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初夏のきみの窓にはいま何が あしたの風は明日の風
いま吹く風は今日だけの
少年は何を聴いたのか
過日のきょうに吹く風に

春の夕焼け
冬茜
秋の黄葉映えるあお

薫風の運ぶ雲過ぎて
また夏が来る/
月のひかりを求めてちいさな不思議が森を出ていく
君たち塩梅は
ちょうど同じころだ わたしは森に一歩を刻む
……晴れ晴れと

ゆるやかな坂の上りも下りも選べる彼ら
時の源泉にゆるされて
よ ....
そとのあかるさは
風のように部屋を訪れる
異国の布の隙間からのエトランゼ
誘うように歌いながら

もう春のワルツでなく
初夏、その一歩だけ手前の
ひと時だけの静けさへの{ルビ招待状=いざ ....
生きていてこそ
花を見つける
実りを見れる
カルピスは美味い

生きていてこそ
空はあおく
雲はしろく
カルピスは美味い

生きていてこその友よ
生きていてこその私だ

未来 ....
意味を考えると よごれてしまうんです
途端にそれはうたかたです
だからなみだは
無心にあるべきです
ほんとうに必要な日にいつしか泣いている自分の心のひかりを
手放す愚かがありますか
六つの日の瑠璃花がふと
幼なじみの並子に
あたしの名前は「地球の花」って意味だよ
お父さんとお母さんとで何日も考えてくれたんだって
いまはまだ「ひらがな」でしか書けないけど
なみちゃんは?
 ....
心は売らない
誰にも売らない
心は、配るものだから
泣きたいほど優しいひとがいて
あるいは いま たったいま
しばらくこのままでいたい
神さまに祈る 明かすと

思春期も反抗期もなかった
そのせいか ふいによぎっても
いつも掴めずに未知の ....
{ルビ夕星=ゆうずつ}のけなげも知らず東京の空に物言うよそ者を撃つ


片道の切符求めて上野からママにスマホを観ている桜樹


災害時かならず守る{ルビ父母=ちちはは}の若い一枚みじめな矜 ....
その少女の心にとって
世界はちいさな鳥籠のようなものだった
清潔な場でなくてはならなかったし
少女も清らかな心を懐いて
完全無欠な美しい絶対の四季の森の湖面に
常にさやかな漣をつくる風のよう ....
聴力を失うのかな兆候は父と似すぎてあしたが怖い


妄想を診る医師だけが妄想じゃないと私を信じてくれた


三年前から始まった嫌がらせもしくは本気に「時」を失う


先生も最初は幻聴 ....
冬が好きだ
大好きだ
雪に歓べる東京だからかもしれない
それにもぐっていられる
隠れていられる
その他大勢のはずだと
きちんとしなさいうぬぼれるなと
もしかしたら
の恐ろしさの数数から ....
さっちゃん
その絵のお空 きれいね
うん
見えるとおりにクレヨンぬったの
心を持った先生だった
さっちゃんのその画用紙は
全部が青色だけで塗りつぶされていた

   #

園庭の、 ....
さっちゃん
その絵のお空 きれいね
うん
見えるとおりにクレヨンぬったの
さっちゃんのその画用紙は
全部が青色だけで塗りつぶされていた
いつか(あした)ミカってひとと
お友達になるかもしれない
電話番号を
交換し合うかもしれない
そしたら正直に
わたしお友達がすくなくて
だから携帯がうれしいなって
そこまでは言う、あとも ....
自分を赦せないほどに朝が好きで
自分を騙せないほどに明日を待っている
償えない森羅万象への数数を軽く、靴で踏みながら
今日も生きていくことを
省みるようにと
春の梢が歌っても
神さまがいたらいい
いるのかな
いてほしいけど
いてくれるって思わないと
もう無理なところまで来てる
、脅すわけじゃないけど
実はもうすでに
(間違えたやり方だと
心の底のどこかで
 ....
{引用=人間だから赦してほしいって思うのは甘えでしょうかと夕焼けがのこした}

