倉敷に朝のひかりが落ち着いている

朝の黄昏れのようなひかり

異国の夏の朝のような静けさ

地道な人生を演出する婦人

混み合う10分前の道だった

朝から淋しくて僕も落ち着いていた
やぶ【×藪】
草木や竹が生い茂っている所。

へび【蛇】
《「へみ」の音変化》有鱗目ヘビ亜目の爬虫類の総称。

やぶ-へび【×藪蛇】
《「藪をつついて蛇を出す」から》よけいなことをして、 ....
コーヒーと砂糖

砂糖とアリ

アリとキリギリス

キリギリスと青草

青草とホルスタイン

ホルスタインと青空

青空と飛行機雲

飛行機雲と夕陽

夕陽と影
 ....
幸福とはこういうことを言うのだろう

幸福とは

幸福のようなものが

重ねられてゆくことを言うのだろう


叔父夫婦は熱心なキリスト者だった

はじめてのクリスマスの日

 ....
何か
を食う

たったった、と

たっ
たっっ

臆面もなしに
揺れる天秤
秤皿の上にあるのは
したたかな
計算

みっみみ
みみが
みぎ

外は氷点下
忘れられ ....
{引用=私たちの諸言語は存在するという動詞を中心として織りなされている。だが、私たちの諸言語は、いかなる王権よりも強く、また、廃位することもない存在の王権を単に反映しているだけではない。そうではなくて .... こどもたちよ

きみたちが考えている大人だって

実はそうなんだ

失ったことに目をそむけて仕事などしているんだよ

悲しくてさびしくて恥ずかしいお話だけど


こどもたちは地震には関心がないようだっ ....
最近文学極道に行って、中田満帆さんという人に出会いました。
その人のブログ見ました。
僕のハンドルネーム「反現代死」を挙げて、作家における記名性について書いてありました。
http://koto ....
僕が資材調達課で関根さんが天体望遠鏡を組み立ていた頃総務の峯岸さんが3びきの柴の仔犬をもらってきた

工場の片隅食堂の裏の朽ちかけた木造の社員寮のあたりでわんこは皆に可愛がられながらコロコロと遊ん ....
こどものゆめ幻なんかじゃない

サンタクロースは社会的想像の産物だ

小学生のころ私のサンタクロースは消えた


べつのメルヘンを育てていった

自分が罪びとであるかのような

 ....
 
笑みを絶やさずにいよう

しずむあなたの灯台となるために

ずっと絶やさずにいよう



 
落下の形態が腑に落ちず
目下動転のとある夜だ
路地裏のとうに枯れた朝顔の鉢の
蔓の為の竹が歯の癖の様に泣く夜だ


眠る前から目覚まし時計が気になるのは
眠る前 ....
  女よ
  ぼくが眼をとじると
  きみは枯れた稲妻のようだ
  だが
  手をふれるとそれが
  一匹の大きな白蛇だとわかる
  女よ
  きみを
  冬に横たえる
   ....
すけべな川魚は岩陰で寄り添い
すべて水泡に帰す愛の歌を歌う
ゆうべ降り続いた嵐で濁る川面
ゆらぐ光は泥にまみれ畳を編む



水のない街で雨を待つアスファルトの灰の色
灰のない街に沈む ....
詩は宿命と共に在る

もし、君に何の宿命も無ければ

君が日常の雑事と欲望に埋もれているならば

君から詩は生まれないということになる

日常の中で、人と違う痛みを感じなければ

 ....
一本の草となり風にゆれている
無数のいのちの気配
静かで心地よいざわめき

一本の草となり風にゆれていた
触覚をおもいっきりのばしてみる
しびれるような蜜蜂の羽音

暑く深く
生と死 ....
夜の海をゆらゆらと私は舟を漕いでいた
天球の子宮のような空間
おだやかな潮の香りがおびただしい生を封じ込めている
櫂の力を緩めると島が見える
オレンジ色のひかりを放ち島がゆらめいている
火の ....
ガムは
包んで
屑篭へ

煙草は
消して
灰皿へ

服は
畳んで
押入れへ


さて
この感傷
何処へやろ


飲み込んで
腹の中に?

