すべてのおすすめ
比喩ではない 武器を用いて空想を人に押し付け 許された者


罰を受ける幸福をポロスに説いたソクラテス読む初等教育


くぐもった大音量の泣き声が置き去りにした 犬のおまわりさん
 ....
弁当に嫌なピーマン入ってて真希子の口へ運んであげる まんまるの月を見飽きてから眠る朝が来るまで見上げても良い おやすみのキスして君と眠る日がくるまで送るおやすみメール 出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘 本当の涙は右目から溢れ芝居の涙は左で光る 外出

生き生きと二人そろいて電車乗るあたりの人は薄着に夏はきぬ

しろくもにくろくもまじる空見上げつつ初夏の一日妻と遠出を

聖書に学ぶ人のためのボランティァー妻の手は日焼けてお ....
棘が眼に刺さり 蔓が身体を縛る 花柄の裂け目から蛾の群れ


舌打ちの余韻が汚す残り時間 泥つきの靴とビニール傘と


缶入りの言葉使いこなすために繰り出す喋り 少しの孤独


 ....
この雨が四十一度であったなら裸にシャボン蛙はうだる

いたるところにまち針をしるしておけば明日はそこから

淡い虹ふりむけばもう消え失せてことごとく逝く春も逝く

下敷きに静電気下書きに尖 ....
旅先に秘密を託す オフライン 海に流した小瓶と真珠


苛立ちを鎮める空想砂時計 記憶の棚に並ぶコレクション


「恋文の推敲は眠りのあとに」 掟に背いた罰は苦くて


「植 ....
メール待ち疲れたスマホ電池切れ時計にさえもならなくなった ハイヒールひとつぶんだけ空高くわたしは結句さがしています

かたぐるまされてみたいなかたぐるまかるいっていいなよすぎるな

昨晩の雨はもうすでに誰かの雨でございます

ピアニカを初めて開け ....
別々に見上げた枝垂れ桜からあの日の記憶蘇る夜 空の青桜のピンク唇の紫色を隠す{ルビ紅=くれない} 空想のまどろみ壊し 会いに行く 友のいまの言葉を知りたくて


気後れを包む 途切れのない言葉 壊さないまま このままいたい


問わず語りをしない守りをなぜここで 届かないままのいく ....
サーカスの綱渡りから落ちた夢僕の知らない君がいた朝 冷静を保てる距離で精一杯君の寝顔を見つめてる夢 両腕を広げて君は雨を待つ買ったばかりのレインコートで 黒鍵を叩くと赤い雨が降る涙が出ないピアノも独り 君を呼ぶ声を遮る雨音がAm(エーマイナー)からE(イー)に変わった ため息で曇るガラスの向こう側あなたの傘を持って待つ人 雨の止むその一瞬でも唇を重ねた夜のメロディよ鳴れ 恋愛の駆け引きで打ち続けてた悪手全てをナシにした雨 パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描いた ふわふわのベットに君が沈む夜は3つ頬張るボンボンショコラ 「鬼太郎じゃなくて鬼一郎だよ」と水木しげるに取り憑いている

 ※鬼一郎(おにいちろう)
産む人とおろす人いる病院の男子トイレは二階奥だけ 猫のヒゲふるわせてとおるやんちゃな風の春

春の音木の芽の薫り日向に干したせんべい蒲団

いいことがあったのよと三度目の電話僕にはないけど

分解された春をまた組み上げるそんな季節のちから ....
 
 わが前に雄蝶雌蝶が舞い出でてしきりに舞いてまいてまうなり

 数多なるネクタイの中一つだけ欲しいのがあり、見るだけにしておく
もう誰も飼ってないのに猫は自分の首輪をはずせない

猫がいる 怒りもせずに泣きもせず人のいない村で猫が生きている
芦沢 恵さんの短歌おすすめリスト(333)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手遅れと言われても- 深水遊脚短歌2*14-7-5
弁当に嫌なピーマン入ってて真希子の口へ運んであげる- 北大路京 ...短歌414-6-29
まんまるの月を見飽きてから眠る朝が来るまで見上げても良い- 北大路京 ...短歌114-6-29
おやすみのキスして君と眠る日がくるまで送るおやすみメール- 北大路京 ...短歌614-6-24
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘- 北大路京 ...短歌814-6-20
本当の涙は右目から溢れ芝居の涙は左で光る- 北大路京 ...短歌514-6-17
_外出- 生田 稔短歌114-6-10
17番鉄塔から- 深水遊脚短歌2*14-6-7
パーソナルレイン- そらの珊 ...短歌9*14-5-26
秘める- 深水遊脚短歌3*14-5-25
メール待ち疲れたスマホ電池切れ時計にさえもならなくなった- 北大路京 ...短歌314-5-22
雨の消息- そらの珊 ...短歌8*14-5-21
別々に見上げた枝垂れ桜からあの日の記憶蘇る夜- 北大路京 ...短歌214-4-9
空の青桜のピンク唇の紫色を隠す紅(くれない)- 北大路京 ...短歌214-4-9
再会- 深水遊脚短歌3*14-4-7
サーカスの綱渡りから落ちた夢僕の知らない君がいた朝- 北大路京 ...短歌314-4-5
冷静を保てる距離で精一杯君の寝顔を見つめてる夢- 北大路京 ...短歌414-4-3
両腕を広げて君は雨を待つ買ったばかりのレインコートで- 北大路京 ...短歌514-3-31
黒鍵を叩くと赤い雨が降る涙が出ないピアノも独り- 北大路京 ...短歌214-3-30
君を呼ぶ声を遮る雨音がAm(エーマイナー)からE(イー)に変 ...- 北大路京 ...短歌414-3-30
ため息で曇るガラスの向こう側あなたの傘を持って待つ人- 北大路京 ...短歌414-3-29
雨の止むその一瞬でも唇を重ねた夜のメロディよ鳴れ- 北大路京 ...短歌414-3-27
恋愛の駆け引きで打ち続けてた悪手全てをナシにした雨- 北大路京 ...短歌514-3-26
パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描 ...- 北大路京 ...短歌414-3-26
ふわふわのベットに君が沈む夜は3つ頬張るボンボンショコラ- 北大路京 ...短歌414-3-21
「鬼太郎じゃなくて鬼一郎だよ」と水木しげるに取り憑いている- 北大路京 ...短歌114-3-15
産む人とおろす人いる病院の男子トイレは二階奥だけ- 北大路京 ...短歌314-3-15
猫のひげと春- 梅昆布茶短歌1014-3-15
春の日- 生田 稔短歌214-3-14
猫が生きている- そらの珊 ...短歌11*14-3-11

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