ふるいガラスの牛乳瓶に
つくりものの紅い実の枝いくつかを飾ってあって
それは玄関に
いつも
ガラスだとこの国 ....
夕焼けという名の空がある
青空からの移ろいとしてではなく
終われば夜空ということもなく
そういう名前の唯一だ
いつかやがて
みあげている存在の全てが
一斉に瞬きしている隙に失せ
瞬時に忘 ....
さよなら自分
こんにちは自分
歌っているのは夕空の下の
いまだあの頃 雁行を見上げながら
誰に向かって いつに向かって
泣いているのはやっぱり自分
忘れられない
忘れないから
そう言い ....
このコートのポケットにはまだ
約束をたくさんのこしてるの
果たすべきありがとうたち
それは深呼吸のしあわせ
狗尾草の季節に立って
金の風のさざなみを聴く
東京の空は世界一のあおさ
こんな ....
オレンジ色のままでもよかったのにいつからか
あかね色になったあたしの空
いまでは茜音色と
私はたぶん気取っている
毎日想うあの夕空をもう一度見たいだけの
未練でしょうか
誰か何かに謝りなが ....
毛糸を無心した
小母さんに
なんにつかうの
あやとり
やさしく笑って毛糸玉
手に取って切ってしっかりと結んで
はい、って
六歳が一番ほしかった
あかい色の毛糸でくれた
生きる理由をかぞえている東京の部屋で
だけどつらいと泣いてる独りに
ふと友人からの一通のメール
一枚の花の写真に、添える言葉はなく でも
君はこのさびしい堂堂巡りに句点を届けてくれたんだよ
 ....
窓の開かない部屋で
空調の風

思い立ちこんな真昼に髪だけ洗う
なおさらに、 心地よくなる
ソーダを切らしていてトマトジュース
神さまは居る、 あらためて 思う

ドライヤーはあとすこ ....
泣いてる
言葉が泣いてる
戻れない昨日の私の愚かが泣いてる
みにくい子さやかなうその時を経て立つ日にそれでもアヒルと名乗る


母の名をカケスと知らず巣立ちの日ジェーイと鳴いて留鳥である


なみだより弱いものなし生きるためなみだを捨てたカラスのこ ....
なにごとにもかなしみばかりの日日のなか夏空の雲まばゆいばかり 闘病のつらさをあなたに決められてあなたをきらいになるに足りてる
梅昆布茶さんのもっぷさんおすすめリスト(415)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
étude(窓)- もっぷ俳句3*17-5-22
幕間- もっぷ自由詩317-5-20
十七夜- もっぷ自由詩217-5-4
ひかりの風- もっぷ自由詩717-5-4
カルピス- もっぷ自由詩4*17-5-2
- もっぷ自由詩217-3-12
幼なじみ- もっぷ自由詩517-2-27
すみれ日記_02.27- もっぷ自由詩217-2-27
Tokyo_Blue- もっぷ自由詩1017-2-20
「蒼い旗」_五首_2017.02.06- もっぷ短歌317-2-6
いたる- もっぷ自由詩1117-2-5
かおるのおと_「時」_2017.01.22- もっぷ短歌217-1-22
2017.01.21「冬が好きだ」- もっぷ自由詩317-1-21
さっちゃんの空- もっぷ自由詩317-1-4
さっちゃんの空_ver.0- もっぷ自由詩217-1-4
ミカ_ver.2- もっぷ自由詩916-11-16
子守唄- もっぷ自由詩616-10-14
ちいさく云うけど- もっぷ自由詩516-9-19
二歳のあの子が大人になって- もっぷ自由詩5*16-9-5
夕焼け- もっぷ自由詩6*16-9-5
夕空の下の道- もっぷ自由詩6*16-8-18
- もっぷ自由詩3*16-8-17
あるいはそんなようなものへ- もっぷ自由詩4*16-8-15
微震- もっぷ自由詩3*16-8-15
ギフト- もっぷ自由詩7*16-8-11
蒼い天井- もっぷ自由詩2*16-8-6
言葉- もっぷ自由詩3*16-8-6
「トリ・リングス」_七首- もっぷ短歌316-7-22
かおるのおと_2016.07.20- もっぷ短歌316-7-20
かおるのおと_2016.07.18- もっぷ短歌216-7-19

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