/2/20 2:19
笑い方を忘れた君へ自由詩021/2/15 1:25
白いリンゴが好きで自由詩021/2/13 1:48
お経の響き自由詩3*21/1/30 9:48
探してみました自由詩1*21/1/24 22:15
プラスチックの食器自由詩2*20/12/27 0:53
氷河の谷自由詩020/12/19 17:33
色で感じる自由詩2*20/12/5 12:27
ま た ね自由詩2*20/11/25 0:12
深夜の映画で自由詩2*20/11/15 2:51
最上の日めぐり自由詩3*20/11/10 10:03
ルーティン自由詩020/10/27 22:04
蜘蛛におはよう自由詩1*20/10/17 11:17
入れ替わる空気自由詩1*20/10/8 10:12
いいように考えよう自由詩2*20/9/27 1:31
ハンカチ自由詩020/9/24 0:27
こぼれ落ちたもの自由詩020/9/3 2:14
表裏自由詩1*20/8/15 1:15
みょうが自由詩2*20/8/6 1:47
玄関の靴自由詩2*20/8/1 1:56
公衆電話自由詩5*20/7/11 2:10
覆面自由詩1*20/7/4 2:20
青いターバンの少女自由詩1*20/6/28 1:05
チョッカイ自由詩1*20/6/23 9:58
雨粒自由詩2*20/6/13 2:13
横顔自由詩1*20/6/9 0:19
アクセルよりもブレーキを自由詩1*20/6/6 7:30
最初から最後まで自由詩1*20/5/14 0:16
ほっといて自由詩0*20/5/4 2:06

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