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朝起きたら愛が消えてなくなっていました
ヘリウムが
知らずに抜けた風船 みたいに

わたしは気の抜けた 
あくびをします

あの日
黒猫が背中
狂おしく逆立てて
そ ....
この風邪薬で
少し楽になった気がするから
この風邪薬にあう
風邪をひいたんだろう
という考えもある

どうせなら
高熱に浮かされて
溺れた人のように
夢と現の境に
漂っていたい気が ....
怖い

夕闇が迫ってくる気がして
オレンジとグレーの空の下
時々振り向く

何かが追いかけてくる

私には時間は止められない
振り向いても
何も止められない

私の背中を ....
{引用=

夏の
それが 終わりを告げようとして じっ と
こちらをみてたゎ

こちらの
このあたりは 足りなげなのに
幾つもの
てん
を 爆ぜながら こと惜しげに

みてたゎ ....
児童画
っていうジャンルがあるのだが
児童が描いていれば
それはそうなんだけど

最近の入選作をみていると
圧倒的にはみだしていることに
今日気付いた

浮き輪にのった女の子も
畑 ....
よくわからないけれど
書きかたを
忘れてしまった

書きかたを
忘れるということは
つまり
言いたいことを
伝えるやりかたを
忘れてしまったということで

もしかすると
言いた ....
あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
    足元に散らばる光を
    ずっと数えていた


    胸元にひろがる光を
    ずっと数えていた


    目をそらしても 目を閉じても
     ....
さんざめき、少しずつきえてゆくあなたの目に映るとうめいなちずをてのひらでよむ。ほほにながれるなまえをさがすように、丁寧なしぐさで紐を解く。なまぬるい、あめ、がらすにぶつかるたび、視界をぬらしてゆく。な .... 透き通る水色のふただった

おそらく夏に気づいたせいでしょう

見上げると光るその水色が
海の底でなくなったとき

少しなつかしい
バースデーケーキの香りがした


透き通る水色 ....
 


    願いの終わりに
    願いはどこへいくのか


    かわいた目だけが
    鳥たちのつくる風を見る
 かわがながれて
 うみにつくのと
 ちがながれて
 しんぞうにとどくのと
 ちきゅうにみちができて
 あたらしいちずができるのと
 のうがはったつして
 しんけいがどんどん
 の ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
いつものように顔を洗って
出直してこいよなんて言われなくても
そんなことくらいわからないわけないんだよ
わかっててやってるんだから
君に会えなくなっても
君の夢くらい見たっていいじゃない ....
細胞の輪郭は
発熱に適した形なの ね
あなたの音源との距離感は
可笑しくて悲しいけれど
あなたの感覚器の滑稽な分離も
可笑しくて悲しいけれど
さらに 伝導にも適した形なの 
 ....
光りが消えた後では、記憶と幻覚が新しい宇宙を
符号的に再構築してくれるのだろうか。

ミミズは夜の地表に顔を出したときに
なにを感じるのだろうか。









 ....
満月は
あしたから
だんだん萎んでいきます


わたしの満月は
いつだったんでしょう


月は
また膨らみますが
わたしは
もう膨らみません


子どもじゃあるまいし
 ....
あれは冬だったから
あの月とは違うけれど
1月10日のあの街の
あのビルの森の上に出ていた月と似ている

8月
今夜の朧月

明日
現世は終戦記念日だという

夏が折り返す
も ....
東京のかたすみで齧る
レモンの味は
とてもさびしく
小学生のわたしは
校庭のすみに駆け寄り
朝日に似たものを吐瀉する

(バラのとげはひとつひとつていねいに折ること)

希望の春のノ ....
なかなか
おとこのこであることがやめられない
じぶんが
ばらばらだからかな?
おとこのこの
のこりかすがもえくすぶっている
たぶん
おんなのこがもえるのとは
ちがうにおいがするはずだ
 ....
あっさりとひねりあげては
なぐって
またひろいあげる
泣いていました、ずっと
どうしようもなく 名づけられてしまったものを 


