橋渡しになればよかった
それを選択していれば
幸せだったはずだ
心は
壁を生んだ
壁は
火にくべられた
壁が崩れた
橋も焼け落ちた
誰もそれらに
触れることは出来なかった

深 ....
真っ青な空
ぽっかりと浮かぶ白い雲

この景色を
切り取って折りたたんで
紙飛行機にして
あなたに送りたい

少しだけの
メッセージを添えて
「ありがとう」
月のひかりは
黄金めいて降りそそぐ

それは
太陽なくして
成り立たないことだけれど
うそぶき加減が身に優しくて
わたしはつかのま
あしたの重みを
脱ぎ捨てる


思え ....
おとうさん
そう呼ばせてください
あなたをおとうさんと呼んだ記憶がないのです

おとうさん
こっちをむいてください
あなたと視線をあわせて話したことがないのです

おとうさんの娘として ....
幸せってなんだろう
お金?
友達?
家庭?
仕事?

不幸ってなんだろう
病気?
借金?
偏見?
不仲?

そんな事どうでもいいじゃん!
美味しいものパクパク
スポーツして ....
お喋りふえる昼下がり
乳母車がやってきた
子鬼百匹のせてきて
笛太鼓が踊り狂う

電柱そばの主婦三人
近所の浮気を暴露した
音楽隊のエレキギター
 イクラデモ言エチャウワ
 私ノコト ....
伝書鳩がやってきて、クルックと一言

窓辺でギターを弾かないでください
そこから落ちるなんてもってのほか
宙に浮く、それは林檎の役目でしょう
風に揺られて雨に打たれて
ある時ぽとりと落ちる ....
冬のあたたかな陽射しに気づいて
ふと顔をあげたとき
たまたま貴方と眼が合った
その時、貴方は何も言わなかったけれど
私にはすぐ貴方が言いたいことが分かった


私たちはひと言も言葉を ....
自滅の感覚は本当は至極静かにやってくる
個性ってもんは柔軟だが時には堅牢な檻のようで
首吊り縄がゆっくりと頸動脈を絞めてくるような息苦しさは
俺である限り永遠不変の出来事な ....
どこにいる

なにしてる


知る由もなく
知る術もなく


でもいつか出会って恋をする


花も嵐も味方につけて


私はきっと

恋をする
ドは
「これだからド素人は困るわ〜。」のド

レは
レーニンはつるっ禿げのレ

ミは
淫ら妻マル秘テクニックのミ

ファは
ファウルカップなしでローブロー合戦のファ

そ〜 ....
手のひらを重ねるたびに
わだかまりが解けて行く
すでに基底された過去と
咀嚼仕切れぬ 含有物と
同じ手のかたちを持った
私たちは 逢わせる為に
分けて造られた者なのだ
言葉を ....
13歳の彼女は頬杖をついてぼんやりと窓の外を見ている。
空を見ているようにみえて、彼女は空を見ていない。瞳に空が映っているだけ。
彼女は世界一の夢想家である。
彼女は彼女であると同時に、赤毛のア ....
小さな毛糸の手袋が片一方、
橋の袂に落ちていた

どんな子が落としていったのか

いやそれとも

こんなに小さな手を守ろうと
優しさが形を成して包み込んだのは

私の手ではなかった ....
中身を取出し
包んでいたラップと
アルミ箔をそこらへんに
ほうる

どのくらいたったろう

年下の友達はまだ来ない

何かを聞きたい

年下の友達が戻った
耳が聞こえなくなった ....
錆びた鉄の階段を
なにもかんがえずに
ただ

のぼる


かんかんかんって
きもちのいい音がして
私を
惑わす


誰かがつくった水溜りに
ぽちゃんって

雨がわらって ....
世界は無数のありがとうでできている
よろけそうな日々のすき間で気づいたこと

けっきょく、結局が流れていく街の中
沈んだ気持ちで空を見上げたら
世界じゅうの声にならない言葉たちが地上 ....
1985-
空に敷かれた黒いうろこが
ぽろぽろと剥がれてゆくとき
一枚が地に落ち
流れ出す水の音が聞こえ
また一枚が地に落ち
呼気が甲高く
一枚が砕けて
それはなき声と繋がって