揉み消して
道の端 ....
逆立ちしてみれば
総てが180度 別世界であります

たった一人 逆さまな様は
見ず知らずの者から見れば 滑稽であります

この視線で眺めれば
ぞんざいな気の流れが
清浄な気の流れに見 ....
月が隠れる

空には星が

集まっているように見えた

きょうからあしたにかけて

月が欠けて

満ちてゆく


何億年前から決まっていた

そんなことなんだすべては
 ....
将来は皮なめし職人か首切り人夫












それか旅人の三択で

 ....
それを目の前で見たとしたら



傾斜した繁華街のとりわけ地盤の緩んだ坂の下にビルディングの錯綜した影が幾重に折り重なる穴のような暗室でパーティーはそろそろお開きの準備という状態がもう幾年も続 ....
  別の女の
  別の乳房を吸う
  長い街道を歩いてくる
  晴れた日の草原のような
  パッヘルベルのカノン



  男は捻じ曲がった枝
  女は雀蜂の巣
  青空の ....
十二月某日
この地はまだ吐いた息が白くならない
気温はこの時期にしては穏やかである
相反して 福岡の繁華街は喧噪としている

次から次へと
多系統の行き先を掲げた市バスが滑り込み
 ....
 
 
牛が部屋にいる
一頭と一人とで
ずっと見詰め合ってる

やがて夕暮れ

嘘によく似た沈黙の中
牛の眉間に
世界は収束していく
 
 
 僕は友達がいない。この世界で僕の存在を知る者はごく一握りということだ。果たして、これまで出逢ったごく一握りの人間のうち、僕の存在を思い返してくれる人はどれくらいいるのだろう。
 いつもの如く部屋で ....
鉄路の車窓に

繁華街と映画館がゆき過ぎた

ふたりで一緒に

映画を見に行ったことがなかった

それでもふたりはよく映画の話をした

ヘブン、竜二、ぼくの大好きな映画は

ふ ....
ぼくだけが四の段おちた

せんせいが心配した

とぼとぼと家に帰った

まえのひ四の段カードをなくしてしまった

だからお家で練習できなかった

つぎの日は九々のテストがなかった
 ....
隠喩だな
(アハハ)

隠喩だな
(アハハ)

正直訳分からないけど

なんか意味ありげに

大丈夫さ
(アハハ)

大丈夫よ
(アハハ)

それらしく書いときゃ

 ....
目に見ているものが手にはあった。それは、何も私に与えることはないだろう。サイコロのように目を出しながら掌の上をひたすら回り続けるだけ。それは京都製の、きめ細かな木目に漆の塗り込まれたサイコロの形の ....
高濱さんのおすすめリスト(195)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝のひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3+11-12-27
どっこいしょ- 乾 加津 ...自由詩15*11-12-26
いちごとコーヒー- Seia自由詩411-12-26
クリスマスの思い出- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-12-26
何かを食う- within自由詩8*11-12-26
III_Autrement_qu'être_ou ...- イリヤ自由詩211-12-23
つなみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...611-12-23
作家における記名性、中田満帆さんのブログから^−^- 反現代死散文(批評 ...6+*11-12-22
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笑みを- 殿上 童自由詩30*11-12-20
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蟷螂の夢- ただのみ ...自由詩13*11-12-13
燃える島- 山人自由詩8*11-12-13
_- faik自由詩12+*11-12-13
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セレナーデ- 吉岡ペペ ...自由詩3+11-12-11
それか旅人- TAT自由詩4*11-12-6
暗室- timoleon自由詩6*11-12-6
別の女- 草野春心自由詩411-12-5
「ね」はあげたくない- subaru★自由詩14*11-12-5
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隠喩だな- 花形新次自由詩7*11-11-29
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