月がまんまるなわけでも
星がかがやくわけでも
ましてや雪がふるわけでもないのに

空を見上げては
にやけてみたりなんてしてみまして


なんだか曇ってきたり
なんだか風がつめたくなっ ....
ウサギだってホントの世界知らないから
とりあえず泣き虫のフリ

そんなこんなで 水のなか
睡蓮の葉が蒼く見えたのは 月の色だけど

空色ドロップ
無限の色 唇に放り込んで

空色ドロ ....
蛍光と極彩が喧嘩をしていまして
それを見ていたパステルがコワいコワいと泣いたそうです


それは昨日のことですから
今はみんな仲良く
パステルを囲んで


いやぁ したたかな子です ....
つまりは
画面いっぱいに広がった活字を読むことができない
というのは文字に対する冒涜である
と せんせいは
鉛筆と紙を手にし声高に叫ぶ

そこで
無機質な文字には興味がわかない
とい ....
もしかして 僕には彼女がいたりして
もしかして 車でデートなんかしちゃったりして
もしかして その彼女がめちゃくちゃかわいかったりして
もしかして 彼女がちょっと露出度の高い服を着たりしていて
 ....
三日月の夜に まあるいサカナ
ネコは片足立ちで笑い
ウサギは耳が折れたと泣いた
池に落ちたのは きっとコトリ

三日月の光は足りなくて
映し出すべきものは なんにも映らない

だから
 ....
海水魚を淡水の中にいれたら死んでしまって

この水槽の中はからっぽ

何にもいないちっちゃな海で
水草だけがぼんやり揺れて

エアーポンプが送り出す空気が
空しく水中を漂った

も ....
ビールのね 泡だけを飲めばいいんだよ

泡だけならお酒じゃないんだよ


子どもという妙な枠組みの中にいる僕たちの
小さな小さな世界の中で
小さな小さなグループの
リーダーであるけんち ....
窓から光が差し込んで、仕方がないから目を開けた。
どちらかっていうと布団に潜り込んでしまいたかったのだけれど、なんだか今日の太陽は気合が入りすぎているらしく、とてもじゃないけれど目なんかつぶっていら ....
私の片割れ 探してる
シンメトリーの誘惑
何もかもが私であって
何もかもが貴方であって
鏡を通して覗く Xの交差

ずっとずっと昔
貴方に出会う前の私は
一人で十分 私として存在してた ....
僕のこと 愛した君は もうここにいない
君のこと 愛する僕は まだここにいるのに



いつからか 僕の思いは一方通行
君に通行止めくらって
抜け道捜して 必至に迂回してる


 ....
この度は当社の製品をお買い上げまことにありがとうございます
つきましては、使用上の注意についてお知らせいたします

この製品は防水仕様となっておりますが
長時間に渡っての水中への放置等はおやめ ....
真面目ぶって受ける授業と
最低賃金のバイト

作り出した自分に囚われて
結局そこに生み出された
中途半端な疲労感

中途半端な疲れを癒すには
安い炭酸のチェリーコークと
見知らぬ男と ....
空に輝くのは無数の星
山の下にも無数の光

空の星が見えないこの街
この夜景が美しいと
誰かが讃えたらしい

確かにこの街は綺麗
空の星なんかより ずっとずっと

確かにこの光は綺 ....
柚木(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
空を見上げたりなんだり自由詩218/2/22 21:55
SoRaIRoどろっぷ自由詩209/10/29 19:59
いろいろ自由詩109/9/15 21:35
活字自由詩109/9/15 10:27
もしかしたら、もしかして。自由詩1*08/10/21 21:45
しらんぷり自由詩108/1/17 16:04
サカナ自由詩108/1/16 22:02
ビールの泡自由詩108/1/9 21:48
めがね散文(批評 ...007/12/13 21:37
シンメトリーを探せ自由詩207/10/30 0:45
ぐるぐる自由詩107/10/23 21:31
使用上の注意自由詩607/6/11 15:48
チェリーコーク自由詩407/6/11 0:55
夜景の街自由詩507/6/8 16:21

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