御弾きのぶつかりあうたび秋の虹


水澄みてメトロノームの影ゆれて


手でにぎりつぶすむらさき式部の実
{ルビ死蟬=しにぜみ}の声無き軽さ手に感ず

空といふ海のありけり{ルビ鰯雲=いわしぐも}

{ルビ蜩=ひぐらし}もゲスト{ルビ今宵=こよひ}の虫楽団 🎻🦗

餌ねだり月夜に{ルビ冱=さ} ....
みどりごの瞳の奥のほしづくよ


月さやか時計を捨てて丘で待つ


エプロンは空色でした秋の朝


小鳥来るメトロノームのその隣


港町夕焼け市場のレモン売り


十六 ....
シャム猫は月の光から生まれて


過去猫の生まれた夏の波の音


海風にクロスをかけてソーダ水


花野来て海を探して見つからず
月静か骨はどこだろ父さんの


今ここです父さん見てて十三夜
そらをとぶ骸骨か、煙かわからない


死んだあとを焼き場でみた


昼なのに、傷のある音を出す


濡れた髪を切りたい


たち止まり雲を見る、ひとは歩いている

 ....
 俳句とは、人間だよ。

       ──古沢太穂






夏逝くやカブト虫手に{ルビ掲=かか}ぐる{ルビ児=こ} 🐞

{ルビ蜩=ひぐらし}が鳴くよ{ルビ現=うつつ}と夢 ....
小鳥来て猫が爪研ぐわが窓辺


「がんばれ」とかなかなから手紙が届く
夏深しコーヒー缶の銀光る


哲学書にコーヒーの染み夏の果


コーヒーのカップを探した夏終わる
自由律?
イエ〜スッ!
むろん山頭火さんの句に惹かれて。
ただの、マネ?
NOよ。
心からの、オマージュ!
その、第二弾ッ!



ウシガエルめの鳴き声やまない夜

 ....
自由律?
むろん山頭火さんの句に惹かれて。
ただの、マネ?
NOよ。心からの、オマージュ!



あの猿求めて風の中あるく

撫でたひたいが狭い猫か

まちが紫陽花ばかり自転 ....
陽の沈む海の子どもの夏休み


真夜中のシンクを游ぐ夏の水


洗濯機を開けて真白き秋のシャツ
八月の不思議の果ての白い靴


昨日より少しふんわり星の秋


初嵐キッチンクロスが飛んで行く
立てかけたギターが倒れかける夏
しずかな映画のしずけさを引き摺る
いつしか終わっていた曲と雨ふる
きつい煙草をあげた夏の畔
死にぞこないの春だ
ちぎれた雲がふいとさみしい
こんな小さな破片 ....
 すべての美しいものの陰には、
   何らかの痛みがある。

        ──ボブ・ディラン




紫陽花を見る目{ルビ紫紺=しこん}に溺れたり

登りきり涼風の先{ルビ花手 ....
心臓と心があって額紫陽花  俺は自分らしいものを出そうと
   努めているよ。

         ──レイン・ステイリー






青芝を踏めば飛び立ち隠れ鳥

耳すまし{ルビ一期一会=いちごいちゑ ....
 油断すると大人になっちまう

         ── Grapevine



ところどころ{ルビ昨日=きのふ}の色の{ルビ四葩=よひら}かな

梅雨晴れや鳥迎へ空映す川

梅雨 ....
 
尼寺のあじさい笑ふほとけさま
 
膝に雨の破片をもらう
廃工場に夜の闇がきしむ
朝陽に朝帰りのおかしさ
さっさとお祈り終わらせて人ごみをぬける
朝の待合室で笑えない話きいてる
奴隷あつかいうけていると同僚が笑う夕暮
酔った ....
冴え渡る赤信号のしずけさ
誰もいない青さの中にたたずむ
くやしさ敷きつめて眠れぬ夜となる
さびしんぼうの月あかりがそよいでいる
子供じみた言い訳で日が暮れてくる
たばこ眠れぬ夜を灰にするひと ....
紙巻いた磁石砂鉄の山アラシ 紙はさみ磁石砂鉄の山アラシ マスクした磁石砂鉄の山アラシ 古傷や矢尻行火を貫きて 一◆憲法が五月の季語と歳時記にあり

二◆初蝶に問う風流よそれで良いのか

三◆マロニエの花っていうけど割と普通

四◆ツバメもなァどうでもいいと思い居り

五◆どうしてかくっ付いてく ....
 どんな靴を履いてても
  歩けば僕の足跡

        ── the pillows





行く春や静かに閉まる季節の{ルビ扉=と}

春の夢{ルビ栞=しをり}はさ ....
百均で友達なんて売ってない

暗殺をされたりしない俺なんか

血が吹いたカッターナイフよく切れる

心臓が痛くなったら救心で

毒 薬 人は誰でも合わせ持つ

眩しくて太陽なんて目 ....
人と人その間隔に花が散る

止まらない電車の中で咳ひとつ

コンビニのトイレ怖くて外でした

使い捨てマスクを洗い気休めに

ウイルスと共存なんて人が減る

段々に近づいて来る見え ....
舞ふ桜たゞ散る為に風ほどく

あまた捨てひとつを得たる{ルビ初音=はつね}かな

児も去りて桜散るのみ公園に

{ルビ万愚節=ばんぐせつ}コロナで逝きし志村けん 

春逝きし志村の次は ....
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
みむらさきもっぷ1*20/8/26 22:56
純連歌 feat.長渕剛森田拓也9*20/8/25 18:47
風の鹿もっぷ420/8/24 19:50
里歌(さとか)120/8/22 21:56
月静か120/8/21 6:34
そらとぶ骸骨秋葉竹320/8/18 2:51
ジミー平゜次 ~天国での怪談森田拓也7+*20/8/16 19:02
がんばれもっぷ120/8/13 16:26
(藍と銀)220/8/11 8:01
お酒に溺れても、山頭火になれないのか?秋葉竹320/8/10 9:16
なにを犠牲にすれば、山頭火になれるのか?420/8/10 9:15
夏終わるもっぷ120/8/9 8:38
八月の不思議320/8/8 1:52
罪状(自由律俳句)直治220/7/31 21:53
孤独の発明森田拓也12*20/7/31 6:07
_もっぷ220/7/28 14:44
てんとう虫の夢森田拓也12*20/7/20 7:23
マサイ受難曲 〜その華麗なる原住民の世界11*20/7/9 21:16
あじさい足立らどみ220/7/8 23:18
一夜直治2*20/7/4 12:27
インソムニア220/5/31 15:03
COCOで一句足立らどみ1*20/5/15 20:51
ココで一句1*20/5/15 7:07
ここで一句1*20/5/15 3:02
一句120/5/10 10:07
猫蜘蛛とその他の五月アニュリタ1*20/5/5 14:20
いつか終わる時まで森田拓也13*20/5/5 9:50
俳句十味こたきひろし120/4/19 6:54
感染120/4/12 8:10
ビバノンノン feat.志村けん森田拓也10*20/4/6 5:50

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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