すべてのおすすめ
リモコンを隠す妖怪ざまあみろ接着剤で固定してやる
愛してる愛してるって歌うほど僕の知らない君が詠む歌
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い
不機嫌なジャングルジムに傘さして水たまりにジャンプする夏
たしかです不確かなのはたしかです雨粒ほどにたしかなのです
雨粒をあつめて海をつくり ....
青空に洗濯物のはためいてハミングすればさわやかな風
さまざまに形を変えて雲は行く見ていて飽きない空の劇場
ヒグラシの遠い呼び声懐かしい記憶の森へ心は帰る
炎天下汗をぬぐえば向日葵も{ ....
暑いとはいわぬトマトの涼しげな頬に紅さす今朝の顔
中味は見えないスイカは呆けた顔をして叩いてもほら知らん顔
おいしいトウモロコシにコガネムシの幼虫半分っこする
見てみてこれは甘唐辛子そのとなりの ....
空き地にはヒメジョオンの花盛りラブアンドピースアンド猫
ヒメジョオンってその名のとおり、可愛らしいいでたちで
あるのですが、群生していると、なんだかガールズトーク
....
弁当のおかず多くて純ちゃんの弁当箱へ玉子焼き2個
おやすみのキスして君と眠る日がくるまで送るおやすみメール
会社まで歩く毎日心身と靴の踵がすり減っていく
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘
あの頃はただ遠くから見ていたの同窓会は隣に座る
球体の全方向へゆけること水無月の坂はゆるりと続き
七分袖着るか着ないかしてるうちドミノ倒しで夏の到来
夕刻のうすくかげゆく西向きで満ちていくのはクライミー ア リヴァー
指先の魔法でひとつ花が咲く太陽と君僕らの歌が
この雨が四十一度であったなら裸にシャボン蛙はうだる
いたるところにまち針をしるしておけば明日はそこから
淡い虹ふりむけばもう消え失せてことごとく逝く春も逝く
下敷きに静電気下書きに尖 ....
永遠にえいえんということですか{ルビ私=わたくし}の名の下につく子は
空をみる目を失っていたようですきみが燃えているあいだの{ルビ時間=とき}
寄せる波帰ってゆく波知っていますきみ ....
メール待ち疲れたスマホ電池切れ時計にさえもならなくなった
ハイヒールひとつぶんだけ空高くわたしは結句さがしています
かたぐるまされてみたいなかたぐるまかるいっていいなよすぎるな
昨晩の雨はもうすでに誰かの雨でございます
ピアニカを初めて開け ....
帰りたいふゆの陽向の命日へ本当はいま骨はどこなの
ちょっと待って。何をですか? パソコンです、ハードディスクが呼んでいますよ。
立ち返る里を持ってはいないから何を捨ててものこしても ....
春の野がどこまでも遠いこの{ルビ病室=へや}できのうさくらが終わったと知る
この年のさくらも終わりわが{ルビ病室=へや}はたとえようのなく北東を向く
春風が知らずにすぎる向きに建つ ....
別々に見上げた枝垂れ桜からあの日の記憶蘇る夜
空の青桜のピンク唇の紫色を隠す{ルビ紅=くれない}
桃色の鉛筆たては我々の幸せ日の夜の水槽
待望のデートを流す土砂降りはテルテル坊主のジェラシーのせい
両腕を広げて君は雨を待つ買ったばかりのレインコートで
オレンジとチョコの組み合わせは嫌い(布団を干して降る雨ぐらい)
ワッフルに君とふたりで挟まれて愛を失うことに怯える
冬の朝太平洋側砂浜で待ちぼうけ無しの天気の予報
ひとびとが一歩一歩と近くなり他人の消えて浜初日の出
聞きづらいおばあちゃんにはテレビ音わたしにはみかん譲る正月
さびしさにどちらかとい ....
傘潰したいかのようにふる雨に応じるように生きる日々あり
つい泣いてわけ訊くひとも無い暮らし言いたい気持ち抑えられない
そろばんもカエルの解剖実験も避けて通れた転校万歳
大規模な改修工 ....
「人間が一番怖い二番目はドーベルマン」と、がしゃどくろ談
泡沫恋歌さんの短歌おすすめリスト
(344)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
リモコンを隠す妖怪ざまあみろ接着剤で固定してやる
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北大路京 ...
短歌
4
14-9-18
愛してる愛してるって歌うほど僕の知らない君が詠む歌
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北大路京 ...
短歌
2
14-9-18
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い
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北大路京 ...
短歌
14
14-9-6
青の夏
-
石田とわ
短歌
11*
14-8-14
夕立を待つ
-
未有花
短歌
14*
14-8-4
夏野菜のひと
-
たま
短歌
14*
14-7-23
梅雨の晴れ間にミスターハロー
-
そらの珊 ...
短歌
10*
14-7-17
弁当のおかず多くて純ちゃんの弁当箱へ玉子焼き2個
-
北大路京 ...
短歌
3
14-6-30
おやすみのキスして君と眠る日がくるまで送るおやすみメール
-
北大路京 ...
短歌
6
14-6-24
会社まで歩く毎日心身と靴の踵がすり減っていく
-
北大路京 ...
短歌
2
14-6-23
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘
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北大路京 ...
短歌
8
14-6-20
あの頃はただ遠くから見ていたの同窓会は隣に座る
-
北大路京 ...
短歌
4
14-6-18
クライミー_ア_リヴァー
-
そらの珊 ...
短歌
8*
14-6-2
チューリップ
-
虹香
短歌
3
14-5-26
パーソナルレイン
-
そらの珊 ...
短歌
9*
14-5-26
「わたしと本と服たちは」2014.05.25_(一〇首)
-
もっぷ
短歌
5
14-5-25
メール待ち疲れたスマホ電池切れ時計にさえもならなくなった
-
北大路京 ...
短歌
3
14-5-22
雨の消息
-
そらの珊 ...
短歌
8*
14-5-21
「かおるのおと」2014.05.17_(一〇首)
-
もっぷ
短歌
3*
14-5-17
「かおるのおと」2014.04.19_(一五首)
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もっぷ
短歌
7*
14-4-19
別々に見上げた枝垂れ桜からあの日の記憶蘇る夜
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北大路京 ...
短歌
2
14-4-9
空の青桜のピンク唇の紫色を隠す紅(くれない)
-
北大路京 ...
短歌
2
14-4-9
桃色の鉛筆たては我々の幸せ日の夜の水槽
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北大路京 ...
短歌
3
14-4-9
待望のデートを流す土砂降りはテルテル坊主のジェラシーのせい
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北大路京 ...
短歌
5
14-4-1
両腕を広げて君は雨を待つ買ったばかりのレインコートで
-
北大路京 ...
短歌
5
14-3-31
オレンジとチョコの組み合わせは嫌い(布団を干して降る雨ぐらい ...
-
北大路京 ...
短歌
3
14-3-24
ワッフルに君とふたりで挟まれて愛を失うことに怯える
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北大路京 ...
短歌
4
14-3-24
冬模様(雑詠)2_(一〇首)
-
もっぷ
短歌
3
14-3-19
冬模様(雑詠)1_(一〇首)
-
もっぷ
短歌
5
14-3-19
「人間が一番怖い二番目はドーベルマン」と、がしゃどくろ談
-
北大路京 ...
短歌
2
14-3-18
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