{引用=
なにかいつも悔しくて
無理に笑うことなど
できなかった

さくらばかり、知らぬ顔で
春ひと色

それでも、
きまって咲く花に
いつも違う春がやってくる
矛盾が好きだった ....
夢を諦めないで
夢を捨てないで
夢を見せてくれ
夢を叶えてくれ

苦しいときには
ぐっと耐えて
自分のできることを
コツコツとこなす。

言いたいことを
ぐっと堪えて
息をのむ ....
女が死んだと聞いたのはいまから五日後のことだ

川沿いの夜に白がしなだれかかる頃それを聞いた

死世界のぼんぼりを幻視して生の回廊を歩いていたのは

私である筈なのに三年前別れた女がさきに ....
あー遅刻しちゃう
パンをかじって
牛乳飲んで
ネクタイして

そしてボールペンを
持っていた。
急いでコピーをして
お茶を飲んで

いつの間にかに
ゆとりを忘れて
いつも時間と ....
おびえたカラスみたいに
があがあ鳴くの
つややかな黒の羽を
ばたりばたりさせながら

いっぽんの電柱の上で
歩く人を見下ろしながら

同じカラスが
飛んできたのに
くちばしをとがら ....
頼んでも死なないので
ラーメンを食べて風呂に入る

猫を触っても毛が抜けないのは
毛を抜かない強い意志力を備えているから

勝たなければいけない場面で勝たなければ負ける
勝たなければいけ ....
喉を掻きむしりたくなるのは
山の輪郭を際だたせる秋の夕暮れ
寂しげな街路樹は
話し相手を欲して
その幹を、枝を、四方八方に広げるが
望み叶わず
排気ガスに体を犯され空しく朽ちる
おまえは ....
「いつかはこの関係が崩れてしまうものなんだと思ってた。」


そんな悲しいこと言わないでよ

意見がすれ違ったりケンカしたりいたことも
あったけれど

あたしは一度も
関係が ....
腫れて高校生になることのできたわたし

また一歩前進することへの期待と

大きくなるにつれて増えてゆく責任への不安

失敗と成功を繰り返しながら
わたしは
みんなは
成長する
 ....
せっかくの初登校なのに
朝っぱらから雨がザーザー

友達と待ち合わせして行くはずだったのに
電車の時間を間違えて
次の駅まで急いで送ってもらった

「最悪だ」

と思ったけれど
差 ....
{引用=

なんにもないとおもっていたあのころが
いちばん
うしなうことをこわがっていた
わたしの手に
だれかが触れる
小さなやらかい繋がりが
ほしがればほしがるほどとおくなる

 ....
葬式いろの装飾の

さくらのぼんぼり

きみがなまめいた

生理にせがまれて

おれペニス口紅の

スティックになる

つまらない命いろ

葬式いろの装飾の

さくらの ....
可哀相な音がする

車も人も少な とぼとぼと
あなたの足でやって来る

歩いてんのは子供ら だろう
ぽつりぽつり
ジャージャー橋を
そしてぽつり と



歌の匂いをのせている ....
彼は人並みだ
情も愛想も
必要がないからすこしずつなくしていく

空から降ってくるようなmarchを
追いかけるほど、日々に怯えていないから
今年も淡々
見送っていく

明日にはもう ....
僕のお尻を洗う業者に三行半をつきつけて
今 君は進むんだろう自ら次なるステージへ
僕のお尻を洗う業者に三行半をつきつけて
今 君は歌うんだろう声高らかに革命のうたを
そしたら僕は明日からアルバ ....
私のお墓の前で泣いている女が
私の全然身に覚えのない女で怖い
時折愛おしげに腹部をさすりながら
私のお墓に縋りついて泣くから怖い
なんのための休養か

未来のため?

過去のため?

自分のため?

誰かのため?

