すべてのおすすめ
叩いて

柿の実の ポト ポ ト
落ちている ト なり。
毒虫のついた枝葉。
鋏で ちょきん

私の毒虫叩いて。

断崖の見晴らし。
血の ポト ポ ト。
私の這う姿が


 ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語 ....
乾いた風が汗ばんだ額と髪の毛をすり抜けるときも
大地を蹴る爪先に火山性の礫がかすめるときも
棕櫚の緑が覆う甘いオアシスの水の飲むときも
いまだ おまえの低いうなりと乳臭い匂いが
俺にまとわりつ ....
さようなら さみしかった世界
忙しいたましいたちが
3丁目のスクランブル交差点の上をやたらゆきかう
空耳のクリスマスソング

誰もたすけたりできないな
とかいう目でみたから世界は
「誰か ....
{引用=
それは周辺の

ルート19はいくつかの人で溢れた湾を通り過ぎ
最果てのような終着駅で小型バスへと繋がる
集落の丘を越え、一息つくとカーブへと向かう
そして視界が開け、海と丘がぶ ....
plain damageをなんて訳そうかと思い悩みながら師走の
群衆のなか歩いていた
とおもっていたとき

からっかぜが吹きすぎたプルトニウムのからっかぜが
あそこから60キロ半径にあるすべ ....
{引用=  空をイチョウが渡っていった
  最初は一枚
  次には乱舞

  真上を通った瞬間に
  くるくるイチョウの形が見えた

  落ちてきながら
  落ちてはこずに

   ....
おっぱいが道端に落ちていた
薄桃色の滑らかな円錐形のおっぱい
こんなところにいったい誰がこんなものを
名前でも書いていないか拾い上げて調べてみる

きめ細かい柔らかな肌
乳首は透明感のある ....
高速道路を疾走するタクシーのバックシートで
オレンジに光りながら揺れるおっぱい













憂鬱な色で塗られたテーブル
曖昧な味のオレンジジュ ....
午後、人気の失せた列車のなかに
 男が眠りこけている
 その影が伸びたり縮んだりしている
 場違いに鮮やかなドレスが
 その影を踏み散らしていく
 にわかに騒がしさが戻って来そうに ....
昨晩まで裏庭で死んでいた父が
今朝は生き返って
何かの冗談のように
冗談を言いながら食事をしている

自分の胸に手を置けば
小さな鼓動が伝わってくる
それは生きていることの証なのに
多 ....
朝になると
静かにそれを繰り返す屋根の波を
勝手に世界と呼んでいた
語る言葉はどこかに置き忘れて
少し笑う背中で世界に潜り込んでいく

息を吸えば吸うほど
体は軽くなっていくはずで
両 ....
びっくりした
私の腕をさっくり切ったら
広がっていらぁ
宇宙空間

そこにゃ
カセヒ(イ)もモクセヒ(イ)も
なんもねえが
マリアがいる
傷だらけだ
私の目を
私の腕の中から
 ....
死んだネコを抱いてまちを歩いた

ひっく

具合の悪いかげたちがのびたりちぢんだりを繰り返している


ひっく

おりの中のサルたちとその腕が地面から離れていく

水槽の中のイソ ....
とがる闇の中で
眠っていたから
正確には
眠ったり眠らなかったり
市場をさまよったり、普通の男に、す巻きにされ
トツゼンナミガクルヨー
それは見たくない足の裏だったから
もう生きてい ....
私戦争が起こったら
真っ先に敵を打ち殺しに赴くわ
のみ子はハッピーセットのおもちゃを転がしながら
笑いもせずに言った
彼女の家にはTVがない
定期的に読んでた新聞は
今ではずるい自慢の ....
人は夜に音になって
躓かない程度に囁き合うらしい


朝が夜に向かうように
ページを手繰り寄せる
薄い絵の具を
筆の先で伸ばすように心音を
澄ませていく
夢を見る、ことを覚えてからは ....
来年で還暦を迎えるという女社長と
静かな応接室で向かい合って二人っきりで打ち合わせ


