回り続けた扇風機
ピッピ

歩き出す 30分で寝るために回り続けた扇風機まで

売春で出会った君が好きだったロイズのチョコを噛んだりしてる

今一度死んでもいいというような気分で英語の授業を受ける

明日の朝、起きられなくてもいいからさ、目覚まし時計よ、鳴るな(鳴るけど)

午後九時に自転車をこぐ 君へ向かう道の上なら良かったのにね

シーツの上に乗った髪の毛を口に運ぶ チョコビスケットのかけらと共に

新しい山田かまちになりたくてフォークギターで死んでいる今日

寝心地の悪さに今日は魅かれてて図書館の本を枕にしたり

関節をゆっくり外す 飛行機が真夏の空を裂いていくから

自転車に乗ってきた君血塗れの恋ゆきずりの夏シルブプレ

自分さえ癒し傷つけばいいからそういう意味でオナニー大好き

ドット二個打ち間違えて行きたくもないサイトまで連れていってよ


短歌 回り続けた扇風機 Copyright ピッピ 2004-07-03 22:57:27
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