すべてのおすすめ
つじつまを誰かが合わせてくれるのだろう、この人生の終わりに

とりあえずしつけ糸で縫い付けるそこが予定であるかのように

始業式の朝ともなれば小学生が憂鬱のつじつまを合わせて行く

一時間 ....
夏雲がつくる横顔誰かしら似ているようでもありますね

客はみなミステリーだと気づかずに四十五円の特売卵売られ

病院の長椅子にて縁もゆかりもない人のあくびをもらう

咲かぬまま枯れてしまっ ....
潮騒を聞いてあなたを見ていたのあなたはずっと海を見ていた 女王のおうちの前をかつての奴隷達が疾走していく 日本人
  比べてばかり
    顔色を
  アメリカ人は
    個性の文化
{画像=120618103300.jpg}

断面を滴り落ちる雨粒はあの日に還れぬ哀しみの匂い

断崖を打つ荒波にとびこんだペンギンたちまさに今とびこんだ

鳥。飛ぶことだけを目的に骨の密 ....
のみかけのコーヒーにまた水足して待つ午後の日差し

16分音符じゃ足りないと時間まで切り刻むピアノ白い指

白鍵と黒鍵は隣り合わせの不幸だねって笑うきみ

ドアをあけてから遠い時間をあ ....
まだ恋の列車に乗ってすらいない改札口をくぐったところ トリセツをただの一度も読まずとも正しい呼吸の仕方はわかる

もともとはペアであった靴下も気づくと穴が片方だけに

色褪せたペエジをめくる緑風が塗り替え時期と付箋をつけた

強風でバタンッと ....
磨かれた空に足跡つけていくいたずら小僧のような雲たち

なんにでもなれる人がやわらかく五月の樹々の若葉となって

この指をアンテナとして建てました心のスイッチ押して下さい

まなこから鱗は ....
七人のこびとは元は八人で現在一人行方不明で

豆の木が大空高く伸びたけどただ伸びただけ雲乗れねぇし

あなただけ映していたいいつまでも私は鏡あなたの鏡

白鳥になったとはいえ醜さは変わ ....
ゆるゆると解凍されて泳ぎ出す初夏のひざしに冷凍金魚

てのひらに埋め込まれた鉛筆の種 いつまで待っても芽が出ませんが

捨てました古い日記も捨てましたあとかたもなくみじん切りして

虎猫と ....
{画像=120424111111.jpg }

【帰還】

 声帯を飛び出していくコトバ達コマクを抜けてワタシに戻る

【流行り病】

 時節柄恋には注意下さいね 四月の空に青いエアー ....
刹那花ひらり乱れる春の風 脳裏かすめる君の幻影 

週末は桜吹雪になるのかな君の簪姿を見たい

桜散る頃に逝ければ葬式に付き合う子らも寒くなかろう  

満開の桜の下に捨てられる悪い ....
【確信犯】
 
 ちょっとづつちょっとづつ間違っていく伝言ゲームのように、今日も


【からかい】
 
 本気かと問えばするっと逃げていき 遠くの空で春雷が鳴る


【三面記事】
 ....
想い出の酸っぱい海に放り込み
          ピクルスの{ルビ浮標=ブイ}、カモメが休む

野菜はなんにも言わないけれど
          野菜の気持ちはよくわかるぅ野菜の唄。

春 ....
チューリップに親指姫が眠ってる起こさないでね春はいじわる

さくらさくらいつか鬼になる日まで散りしきる花に打たれていよう

悲しみはヒヤシンスの深い青君との別れを涙に染める

うっすらと白 ....
コンパス: 全ての円は固有の中心を持つからちょっとこまるのだなあ

分度器: クリスマスケーキもピザみたいに切れてるとうちは揉めない

クリップ: 今流行りのメッセージクリップ 絵文字は ....
入れ子だよ君は僕のマトリョーシカ
    金環蝕キーンカーンキーン

みかづきがぼんやりうすい場所がある
        爪工場で働くこびと
とりあえずキリトリセンを入れてみる
         別れ話のリハーサルとして


雨が降る 地中に埋まるすべてもの
         かばね弔う雨が降る


帰り道忘れず戻ってくれば ....
冬の日射しが 淡く部屋に溶け 影との対比に 霞む金魚鉢



寒い部屋 季節外れの 金魚鉢 私と同じ 空っぽのまま



雪うさぎ そっと沈めて 輝いて 溶けないでと 守る金魚鉢

