すべてのおすすめ
ガムは
包んで
屑篭へ

煙草は
消して
灰皿へ

服は
畳んで
押入れへ


さて
この感傷
何処へやろ


飲み込んで
腹の中に?

揉み消して
道の端 ....
逆立ちしてみれば
総てが180度 別世界であります

たった一人 逆さまな様は
見ず知らずの者から見れば 滑稽であります

この視線で眺めれば
ぞんざいな気の流れが
清浄な気の流れに見 ....
月が隠れる

空には星が

集まっているように見えた

きょうからあしたにかけて

月が欠けて

満ちてゆく


何億年前から決まっていた

そんなことなんだすべては
 ....
将来は皮なめし職人か首切り人夫












それか旅人の三択で

 ....
それを目の前で見たとしたら



傾斜した繁華街のとりわけ地盤の緩んだ坂の下にビルディングの錯綜した影が幾重に折り重なる穴のような暗室でパーティーはそろそろお開きの準備という状態がもう幾年も続 ....
  別の女の
  別の乳房を吸う
  長い街道を歩いてくる
  晴れた日の草原のような
  パッヘルベルのカノン



  男は捻じ曲がった枝
  女は雀蜂の巣
  青空の ....
十二月某日
この地はまだ吐いた息が白くならない
気温はこの時期にしては穏やかである
相反して 福岡の繁華街は喧噪としている

次から次へと
多系統の行き先を掲げた市バスが滑り込み
 ....
 
 
牛が部屋にいる
一頭と一人とで
ずっと見詰め合ってる

やがて夕暮れ

嘘によく似た沈黙の中
牛の眉間に
世界は収束していく
 
 
鉄路の車窓に

繁華街と映画館がゆき過ぎた

ふたりで一緒に

映画を見に行ったことがなかった

それでもふたりはよく映画の話をした

ヘブン、竜二、ぼくの大好きな映画は

ふ ....
ぼくだけが四の段おちた

せんせいが心配した

とぼとぼと家に帰った

まえのひ四の段カードをなくしてしまった

だからお家で練習できなかった

つぎの日は九々のテストがなかった
 ....
隠喩だな
(アハハ)

隠喩だな
(アハハ)

正直訳分からないけど

なんか意味ありげに

大丈夫さ
(アハハ)

大丈夫よ
(アハハ)

それらしく書いときゃ

 ....
目に見ているものが手にはあった。それは、何も私に与えることはないだろう。サイコロのように目を出しながら掌の上をひたすら回り続けるだけ。それは京都製の、きめ細かな木目に漆の塗り込まれたサイコロの形の .... ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ

美観地区の入り口の交差点が

信号がかわるたびにそう囀る

ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ

欠けたまま生きている

欠けてい ....
アレクサンダー・カルダーが好きで




ヘンリー・ムーアと高村光太郎が嫌いで






ブランクーシの接吻が ....
 私が初めて感銘を受けた絵はピカソの「ゲルニカ」である。中学のときだった。白と黒だけの焼けつくような不毛さの中に、形体と形体との矛盾が組み敷かれていた。牛や目や人が、本質へと刈り込まれた後の鋭さで、生 .... ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

掌から伝わる 生命の輝き
金色に映る波をかき分けて全身に駆け巡る新しい血

ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

瞳に流れ込む 銀色の月
月の穂体中を撫でまわし全 ....
  まるでこの世の始まりから
  僕を待っていたように
  茶色い床に君の
  十二枚の写真が散らばっている
  秋の風が窓の外で
  穏やかにはためく午後
  僕はグラスに冷たい ....
公園を見た
絵を描いている人を知った 私は
自分を思うこともなく絵を描く人を見た
人であることを きっと 私は理解した
洞窟の中は星が咲き乱れる秋だった。
呼吸を止めて止めて止めて、それでも息を飲んだ。
鳥が一羽また一羽と、架かっていく。破裂を含むように、孕むように。
断層の線を睨んで、暗い夜に、昼に ....
オタマジャクシが音符になって

俺にレクイエムやソナタを聞かせてくれる









腹のでっぷりと出たオッサンにはなり ....
  僕らがコンビニと呼んでいる
  長細い直方体には
  どんなものでも揃っている
  弁当もポテトチップスも
  洗剤や電池や、ティッシュまで
  だから僕がその日
  その、冬 ....
毎月28日はとりの日である
28(ニワ)トリというやや強引な語呂あわせで
オリジナルチキン4ピースとクリスピーが3個で950円
俺はそれをお持ち帰りする
「買出し頼まれちゃったよー全く困っちゃ ....
私たちの救いとは何か?
共感か、賛辞か、批判か、自己満足か?

