一本百円のだいこを買って きょうは煮だいこにする

頭からしっぽまで えいえいと皮をはいで

すりきり水 ひとつまみ塩 ひとつまみ砂糖 昆布

この時期のは 霜が噛んでいておいしい と ....
会ってご飯食べてチューしてそれから
恋人になりたいって
言われても
さらさら流れる感情をどこかでせき止めて
今日から恋人だなんてどこかおかしい
ちゃんちゃらおかしい
自然に恋人になれないの ....
                    114時 @ハト通信

ノートの
どのページをめくっても
もういいや
ってかいてあって
そのうえから
ぐりぐり ぐりぐり
ぬりつぶしてある
 ....
街の喧騒の中で

取り残された

迷子のように

俺は

立ちすくんでしまった

明日はどこへ行こう

明日はどこへ行ったらいいんだろう

ネオンに聞いたところで

答 ....
もともと何もないところへ
いれものを置いても
いれるものはないので
からっぽのまま
でもせめていれものを置こうと
必死に壁を破り
ドアをこじ開け
トンネルを掘る
そこになにかがあるのだ ....
たいないのすべての
あたたかさをもって
たましいは
わたしのからだに
どどまっている

だから
たましいは
あたたかいものに
びんかん

つめたくなった
たましいでさえ
 ....
大粒の涙が
ちんまりと正座して
嗚咽をこらえ
ぽろぽろぽろぽろ
反省している

それを見ていると
ついつい
ついつい
よかよ
もう、よかよ と
ぼろぼろになって
頭をなででしま ....
娘よ
すまない
おまえが初めて空気を吸った時も

おまえが冷えた
つま先抱えて
泣いていた時も

25年間
父さん
おまえにとって
死んでいたのだろう

混んだデパートで ....
「あ、さっちゃん」

と、わたしの飼い猫が喋った

「あ、れんげ」


「な、なんで喋れるの」

「ぼくは死ぬんだ」

「なんで」

「なんでって言われても」

「なんで ....
                    127時 @ハト通信

はんぶんにわって
かたほうを
わたし
となづけました
もうかたほうを
こまかくくだくと
おかねやじかんになりました
 ....
                    116時 @ハト通信

めそめそ
やぎがないています
またやってしまったんですか
めそめそ
おてがみなら
きっとまた
とどきますよ
めそめ ....
たまに、
一番聞きたい事が
一番聞けない事だったりする。

たまに、
一番したい事が
一番出来ない事だったりする。

たまに、
一番大切な事が、
一番足りない物だったりする。
 ....
あまんぢゃく
あの子に くっついて 離れない
あまんぢゃく あの子 と
あんなに仲良く 遊んでるのに・・・
{引用=
北風吹いて突然 真っ暗な空おりてきた 午後
つぶつぶは ひょうひょう ....
くちぶえがきこえた

まだうまくはしれない
こいぬのよこで


のんびりはしれ
ってうたってた



くちぶえがきこえた

やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
                    122時 @ハト通信

かわぎしにひざをついて
みずをのんでいると
なみまを
わたしのかおがながれてきた
あわててすくいとると
ゆびのあいだか ....
 
「描いた」が「猫いた」に見えてさ

にゃー
ラブホテルに行きたいわ

クリスマスにどうしたいかって訊かれたら あたし多分そう答える

37階建てのホテルの最上階の夜景もそれはそれで良いのだけれど 
君の瞳に乾杯するほど嘘なんかつい ....
僕は公園に座るけど 季節は流れていく
子供がはしゃいで ころんじゃう んで ないちゃう
へへって 思う

お風呂場のおもちゃが 何もしてないのに
そっと 波を立てていたのを思い出した
僕は ....
ふと
人間でいるということが
嫌になったとき
日向で眠る 猫になりたいと思った
空を奏でる 鳥になりたいと思った
海で踊る 魚になりたいと思った
野に遊ぶ 花になりたいと思った

けれ ....
無口な草原
冬も過ぎて
知らぬ間の
春も過ぎて
風の切っ先
夏を過ぎ
記憶の片翼に
秋を送り
空を仰ぎ
去りゆく年月に
心を奪わせ
失いつづけるきらめき
忘れ難き、遠き
いと ....
泣かない水色を見つけた日
出来る限り手元に集めた
最後に残るのは
この水色だろうと予感した

泣かない水色はひっそりと
過ぎた時間に潜んでいる
ことばを持たず
それゆえ消えずにそこにあ ....
おはようございます。
ほんじつは、あさから
シュレッダーをかけております。
きおくのだんぺんを
さらに こまかく こまかく
こまかくしたら やたら せんめいに なってきて
けっきょ ....
いたみは はんぷく
ことばとは うらはらな
ひていが ほしくて
「そうだよね」が ひどく いたい
「ああ、やっぱり」が ひどく しみる
おとうさんの背中から
木が育っています。

おとうさんの脇から
木が育っています。

おとうさんの胸から、頭から
すこしだけ
木が育っています。

『お父さん、何で木を育ててい ....
別に
怒っているわけじゃ
ないんですよ

いまは

ただ
あの鼻毛が赦せないんです

そりゃ
私にだって
鼻毛ぐらいありますよ

下から覗けば見えます
ふつうに

黒々 ....
夕暮れは果てしなく
寂しさの道程を教える


そして
時 人 色 音・・・


全ての条件に
いつでも僕らは
揺り動かされている
ことに気づく



それでも
 ....
水曜日の、朝
雨の、海
ここは、底。


数え切れない水曜日が
既に溢れはじめてしまって
数え切れない雨として
朝を打ち消している
あらゆる残り香が
あ、香りではなくな ....
詩なんて書いてないで
仕事なんてうわのそらやし
今すぐそっちへ

帰ってくるまでに
おそうじ
おりょうり
おせんたく
玄関先 裸エプロンで

おかえりなさい
ご主人様
ごはんに ....
昨日も眠れなかったよ

ちゃんと薬飲んでるのに

何でだ


俺の体に

薬が慣れ親しんでいるんだ


俺の体が

薬に乗っ取られる前に


お前の腕で

その腕 ....
あれから
どれくらいの時が過ぎたのかなんて
思い出せないけれど
わたしは夜の11時頃
仕事帰りにひとりで
国道4号線沿いの
びっくりドンキーで
ハンバーグディッシュを食べていて
つい
 ....
こむさんのおすすめリスト(233)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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☆179_マイゴ- 貴水 水 ...自由詩5*04-12-5
からっぽ- チアーヌ自由詩804-12-5
たましい- 玉兎自由詩604-12-1
正座する涙に- 草野大悟自由詩7*04-12-1
娘よ- 月山一天自由詩15*04-12-1
れんげ- ピッピ自由詩11*04-12-1
はんぶん- アンテ未詩・独白6*04-12-1
めそめそ- アンテ未詩・独白16*04-11-30
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くちぶえ- 松本 涼自由詩14*04-11-25
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いた- 半知半能自由詩304-11-24
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−詩−_no.3690- 小笹綾子自由詩3*04-11-24
泣かない水色- mayaco自由詩704-11-22
シュレッダー- 玉兎自由詩604-11-18
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おとうさんの木- 月山一天自由詩5*04-11-17
はなげなど- 蒼木りん未詩・独白7*04-11-17
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水曜日の底- A道化自由詩1104-11-16
月曜日の午後- 385自由詩4*04-11-15
☆174_クスリ- 貴水 水 ...自由詩6*04-11-15
悲しくなかったから- チアーヌ自由詩1904-11-13

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