 ....
買えません愛がどこかで売ってても お金が無いし働けないし

拾っては捨てる神しかいないのか次は死ぬまで愛されてたい

本なんて読んでる場合ちゃうかった正面の席美女座ってる

右腕にマリコ命 ....
雪解けて清水は運ぶ春運ぶ
        うたを謳うよ早春の賦を


言の葉の森で遊ぶよ妖精は
        人見知りなりいたづらであり


薄青の空にひと刷け浅緋色
       ....
 透明の氷の中に泡ひとつ 
         がりりと噛んで恋を終わらす

 川に咲く半透明の氷花 
         いきつく海で碧い実となる

 大切なものを氷結してみます
     ....
広島へ続く国道混んでいる海辺の道は平和へ続く

僕が持つ遠い記憶に刻まれた愛という文字深く濃くなる

数えても数え切れない命ある枯れ葉混じりの帰り道急ぐ

冬景色白い大地を染める夕陽 ....
空よ あなたは何者ですか? 満ち足りた時は美しく 哀しい時には より美しい

なぜだろう 雨も涙も透明なのに青く塗ってみたくなるのは

何もかも捨てたくなって空に投げ 落ちてくるまで こ ....
ニャンコです しっぽで返事しちゃうんです 
          昼寝邪魔する 人間たちに

ワンコです いつも心は全開で
        遊んでくれるの待ってます!

亀太っス ほんまはご ....
朝になる昼が訪れ夜になる
       できれば朝日の刻に逝きたい

目をつぶり羊を数えながら死ぬ
       安らかであれその瞬間よ

思い出し笑いしている冬の午後
       や ....
年賀状
父に問われし
頌の読み
誇らしくはあれ
情けなくもあり
往来で拾い集めたこころねじコタツであたため疲れて眠る

枕辺で季節はずれの夏祭り足並み揃う下駄とサンダル

サクサクと雪を軋ませ盆踊り寝巻きのぼくは係り合わない

金魚すくい救われたのは外 ....
泡沫恋歌さんの短歌おすすめリスト(344)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つじつま- そらの珊 ...短歌712-9-4
今日が発泡している- そらの珊 ...短歌7*12-8-24
「海辺」_短歌de胸キュン- 北大路京 ...短歌12*12-8-23
ゴールはバッキンガム宮殿- そらの珊 ...短歌312-8-6
日本いぬ- ペポパン ...短歌3*12-6-23
レインシック_或いはシンメトリーな憂鬱- そらの珊 ...短歌9*12-6-18
待つ- 梅昆布茶短歌1312-5-27
「駅」_短歌de胸キュン- 北大路京 ...短歌14*12-5-14
夕焼け心中- そらの珊 ...短歌1212-5-9
離岸流- そらの珊 ...短歌712-5-4
童話短歌- 北大路京 ...短歌19*12-5-4
ウワバミの中の象- そらの珊 ...短歌9*12-4-29
メビウス- そらの珊 ...短歌6*12-4-24
桜散る2012- 北大路京 ...短歌13*12-4-23
春雷- そらの珊 ...短歌11*12-4-17
ベジタリアン- そらの珊 ...短歌712-4-15
Flowers_〜春〜- 未有花短歌13*12-4-2
ステイショナリー- 梅昆布茶短歌912-4-1
ほぼ等身大- そらの珊 ...短歌10*12-3-24
ペーパーハウス- そらの珊 ...短歌612-3-9
金魚鉢- ミツバチ短歌412-2-25
データがありません- 北大路京 ...短歌27*12-2-13
早春賦- そらの珊 ...短歌312-2-13
氷物語- そらの珊 ...短歌7*12-2-6
平和へ続く- 夏川ゆう短歌312-1-30
洗濯日和- そらの珊 ...短歌11*12-1-21
伝言- そらの珊 ...短歌4*12-1-19
アネモネを抱く- そらの珊 ...短歌4*12-1-12
年賀状- たにい短歌212-1-9
こころねじ- メチター ...短歌4*11-12-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12