サースティーん
udegeuneru

投光器に照らされ
もう逃げ場が無いといったところで目が覚めた
自分の叫び声で目覚めるというのは精神的にどういうことなんだろう
とりあえずあまり良くはなさそう


変な汗をかいているそれから
きゅっとあがった口角からよだれがだだもれている
さすがに喉が渇いている

浄水を5秒流してからコップに注ぎ始める
バーを上下に動かすタイプの蛇口?
下にすると水が止まるのは震災後の仕様らしい
それはきみに教えてもらった
半分ほど飲んで飲むのをやめた


きみは夢の中でよだれたらしてたね
すっごいきれいだった
もとに戻れないくらい壊れればよかったのに
でもほっとしています僕は今
きっと

なにかが

いかれちまってる


洗顔しても物足りなくてシャワーをあびている
水が肌を通り抜けていくさまを想像して
朝はとても乾いているから
風呂から上がったらコーヒーをいれよう





自由詩 サースティーん Copyright udegeuneru 2010-06-06 11:58:34
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