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   どこから
   ともなく
   流れてくる
    なつかしい調べ

さえずる小鳥も
枝の上で目を閉じ
一匹のシマリスは
頬を膨らまして
 ....













鎮守の森の片隅に
忘れ去られた汲み場がひとつ

錆びたひしゃくを手に取って
したたる水滴を拾い上げる
時間をかけて器を満たし
波打つ水面をただ眺める

森の奥にいる神様のことも
この ....
ワラビ
セリ
ナデシコ
ナズナ

ツツジ
ハナミズキ
ヤエザクラ
アヤメ

ムラサキダイコン
タケノコ
ヤマブキ
カーネーション
昼下がり
太陽の下
ボケーっと
口を開ける

昨日の苦しみを
降ろして
明日の楽しみに
スイッチを入れる

水槽の中の魚
ゆったり泳いでいる
人間をせせら笑って
それでも君は ....
この世に、永遠など無いと
君は言う

すべてに
終わりがあるというなら

その時まで
君の側にいさせてくれないか

終わりの先にある永遠を
僕が、必ず
見つけるから
新緑は青くないんだ


白みがかった黄緑色の葉がゆらゆら揺れる


先にみつけた甘い香り


見渡した先に踊る藤の花


とうの昔に忘れた記憶


変に染み付いた幸せの感 ....
{引用=――にんげんは
  抽象する動物なんだな
  (北村太郎「悪の花 2」) }


鳥の目醒めがあって
それから少し遅れて
人間の目醒めがあって
それからだいぶ遅れて
私の目醒 ....
優しさを貰うと
優しくなれる。
愛を受け育つ
愛を与える毎日。

感動すると
行動が産まれる。
優しくされると
元気が出る。

優しくされると
やる気が出る。
優しくされると
 ....
切ない夜を波濤の数だけこえて
やおら滅びゆく貌(かたち)のように虚しく、
何処までも果てのない君とともに
歌うべき僕たちの言葉が見つからない

伏せた漆黒の虚しさは朝日を浴びて
いつしか濡 ....
もうずいぶんとむかし

あなたはたしか
「砂漠のなかで金の粒をさがすようね」と言った
僕はそれはちょっと違うんじゃないかと言いそこねた

きれいな空をそのままうつしたような海の
ちょうど ....
糊の効いた藍染めをくぐり抜けると
石鹸の香りがいらっしゃいませと迎えてくれる

散歩の途中でみつけたお風呂屋さん
モクレンの香りに誘われて迷い込んだ小路
朝夕通っている駅前通りとはさほど離れ ....
銀色のトラップが巡らされた森の中
ラピスラズリが妖しく光を放つと
遠吠えするサボテンやおしっこ臭いキャベツ人形たちが
深い眠りから目覚める
           *
レムの端っこで危なげなア ....
彼女の寄越す手紙には
決まって
花びらが添えられていた

『書簡の柩』


それは時に
桔梗であり
朝顔であり
胡蝶蘭であり
種類は定まらず
時には花びらだけでは
何の花か解 ....
神の国はさながら

サバイバルゲーム

とことんやってみなければ

分からない

与えてようやく

見えてくるものがある

リトマス試験紙のように



そ ....
単純に切なくて苦しくて
心は空へと届きますか?
何時でも何処でも失える
抱きしめただけではすぐに壊れて
冬の波打ち際
引き寄せられて
様々な想いごと
失って消えるだけ


夏に見た ....
大気は徐々に枝垂れ流れ
紫色に染まってゆく
雑踏は過去のものになり
ほのかな灯りも音を持つ

乱反射していた人工のひかりは
次第に少なくなってくる
大気は更に厚みを増し
地上 ....
彩りと彩りがひしめきあい
ぼくはお茶をすする

うすくれないに緑が混じり
きれいなまだらの葉桜は
そよそよそよと風に任せ
勝手気ままに踊り舞う

ちょっと目線を背けてみれば
だらりの ....
ここの夜もやがていつか眠るだろう
時が満ちてくずれ落ちる頃だろう

ただのFreeway Drive 昨日の続き
ただのFreeway Drive 気の向くまま

肩落としてないで
 ....
足下の花びらが
しきりにバトンを渡そうとする
あなたも咲いたらいい
そう言っているのかもしれなくて
ただただ季節はめぐるから


がんばれない
そううつむくあなたの額にも
舞って ....
あの頃
私は叙情の生き物で
君の全てが詩歌であった


差し出された手の平に
丁度良く収まる
この手を乗せると
合わさった部分は
いつもほの暖かく
淡い色合いの空気が
ぐるり ....
遥かここまでやってきた

僕は僕を忘れそうになって

雨の中
立ちすくむ

胸に渦巻く想いを
吐き出したくて
葬りたくて

だけど言葉が足りなくて

そしていつも
恋にすがろうとするけど

今の僕は
 ....
{引用=濡れたアスファルトに
まぶしい太陽
蒸発する匂い

恋しい
恋しい
夜の虫


お祭りが終わって
少しだけ冷めた
熱がおこす
ちょっとした過ち
冷静を気取って ....
このところちょっと体調悪くて
なんにしても
弱気がちな自分に気付いてみたりする

元気なときなら
生になんて執着しなくて
潔い
そんなことばの良く似合う心模様だったはずなのに

具合 ....
寄せては返す波の連続
満ちても荒れても
規律正しい
君の横顔を思い出す

海みたいな塩からい
あたしの涙

飲まないでいい
優しい笑顔でいて

正しいということを
身体で感じて ....
花びらひとつに夢ひとつ
風に吹かれて流されて
花びらひとつに愛ひとつ
あなたに届けと願います


すらりと伸びたスイセンの
葉っぱが風になびいてタクトを振れば
ラッパが奏でる愛の歌
 ....
あなたが残して行ったもの

俳句を連ねた小さなノート
表紙がぼろぼろになった聖書
漱石の「虞美人草」と
若山牧水の歌集
壇の上の 薄い写真の中の
やわらかな微笑み

かつてあなた ....
その横顔は
花びらのようでした

春風が、ふわり
いちまい
また、いちまいと
面影を其処此処に
舞い散らせます

花吹雪が、ゆるり
上になり
下になりながら
音階を柔らかく
 ....
朽ちた木屑のかさなりを
踏みふみ
つづら登る春の里山

行く先々を導くように
萌える山吹
ふとした足元に
大人しくうつむく
鈴蘭の白、きみどり
ひとつひとつの
光りの具合を確かめる ....
冷んやりした部屋の
窓際に椅子を置いて座る

裸電球に照らされた
オレンジ色の壁に
魚の形の滲みが付いている

じっと見つめていると
風が梢を揺らす音に混じって
足音が聴こえてき ....
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