 ....
             君に会わせたい奴がいる

             泣いていたんだ
             ぼろぼろ泣いていたんだ
             涙がぽろりとこぼれたわ ....
疲れすぎで
寒気がする。
頭が痛い。
皿洗いしたくない。

お客さんの家では
笑顔で明るく
後になって
どっと疲れが出る。

理想と現実の狭間
生と死
善と悪
愛とマスコミ
 ....
鍵を下ろした扉の前で
不安は芽吹く
膝の裏から
鳥の声を聞いている
まだ鳥の声を聞いている

猛禽類の雄々しさと
水鳥達の優雅さは
月食の前に佇んだ
食われるものが光ではなく
月そ ....
ひかりが冬の風をほどいていた

物かげをみつめながら

たばこの灰を風にながしていた

ふくらはぎには陽があたっている

車にもどることにした

後輪の日なたに雀が

ちょうど ....
冥王星は遠いし
最果てはもっと遠いし

飛行機は怖いし
人殺しはもっと怖いし

自分は馬鹿だし
隣人はもっと馬鹿だし

結局だれかに支えられたかったわたしの人生と
異世界の哲学に恋 ....
庭に咲く
一輪の
紅い花

見ていると
笑っているようだ

人の
優しい
笑顔のようだ

誇らしく
きれいに
咲いている

紅い花を
誰かの
部屋の片隅に
そっと
 ....
メラメラムラムラモヤモヤ

きみにまた会いたくなった

ゆらゆらぽわぽわとくんとくん

きみにまた会いたくなった


それはゆっくりと僕の中に根をはり

そしていつの間にか大きく ....
冬薔薇目覚めの遅い休みかな

年賀状書く喜びともらう幸せ

春を待つ植物たちのコソコソ声

初旅や夜空突き射す東京タワー
壊れそうな心を
花弁はそっと受け止める。
癒される。
また明日も頑張る。

壊れそうな体
空中分解寸前
苦しみの連続
それでも未来を夢見る

壊れそうな人生
首になって
路頭に ....
 ―離して

耳のツンと立った黒い子犬は
首に腕が回されるたび吠えた

 ―僕がいると
  余計に泣かしてしまうから

犬小屋が空っぽになるのを恐れ
子犬の声まで鎖をかけられていた
 ....
{引用=

大さわぎでなく
ゆっくりと歩む
足の裏に感じる砂の感触を確かめ
けして温かくないけれども
柔らかく反発してくるようなそれを
一足一足 注意深く進まなければ、
見逃してしまう ....
私の背中に包丁を入れてください
あーそこそこ
丁度かゆかったんです
そのまま まっぷたつに
お願いします

キャベツというのは
幾重にも丸まって
ドカンといるでしょ?
自分が大きくな ....
くろきたさんのおすすめリスト(567)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛の壁、心の橋- 真島正人自由詩7*10-1-23
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What_I_wanted_to_say_you_this.- ペポパン ...自由詩5*10-1-22
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夜が来る(名前を付けられない喪失なんてまるで人生に付けられた ...- ホロウ・ ...自由詩3*10-1-19
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1978-- 水町綜助自由詩510-1-17
君に会わせたい奴がいる- 鵜飼千代 ...自由詩5*10-1-17
フォーレンエンジェル- ペポパン ...自由詩6*10-1-16
飛ぶ夢を見た- テシノ自由詩210-1-16
冬のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩710-1-16
壊れたイヤホン- 嘘而自由詩510-1-16
紅い花- そよ風さ ...自由詩4*10-1-16
再会願望- 遊僕民自由詩110-1-16
冬薔薇- 夏川ゆう俳句210-1-15
屈辱- ペポパン ...自由詩5*10-1-14
首輪の外れるとき- りょう自由詩20*10-1-12
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キャベツのメルヘン- りょう自由詩14*10-1-9

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