駅のホームで手を洗う洗う顔も
しがみつくという感覚は燃した
俺は幸福すぎる一人の ....
アクセルを
踏んで時計と
ルート見て
まぁ見てなって
こっからだろが ....
詩を書くときは
人間を
あまり書かないほうがいい
どうしても
書かなければな ....
何もないとき
幸せなとき
何にもないとき
楽なとき
津波の前触れ
考え方を変えろと
....
今日も今日とて自習室難民
テキストを開いている時間より
さまよっている時間のほうが長い
席 ....
言の葉の海という
楽しげに
きまじめな顔して
ありがたそうに
詩人たちが口にする
....
音楽の教科書の
バッハやベートーベンの顔にいたずら描きするのは定番
けれどもなぜか社会科の資料集 ....
本性をあらわすという
馬脚をあらわすという
さて骨まで馬かもしれないが
馬の脚はやっぱ見た ....
鬱陶しいものが
わたしを柔らかく包んで
膜を作っていく
ほんとうは嫌だけど
鬱陶しい膜を
....
私は走る
刑務所の中を
脱出する出口を知った
私は立ち止まらない
警備の眠る通路を
....
地方の映画館で、映画を見た。
素直な青春映画で、
批評家には馬鹿にされるだろうけれど、
わ ....
100606
60サンチの艦砲射撃で街の中は大混乱
命が大事 ....
あんたはさ
もう、何もしてやれないと言う
あんたから見たら
私はただの駄々っ子なの ....
{引用=まるでスワローテイル
君はいつも強がってばかりで
悲しいことを悲しいようには言わない ....
それだけ、(よ) ほしいも
のは生みだせるから スト
ロウを分別して頂戴。しゃ
かいの授業でな ....
森色の波がプールの上を泳いでいる
白っぽいひかりを辺りに散らしながら
沈澱した生命を揺らしている ....
電子レンジに入れないでください。発熱しても
心配ありません。DO NOT FOOD ....
雨が花の形を整えていく
わたしたちは共通の言葉で話し
共通の言葉で
触れるべき場所に ....
八月の市営プールが君のノスタルジア。
脚立みたいな正体不明の監視装置に鎮座する五十格好 ....
開け放たれた窓から光がさす
本当は好きじゃない
まだ布団の中で、まどろみの中で
眠っていたいと ....
呑み込まれる
視線が揺れる
瞼の輝き
跳躍する躍動
交わる螺旋
兎
虹
細やかなその他 ....
黒くて四角いその車
彼のと同じだれかの車
きのうの夜に連れてって。
青い空と、私も ....
投光器に照らされ
もう逃げ場が無いといったところで目が覚めた
自分の叫び声で目覚めるというのは精 ....
相殺しきれなかった存在があたしたちだと思った
相殺されずにのこってしまったのがあたしたちの存在
....
きみは気付いていない
だから
いつもまぶしい太陽から
目を伏せるように
俯き加減で
....
ナニかしたいと
思っていました
ドコかに行きたいと
願っていました
ナニか出来たら
....
重い雨が降っている
重い水が降っている
土くれになるはずの肉塊を
池に沈めれば
浮かんで ....
空っぽな日々なのにひどく疲れている。俺なんて「誰にも存在しない」のだろう。庭は日の光を浴びてガラスケ ....
半径1キロは 眉だけちょいと描き
でかけてしまう
基本 ファンデーションは
嫌いだから
....
幾つかと問われればただ指を折る
頃を過ぎてもただ指を折る
背伸びをし過ぎた私の深い爪から
こぼ ....
キミとの出会いは
まるで予測できなかった
でも
あたしは
宇宙の法則を知っている
七文 ....
*
ギターの弦をはらう (音が鳴る)
柄(ネック)をたたく( ....
ここが僕の新しい寝床だ
うず高い廃家電のベッド
人懐こい重油の匂い
腹の虫をアジる革命のような ....
新しくまた傷ついて
素晴らしいはずの明日を捨てる
今日の分だけ感受性は衰えて
折れたアンテ ....
紫陽花の花弁の数の命かな
あんなにたくさんの人がいたのに
今はほとんどいない
どこに行ったのだろう
死んだ訳 ....
1センチメンタルの感傷を
長さの単位に
置きかえていく
長さは日々伸びていき
....
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