すべてのおすすめ
     昼下がり 制服少女 横目見て

            ちいさきいたみ よぎる冬かな
さよならと書けずにsayonaraと書く僕らのポエムは今日も悲しい



鼻のにきびをさっきから気にしてるあなたは僕の大切な人



誰にも食べさせないよと子牛を抱きしめ泣いた従兄弟と ....
どこにも行かないバスに乗りたい。君の拙いお弁当を持って。


雑草といっしょに雑草以外のものも抜いた真夏の裏庭


家に帰る途中、下水道工事をする父を見かけて手を振る


ノック ....
夏の空 入道雲
あなたの名前 あなたの名前 あなたの名前


あおぞらを やきつくすほどの あおいろの
あふれるおもい きみがだいすき


舌先で氷溶かすたび輝いて
去りゆく八月群青 ....
思い出に、ゆかたの君が見たいだけ箱根温泉ゆあたりに風

きっかけがどこにあるのかわからない花火轟くまでの沈黙

ぎゅっと手を握る二人は蚊帳の中 外のすべてが愛しく見える



小学生み ....
夏をつれてくる妖精がいないから冷やし中華を初められない


泣きながら闇夜に響く帰り足コンクリートは{ルビ夏=プール}の青み


ウェディングドレスの中で夏に埋む指の日灼けを抱いて遠くへ
 ....
冷えきった繋いだ手と手を温泉で去年の炎暑を取り戻そうとす



耳元で優しく君が囁いたあの夏のさよならを海で泳がす



夢うつつ瞬時に散りゆく白昼夢、儚く消える思い出花火


 ....
放課後のプールサイドに一人きり石を投げれば割れる太陽


まだ細い腕もいつかはヘラクレス鏡にうつる半裸少年


肝だめし墓場を歩く君とぼく怖くないよと結ぶゆびさき


花火あがる綿菓 ....
かつていた冷凍都市を思い出すような小説書いている初夏


再放送されてる温泉番組を観ているぼくを見ているかか氏


転校生だったあの子は元気かなどおんどおんと胸打つ花火


 ....
真夜中にせんたくものを干すきみの着ている服も濡れている手も


立ち直りかけてるきみに悪いけど闇を失くしたきみは抜け殻


伸びる影のびないひかりの集う朝みえない牧師が祈りをサボる
 ....
「そっちへは行っちゃだめよ」ときみの声だけが録音されてるテープ





てのひらおもいきりひろげこれはゆび、これはつめだと思い出すまで


足音は、いつもみづから踏 ....
 暑いよね、暑いですよねと会話する二人は何故かつきあっている


 予報なく気づかずに降る五月雨も君を迎えに行けるのならば


 傘をさす理由をなくし歩いてる濡れてもそれで満足なの ....
五月の彙報




月光のはしゃぐ五月の階段の途中できみとすれ違うだけ


降り注ぐ色とりどりの花々がきみを優しく包み込む通夜


未熟だと知ればけもののねむりから飛び立つひ ....
Pという響きが街に鳴り渡りきみとぼくとが出会えない午後


M、そしてTに別れを告げ得ぬまま今夜すべての歩道は暗い


思い出せなくて七日が過ぎましたEではじまる星の名前の/


れ ....
水冷たく真白に染まる研ぎ汁と米のかたさに生き抜くを知れ

納豆の引いた糸にも闘えば今日も生きているのだと気づく

「あついわよ気をつけなさい」という母の声は無くとも御御御付け持つ

 ....
いつまでも鳴らないチャイムがあるとして今ぼくたちがいる長い放課後









約束を守れば破ることができないのバイバイ昨日のぼくら


ばらまいたマイナス+ ....
黒蜜の氷菓和尚が食べるとき観音扉の奥のまばたき


猫みたいな声を出すから燃え上がる火事にみとれるひとみをなめる


無意味だと思うぼくらのやることは星と星とが抱き合う夜に


尾& ....
如月や黒いソファーに横たわるあなたの影も微笑んでいる


ゆく船のゆくえわからぬまま岸でぼくらが録音されていた夏


ケイタイを缶コーヒーのように振るきみはまだまだ宇宙に鳴れる


 ....
夕焼けが差し込むような窓を見る 背中に回るのは反則と思う


くちびるが声を発することをやめ ただ感触が伝わるだけの


指を組むようにあなたの腕を脚を 隙間なく組み近くへもっと


 ....
鱗粉を撒く蝶々を姉が追い
便りもとうに絶え果てて、二月

珈琲の苦さも世界のおしまいも二月の書棚に封印されて

死してなほ国歌と定めし
{ルビ売女=ばいた}をば二月の空に弔う君が代

 ....
南町二丁目電話ボックスでさらってくれる人を待ってる