仕事の年目が上がった今日に

さくらが八分のこの時期に

難しいことはわからない
 ....
{引用=


うばっていくんだろうとおもっていたんだ
記憶もにおいも痛みも。
酸素さえぼくらは不必要に摂取してしまうのだから
なにかを共有することなんて出来ない



ひとつのせか ....
やべえやべえ、私は毎年エイプリルフールに気づかずに終わるのである。
今日がエイプリルフールであることを忘れていた。
先ほど、友人に「4月1日(しがついっぴ)おめでとうの電話」を掛けようとして、
 ....
        北風のたけり立つなかにもめげず
    冬枯れの庭に 精気をとりもどしてくれた
      もくれんが 去年とおなじいろあいで
               でも なぜだろう
 ....
生ぬるい風が吹いている

曇りの日だった


男はごわごわした髪を女に触らせた



「ふわふわ」


女は思いつく限りの形容詞で褒めた

遠くで猫が鳴いている


 ....
僕は困ってるんだ

君の匂いが
匂いが
面影を
呼び起こして

良く眠れて
眠れなくて

安心して
安心できなくて

今までそんなこと
なかったのに
ベッドで
独り
 ....
それは黄昏れ時の一室                 夕、だった
蛇と蛇は見留め合い                  からまった
それは黄昏れ時の一室                 ふたり の ....
いくら考えてみたって、それは
途方もなく大きな壁だし
やっぱり誰かの覗き穴なのだ


漏れてる光は淡くて黄色くて
きっと幸福を形にしたものなんだけど
爪あとに似た影も見えるね
だからき ....
白い吐息が薄れかかる頃
陽だまりに梅の蕾を砕いて浮かべ
縁側に確かに重力を感じてる
引き寄せられる眠気
隣の家の子がピアノを弾いてる
飴細工のカーテンが蕩ける
夕食の支度が始まるまで
束 ....
カタヤマを丸亀でピックアップした
競艇にいってくれないか、ユキオはびっくりして聞き返した
このまえ上田さん、パチンコが好きだって話してただろ、
週いちどのカタヤマとの飲み会でそんな話になったのを ....

雷を閉じ込めた蕾。静か静かに、開く、
浅黄色の空を閉じ込めて、朝露にとける、
ふるえた葉から零れる雫が、地面にふれて
貴女は朝を僕らに告げる。


夕景に聳える、あの塔の廻りを飛ん ....
待合い室で座っていると隣に「過去」が座っていた

反対側を見るとそこでは「未来」が新聞を読んでいた

「過去」はそわそわと落ち着かず何度も鏡を見ている

「未来」は老眼鏡をずらして ....
僕はきっと君をアイシテル

アイシテル
アイシテル
アイシテル

だからダイキライ

誰かをその瞳に映す君は
ダイキライ
ニクラシイ
クルシイ

イジメタイ
カワイイ
ダ ....
あなた、愛してやまない
あなた、そんなあなたに欠けているもの
どんなにあかい林檎でも
その甘さをもってしなければ
結末のないお話

あなた、愛してやまない
あなた、そんなあなたに欠けてい ....
くろきたさんのおすすめリスト(567)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さくら坂- 月乃助自由詩8*10-4-3
ローマ5:3-4- ペポパン ...自由詩5*10-4-2
生の回廊- 吉岡ペペ ...自由詩210-4-2
人生は待つゆとり- ペポパン ...自由詩5*10-4-1
カラス- 朧月自由詩310-4-1
リューシアナッサ- a自由詩110-4-1
在処- 寒雪自由詩410-4-1
心友- ありす自由詩310-4-1
成長する- ありす自由詩110-4-1
雨の日の入学式- ありす自由詩2*10-4-1
ひとつの景色- あぐり自由詩7*10-4-1
死世界のぼんぼり- 吉岡ペペ ...自由詩610-4-1
はなびら- しべ自由詩410-4-1
The_march_in_March- 因子自由詩2*10-4-1
香魚- セガール ...自由詩410-4-1
骨肉- セガール ...自由詩510-4-1
休養- 短角牛自由詩110-4-1
そうか、これもきみとのものか。- あぐり自由詩6*10-4-1
しがついっぴおめでと- ぽこぽこ ...自由詩3*10-4-1
四月馬鹿- 信天翁自由詩210-4-1
洪水警報- ぽこぽこ ...自由詩2*10-4-1
ヒトリ- 宙空 心自由詩210-4-1
金色のドアノブ、誰かがワルツを- 瑠王自由詩14*10-4-1
ひみつ- あ。自由詩15*10-3-30
- ぽこぽこ ...自由詩6*10-3-29
蛇つかいたちの行進ラスト- 吉岡ペペ ...自由詩810-3-29
春の唄- 岡崎師自由詩310-3-29
退屈- 瑠王自由詩8*10-3-29
コトダマ- 宙空 心自由詩210-3-29
未完成な林檎- 瑠王自由詩4*10-3-29

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