社長 ここの表現はこれでよろしいですか

ん なになに どこかしら

ここです ここ

えー ....
女が大きな欠伸をすると
バスタブの縁から
たくさんの湯が溢れて
波立つ湯船に浮かびながら
おっぱいが揺れる

女の身体の
一部分ではなく
別の生き物のように
たぷん
たぷんと揺れる ....
初めて君の部屋に行く約束をした日
深夜 セブンイレブンの前で待っていると
千鳥足の君がぷらぷら手を振りながら現れた
知り合いの家でワインととびきり新鮮な金目鯛の刺身を頂いたそうで
アルコールの ....
ポッカリからりと晴れた日に
ぼくらは浜辺に横たわり
あなたはぼくの胸に聴診器をあてて
―ふむ 聞こえませんね
などと呟いて
いきなり後ろ手に持っていたハンマーを
胸に目掛けて振 ....
空気
俺はきみに欲情したから
空気
きみは泣いたね
俺はALTA前で空気中なにもないところを抱き締めるよ
そしたらだれか
誰かとてもやさしい人が涙Vロートをさして天をみあげるから
あまぐ ....
朝の日向ぼっこは
野生のアサナ
日光から 大気から
吸引するプラナが
主に会陰部に集中して竈の火がおこる
だが それは決して欲情ではなく
深いサマーディでもあるのだ
たとえ
彼のまぶた ....
怪獣ギロンが現れた
地球防衛軍にはさっそく怪獣ギロン対策本部が設けられ
どうすれば怪獣ギロンを倒すことができるのか
各国代表によって様々な議論が取り交わされた

とにかく爆弾やミサイルの類を ....
手で、ずれた眼鏡をあげる、八月の、水をふくむ、曇り空。閉鎖された父の勤務先、N社の自動車工場の脇を通り、母の自動車で、霊園に向かう。いままで納めることのできなかった、父の灰が、眠っている。わたしは、新 .... 僕らはアースモンキー

蓄積していく
頭に詰め込んで
トゲがあったらどうするの?
削除!さくじょ!サクジョ!

何をするために生きてるの?

スーパーアースモンキーA1: ....
あなたがまたやって来た。
やって来たっていうのはちょっと違う。わたしはいつもあなたの側にいるもの。
わたしの顔のレリーフが彫られた石があるこの場所、かつてわたしの肉体があった場所にあなたは今年も訪 ....
好きなものを頼みなさい
メニューを渡すと
娘はしばらくうつむいて
星が見たいと言う
隣のテーブルにバスがいたので
手を繋ぎ乗る
ひとつ前の停留所で
サーカスを見るために
大半の客は ....
物体の起源をめぐる言葉が尽きない
カルシウムの時代―
十月、化石を探すにはうってつけの季節
ポケットのついたズボンをはいて
腕組みをして、ぼくは歩いている。
ジュラシック!
君より小さすぎ ....
ポチが走ってくる

ポチが尻尾を振りながら走ってくる

ポチが全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチがよだれを垂らしながら全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチが乳母車を弾き飛 ....
角田寿星さんの自由詩おすすめリスト(404)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ここにはかべもうすいまくもありません- 山本雅代自由詩3*05-12-20
四行連詩_独吟_<刻>の巻- 塔野夏子自由詩10*05-12-19
生きる- The Boys On ...自由詩5*05-12-18
メリークリスマスミスタージェンキンズ- モリマサ ...自由詩17+*05-12-16
マルセイユの傷- 英水自由詩3*05-12-15
ゴン太くんとふたあり- 佐々宝砂自由詩12*05-12-13
渡り銀杏- 小池房枝自由詩2105-12-9
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩405-12-4
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩105-12-4
列車- アシタバ自由詩105-12-4
蘇生- たもつ自由詩1105-12-4
背中から零れていくように- 霜天自由詩10+05-12-3
スペースマリアンナイフ- ゆうさく自由詩1*05-12-3
死んだネコを抱いて- モリマサ ...自由詩15*05-12-1
明日から- 石川和広自由詩2*05-11-30
のみ子- 第二次テ ...自由詩4*05-11-25
人は夜に音になって- 霜天自由詩1705-11-25
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩205-11-19
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩305-11-19
「晩夏」- shu自由詩205-11-17
「象牙の太陽」- shu自由詩1305-11-16
空気と- 馬野ミキ自由詩1105-11-14
のーん!あるいはプレーリードッグの瞑目- The Boys On ...自由詩9*05-11-11
怪獣ギロン- 大覚アキ ...自由詩6*05-11-10
スカイライン- 光冨郁也自由詩1105-10-25
スーパーアースモンキー- HARD自由詩105-10-16
楽しいお墓2- 自由詩4*05-10-9
小詩集「書置き」(四十一〜五十)- たもつ自由詩12*05-10-8
十月の化石- プテラノ ...自由詩2*05-10-8
ポチが- 大覚アキ ...自由詩2505-9-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14