ガキ大将なんて嬉しいものじゃない道具で殺せるジャイアンのこと


死ぬ星が一番光る 遠吠えを聞いた僕らのつく嘘みたく


 ....
手のひらを組んで祈りのかたちなら無人の廃虚に風だけが舞う


街中にひかりあふれてもう星は絵本のなかでまたたくばかり


羽根はもう風にさらわれ剥き出しの骨をひろげるだけの桜木


 ....
息絶えてセキセイインコは止まり木を滑り落ちたりかそけき音で

遊ぶことお喋りすること謡うこと好きなだけせよ次のいのちで

空の籠を片付けている 傍らに軽ろき羽毛が風に吹かるる
どれくらい寒がりかって?靴下は履いてお風呂に入ってるけど


高校生二年の僕とすれ違う冬の深夜のゆめのさかみち


爪はなぜあるのだろうかマニキュアを薬指だけ塗って出かける


薔薇 ....
追いかけた音符につまづく舌のことレモネードをくむ夜のきらきら



圏外のサービスエリア出る頃に公衆電話の黄緑おもって



蜂蜜をかけて闇夜に置き去りにした君の名がかなしんでいる
 ....
寒波ならキレキレの夜冷蔵庫ふるえるきみかふるえる空か

前方の窓に窓らにアクセルの踏みつける後に拭ききれぬ痕に

黄信号まんまる月の注意なの前へ進むの右に曲がるの

対向車無数の街灯無数の ....
冬の夜の草原の中ただ一人全てを包む星に溶け込む

夜の風すさまじきかなこの我の心の曇り飛ばす如くに

山寺の人気も消えた本堂の屋根に掛かりしひとひらの月

残業を終えて帰りの駅出ればほのか ....
眠り明け
耳鳴り低く響くので
夢のはしから余白を殺す


しゃらしゃらと林檎をむいてゆくひとの 
まつげは綺羅とひかる音楽


唐突に遠さを知った花の色、あれは残響怖くないもの
 ....
{引用=イェイ、イェイ、ぼくらはルーシーチャンスだ
イェイ、イェイ、今こそぼくらはルーシーチャンスさ
                
         ....
きみが目を閉じても風は草原を夜空を海を旅してまはる








涸れてゆく泉にきみの瑠璃色の絶唱とわに不滅の予感


雨の駅、雨のバス停、雨の庭。きみが ....
望月 ゆきさんの短歌おすすめリスト(206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
制服少女- 逢坂桜短歌9*07-1-28
sayonara.com- たもつ短歌2406-11-13
最終バス- たもつ短歌1906-11-9
ひぐらし- 青色銀河 ...短歌506-8-30
【短歌祭参加作品】青の墓場- 一代 歩短歌11*06-7-30
【短歌祭参加作品】ゆめのなかのこいびとたち- ピッピ短歌1106-7-28
【短歌祭参加作品】こちら冷夏- 容子短歌1006-7-27
【短歌祭参加作品】半裸少年- 石瀬琳々短歌24*06-7-21
【短歌祭参加作品】あしたも夏でありますように- 本木はじ ...短歌14*06-7-3
踏み絵- 本木はじ ...短歌806-6-17
きみのいない物語- 本木はじ ...短歌806-6-15
アンダーグランド・サマー- たにがわ ...短歌9*06-5-22
五月の彙報- 本木はじ ...短歌806-5-13
あなたのために- 本木はじ ...短歌306-4-15
春の秋刀魚- たにがわ ...短歌406-4-11
屋上日和- 本木はじ ...短歌906-4-10
【短歌祭参加作品】contre_le_sexism- 本木はじ ...短歌9*06-3-6
butterfly- 本木はじ ...短歌1006-2-28
宇宙に_咲いた- umineko短歌11*06-1-31
「MIX&REMIX」__二月のうた- 山田せば ...短歌706-1-30
短歌を書くときは書くことの十倍の文字を考えている- ピッピ短歌1306-1-27
遭難- 本木はじ ...短歌806-1-13
ことりとおちた- 比呂正紀短歌7*06-1-10
群青日和- 本木はじ ...短歌1106-1-8
【MIX&REMIX参加作品】_一過性の月をみている- 簑田伶子短歌11*06-1-3
セブン・ピース- nm6短歌505-12-20
冬の夜- 中音 涼短歌2*05-12-10
「片耳のうた」- キキ短歌1205-12-3
LU-CY_CHANNCEE- 本木はじ ...短歌705-12-1
不和誘導- 本木はじ ...短歌32+05-11-26

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