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思い出に、ゆかたの君が見たいだけ箱根温泉ゆあたりに風
きっかけがどこにあるのかわからない花火轟くまでの沈黙
ぎゅっと手を握る二人は蚊帳の中 外のすべてが愛しく見える
小学生み ....
冬が来る予感してきたこの時期は年中行事か熱をだす吾
“この風邪が君に{ルビ感染=うつ}りませんように”お願いだからはやく帰って
突っ伏して私にすがり眠る君よくあるドラマのワンシーンだね
....
夕焼けに気づかないまま過ぎてゆく 道ゆく人の暗い横顔
あんな{ルビ表情=かお}するようになる必然を怖いと思う 立ち向かう前
ニュートラのままでアクセルおもいきり踏んでるようなままならぬ日々 ....
薄墨を流したような目の下の溶けるマスカラ 涙じゃないわ
難しい顔をしながらバーボンを語る男に惚れてみた夜
たまに出す声が真紅にそまる時 青白き夜明け 雲を見ていた
トレゾワの香りを君 ....