青いねえ

たっちゃんは確か そう言ったので ....
いるとすれば
とんでもなく 無能な
かみさまが
うばっていったものが
みけんのしわに
ひっかかって
とれない
えー
目下のところの目標は
全国縦断ツアーをやりたいです
小さな港町
あるいは政令指定都市
アリーナとはいわないですから
ライブハウスでオッケーですから

まあ
問題は
うたをうた ....
 わたしたちは小学校のプール跡に住んでいた。
 もちろん家に住んでいた。
 プール跡に、家が建ったのだ。

 
 ともすれば思い出したように、夏にはテーブルの上にサトウくんが立った。水泳大会 ....
すぐにでも
ちきゅうに
とけてしまいそうな
そらいろのワンピース
なんにも
さえぎらないから
かぜが
あつまってくるけど
まあ
ふんばって
うけとめるわけです
そらなんかに
な ....
体温と体温が混じりあい
肌と肌の境界を失うように
わたしとあなたも、また
いつしか混じりあうのだろうか
それとも、また
いつまでも失い続けるのだろうか

熱的終焉の果て
触れあうこ ....
首が痛くなるまで
眺めていたが
風がないから
つまらない

つまらないから
キリがない

晴れたお空に飽きたので
リックサック放り投げ
転がり出てきた
桃缶を
三つ指ついて ....
こうやって
腐っていくんだなぁ女たちは
気のせいじゃない
女たちが暴露話で盛り上がる
隠しすぎの人も嫌な感じだけれど
何でも曝け出してのおしゃべりも
見っとも無く
何のために張り切るの
 ....
ねえ 南十字星ってどれですか
と恋をしていた
空はあんまり星だらけだったので
はたして
その星をあなたが知っていたのか
わたしは知らない
し、
知らなくてよかった



白線を
 ....
しんぞうのさきで消えそうだ
ぼくは左手をあげて宣誓する
見限られた雨の夜から生真面目な明日まで
ぜんぶ許せない
でもぜんぶ笑ってみせて

今日も呼吸はとまらなかった
丸めた膝小僧でぬるい ....
望月 ゆきさんの未詩・独白おすすめリスト(246)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝のうた- umineko未詩・独白5*05-9-19
過ぎる超える- 蒼木りん未詩・独白705-9-17
知らない・・・- 初代ドリ ...未詩・独白9*05-9-16
はぜ_の_み- ひより未詩・独白8*05-9-15
児童画の正体- umineko未詩・独白6*05-9-13
嘘詩- 大覚アキ ...未詩・独白305-9-11
花火- あおば未詩・独白11*05-9-10
ノート(38Y・11.4)- 木立 悟未詩・独白305-9-8
ファーストキス- はな 未詩・独白10*05-9-6
水色のふた- mayaco未詩・独白305-9-5
ノート(37Y・12.22,23)- 木立 悟未詩・独白205-9-5
わんだぁ- 石川未詩・独白805-9-4
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
夢見る継続- いとう未詩・独白605-8-24
新陳代謝- A道化未詩・独白805-8-24
視覚から捉えた宇宙- あおば未詩・独白3*05-8-22
満月とボイン- 蒼木りん未詩・独白605-8-21
月に照らされたビルの森- 蒼木りん未詩・独白405-8-16
曇りの日- 青色銀河 ...未詩・独白905-8-15
よんでいる- 石川和広未詩・独白9*05-8-11
晴れた朝_泳ぐ- はな 未詩・独白12*05-8-9
かみさま- こむ未詩・独白3*05-8-7
全国縦断ツアーへの抱負- umineko未詩・独白11*05-8-6
プール跡- フユナ未詩・独白6*05-8-5
肖像(四)- 前方後円 ...未詩・独白505-8-4
エントロピーの黄昏- いとう未詩・独白11*05-8-3
ビニール色の空- あおば未詩・独白2*05-7-31
腐ってゆく女たち- 蒼木りん未詩・独白205-7-30
夏の影- フユナ未詩・独白11*05-7-29
くしゃみ- 船田 仰未詩・独白305-7-26

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