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風が笛を吹いて
こっちにやってくるよ
子どもたちを
さらいにやってくるよ
どこに連れていくつもりさ
風が太鼓を鳴らして
こっちに向かってくるよ
こどもたちの帽子を
さらいにやってく ....
親バカならぬ爺バカかもしれんが、我が孫ヨシオは将来が楽しみな天才野球少年。
俊足巧打の内野手で、運動神経抜群。
打てばホームラン、守ればファインプレー。足の速さはウサイン・ボルトよりも速い。
....
あかぎれた手の甲は膝のうえに重ねたままで
ふぅっと深くため息をついてみる
シャッターを下ろした売店脇の柱に掲げられた時計は11時55分過ぎを指していて
どうやら今夜もフェリーは出航しない ....
仮にアレがアレだとしたら
意外に簡単に理解ができる
とどかなかった物は
隣の席に座っていた
綺麗な世界をみたいなら
とりあえず待って帰ってきたら
おかえりなさいとく ....
「ごめんね」と言うと
「ううん」と返す
「ごめんね」と言うと
「もう言うな」と返す
「ごめんね」と言うと
「どうしてそんなに他人行儀なんだ」と返す
わたしのささやかな謝罪を ....
結局はどこまでも孤独で
一日の終わりが
生命の始まりのよう
音もないのに
赤子が泣いている
そんな気がする
音も立てずに
心が
熟れ過ぎた果実のように
裂ける
誰にもぎ ....
覚えてないよね
いきなり夜泣きして
いきなりおしっこ
いきなり高熱だして
いきないお寝んね
こっちの都合なんて
全くお構いなし
幼稚園に入る前にすでに家出娘
一日デパー ....
試行錯誤の裏の裏
銀色の鎧はマニュアル運転
カリスマもでるは変形顔面
理由の価値は1億よりは軽い
信頼を叩き潰すのは
蟻の行列
心の奥より沸き上がるのは ....
寝起き
たとえば朝7時に目覚ましが鳴り
「あと、あと5分だけ・・・」と目覚ましを止める。
5分経った頃に
時計を見たら
7時5分 のはずが、
7時5分どころ ....
ふと目を上げると向かい側には同い年くらいのひと
高尾山にでも登るのかいかにもって雰囲気で
ひと待ち顔でおしゃれなデイパックを開けたり閉めたり
わたしと言えばパン教室のお友達を待っていて
忘 ....
流れ行く空
ぶつぶつ言って
若気の香り漂わせた
老木が凛として立っている
潮風をなだめるように
夢の葉を揺らし続ける様は
天使の翼の羽音
嵐の夜も
水不足の季節もくぐり抜け
言葉の種 ....
人生はゲームだ
このステージに産まれた瞬間に
ゲームはスタートする
プレイヤーは自分自身を操作して
攻略を開始する
プレイヤーによってエンディグはバラバラ
けして同 ....
香の濃いコーヒーの匂い
時間など忘れてしまいそうな一時
走るのを止めないのは
駆け抜ける風が心地いいから
旅にでるからもちものはきびだんごで
そういって後にした
数 ....
気付かない振りしてるだけで
わたし、とっくに気付いているんだ
夕食後の洗い物とかしている最中
わたしのバッグのなかを探っているのを
縁起良いからと買い求めたガマグチから小銭抜いたでしょ ....
コートを着たまま
(冬ごもりしていた)
見せかけの夏
蝉の鳴き声が死んでいた
都会の片隅で夏の亡霊と戯れるが
酔いどれの快楽だけが紅潮して
海辺を闊歩していた
煌めく夢が泳ぐこ ....
定時を3時間過ぎて、本日の業務終了。
ロッカーから鞄を取り出して肩にかけて、更衣室を後にした。
「ちょっと変わってるね。その鞄」
話しかけてきた彼と、一緒に飲み屋に行き、彼の部屋 ....
木漏れ日から漏れたような
あなたを愛してみたい
ヒヤシンスの花のように
あなたを信じていたい
画家が描く睡蓮は光りに包まれて
沼の底まで生きている
そこは何処にあるの
額に収められたあな ....
凍える意思
凍えている
薄暗い寒さに怯えて
いつしか低体温症になってしまった
もう
感じることさえ
ひたすら延びる氷柱
赤だとか黒だとか
色彩に言葉はあるというのか
芥子の ....
ご飯食べて
歯磨いて
服を着替えて
髪を整える
車イスで散歩
買い物して
薬飲んで
風呂に入って
オムツ替えて
陰部洗浄して
足に薬を塗る
掃除、洗濯、炊事の毎日
....
ジェットコースター
乗って
空飛ぶジュータン
ウォータスライド
一緒に
アイスを食べる
タバコを
吸う
ゴーカートで
意地悪する奴
お化け屋敷で
手をつないで
車
コーヒー
踏み切り
図書館
スピーカー
税金
お医者さん
テニス
スーパー
ばくだん
スシ
美術品
残り少ない飴を手に取り
それを口の中に運んだ
昔々の魔法が使えた頃の日々は
それはそれは楽しそうだな
軽快なケルト音楽に合わせて
何処までも蒼い草原を杖片手に歩いた
....
回ろう回ろう
地球は回る
踊ろう踊ろう
友達の輪
正しい道を
歩もう
一隻の船
行ったり来たり
川は流れて
花は一方通行
魚とは住む世界が
違います。
誰かが私の
悪口を言う
客の信用が
ガタ落ちだ
仕事から降ろされ
仕事を削られ
手の裏を返したように
冷たくされる
もうこれ以上できない
もうこれ以上遜れない
どうも体が壊 ....
太陽がサンサンと
ふりそそぎ
雲一つない
オレンジの匂い
太鼓の音
シーツの波
犬の散歩
麦の穂
笑顔の君
ひざまくら
ピアノの音
全てが平和だ。
四次元ハーモニクスは
夜の公園に不気味に響く
欠片を拾うことを
罪へのお返しだと思い
喜んで組み立てていた
見えない所では
僕が思う人は今日も
ネオン街へ知ら ....
自分よりも
優れた者として
接し
決して怒らない。
人の足を洗い
愛情を持って
接する
自分を低める
時に怒鳴られ
時にバカにされ
時に質問攻めされても
ぐっとこらえる。 ....
冬の夜空ったら輝く星ひたすらまぶしくて
手編みのマフラーとか恥ずかしい思い出の数々
泣きながら破り捨てた一枚の写真
私の肩を抱いていた男の顔
なんて
忘れたような
未だ忘れられない ....
空に月が滲む
おぼろ月夜
淡い黄色は霞んで
今日はコップに
浮かんでくれない
まじないのつもりでやってみる
特に願いなんてないけれど
夜空を照らす月のように
私も綺麗になれますよう ....
いきむ
いきまない
いたむ
いたまない
「超いたーい」じゃねーんだよ
妊婦やそれを祝福する空気がえらくきもい
ときどき・いやきもくない
つーかありがとう
ほんとごめんねーてか
繰 ....
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