私たちは何を求めているというのか?
世間の目か、玄人の目か、仲間の目か、自己満足か?

私たちのゴールは何処にあるのか?
 ....
冬の気配を感じる日

信号待ちの足元に

からから枯れ葉が舞っている



まるで君の言葉のよう

冷たい風に吹き負けて

枯れてしまった君の言の葉



 ....
                   111111



まがじんがらになせられたら、がらんだりんぐらんぐにんぐみんくしんぐりんぐやんぐ、まんぐりにんなにのんぐりみまらりんぐり、たらまんがら ....
イラついて
鬱血した脳髄をガリガリ齧りたくて、どうしてもそうしたくて
釘抜きで顎を削っていたら鈍臭い音がして
俺の口腔には脳漿の雨だ
舌の上に降るたびに目映い光が…
 ....
弱き非が連なる...
誰にも見せられない世界の放棄... 仕立ての世界、、
自分を感動させ、分け隔てたい訳ではなくて、、

言葉を覚えるのも億劫だった 黄昏は全てを許可していた
もうじき、本 ....
 少年の反駁
指の関節に力みが掛かる
苛々するとお腹が痛くなる
文句を垂れるより
先に舌が渇いてしまう
きっと僕の心は
ぶすぶすと焦げたニオイがする

 直立の犬
定義に拘る人がいる ....
夜が落ちてくる
夕闇の秋

空に残る青の名残
雲の陰影
輝き始めた三日月と
まだ小さな一番星
切り取られたような山際に
影絵のような樹木達

光と影の混在は
もう指先まで押し寄せ ....
壊れてしまったものはもう直せないよ。

困ったように笑って にいさんは
私が持ってきた玩具を私に返した

でも、

そう言いかけて私は思い出す

前に友達が大切にしていたカップを落と ....
高濱さんの自由詩おすすめリスト(163)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_- faik自由詩12+*11-12-13
十二月十二日の水- subaru★自由詩19*11-12-12
セレナーデ- 吉岡ペペ ...自由詩3+11-12-11
それか旅人- TAT自由詩4*11-12-6
暗室- timoleon自由詩6*11-12-6
別の女- 草野春心自由詩411-12-5
「ね」はあげたくない- subaru★自由詩14*11-12-5
収束- たもつ自由詩511-12-4
ふたりで映画を見たことがない- 吉岡ペペ ...自由詩2+11-12-3
四の段おちた- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-11-30
隠喩だな- 花形新次自由詩7*11-11-29
ディスプレイの中の私- 番田 自由詩111-11-29
ひとは白を正視しない- 吉岡ペペ ...自由詩7+11-11-28
アレクサンダー・カルダー- TAT自由詩3*11-11-28
絵画の定義- 葉leaf自由詩5*11-11-28
秋の穂ホホホ- 灰泥軽茶自由詩8*11-11-28
レンズ- 草野春心自由詩21*11-11-24
ある日私は- 番田 自由詩211-11-18
みずうみの、- tomoaki.t自由詩11*11-11-17
ファントム・ペイン- TAT自由詩4*11-11-17
堕胎- 草野春心自由詩14*11-11-14
ケンタッキーフライドチキンを食べた夜は- 木屋 亞 ...自由詩8*11-11-14
【エール】- つむじま ...自由詩5*11-11-13
枯れ葉- COCO自由詩1311-11-11
ただいま- あおば自由詩9*11-11-11
脳男・マストダイ- ホロウ・ ...自由詩5*11-11-8
誰もお前の背中で止まるはずないだろ、過ちは体外にしろ、『_誓 ...- 狩心自由詩111-11-8
色々- さひ自由詩311-11-3
闇のさなか- 自由詩411-11-3
過失- きりはら ...自由詩411-11-2

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