すべてのおすすめ
暑い夏
体汁搾り
飲み干して
ヨーデコロンを
ミスト散布し
その池に斧を落としたそのあとは優しい嘘も吐かない人生



そのときは喜ばれたに違いないゴミ捨て場でみた真っ赤なリボン



たこ焼きを食べてるあなたの青のりを付けた笑顔の動画が消せな ....
ガラコンのリハに来たりて詩人らは
 普段着姿 手には「ジユウ」を
ラーメンになまたまごを入れかき混ぜる君の食癖だけ嫌いかな



日本一長いと誇る滑り台その丘に立つ初夏星月夜



一部屋にみんな雑魚寝の飲みのあと目は合わせずに手をつなぐ ....
教室はひらたく冷たく新しいノートだけが勇気 四月

世界史の資料集先輩の名前空から降ってくる不良

追い抜かす時によろけているひとが怖い心が青い動物

弦楽器は満月、真か 解き明かすB判定 ....
無謀にも昔ばなしに難しいむなしい胸の春走らせる。



すいすいとスイーツ棚に吸い寄せられ釣られてしまう。お釣りをしまう。



見たことのない夜が生まれたときに立ち止まってしまっ ....
日本語が美しすぎるのが悪いみながTOKYO出てゆかないのは

調子よき友人LINEで言うことにゃわれの浪費をハルノマモノと!

急停車、無言車内の春に漏る若きAirPods轟速のジャズ

 ....
決戦場
町裏空地
チャオシュール
ねこが大好き
のらくろ嫌い
楽しみが多くて困るぐらい多い安定感のある日常

海と川交わる場所を覗き見る潮の香りが染みついた地区

良く通る道よく見れば何かある今まで気づかなかった何か

細い道で猫の親子をいつも見る親 ....
日ののぼる前の空には雲黒く飛んでちぎれる約束は今




{引用=角川『短歌』2022年 3月号分「角川歌壇」にて
福島泰樹先生選 谷岡亜紀先生選 佳作
水原紫苑先生選 秀逸}
待つことは時計ではない限りあるいのちに耳をかたむけること






{引用=「角川歌壇」2022年二月号分
福島泰樹先生選 佳作}
無理をしてがんばることはやめようか月の重さとつりあう涙





{引用=「角川歌壇」2022年一月号分
水原紫苑先生選 佳作}
眠たくて曖昧になるその日々に黒子のように星が散らばる。



電気信号が信仰した天使 電信柱たちに遺伝子。



根も葉もない花を咲かせて尾鰭付き一人歩きするみんなの肴。


 ....
朝起きて今日も世界は平和ではないと確認して人になる


現実が騒がしいのにタイムラインだけ静かなら何かおかしい


争いを遠巻きにして見ていると人間やってる気がしませんか


日常の ....
・透明な 防護壁で覆われた 静かの海の渚で待ってる

・満月の 裏側見たいと思わない?君の瞳の中の引力

・地球とね こんなに離れているんだよ 君のため息月の満ち欠け

・今度いつ 逢える ....
・あおあおと、月明かり浴びてしなやかな 尾ひれで描くないしょの入り江

・ひみつなの、鼓膜は波の底なのよ いつでも波の歌を聴くため

・仰向けで、おさかなごっこ波の音 しゃらしゃら星も降り出す ....
雪凍リ足跡続く街中で
ガラスの割れる音が聞こえた
大丈夫だからと林檎を剥く午前、永い相槌、神まで騙して

死ぬようにおわるね季節の信仰は26℃の風の軋む音

目の端で笑うきんいろの陽が揺れる小指の傷と沈黙の解

きみだけを許したはずだ終わ ....
香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う 「好き」と言う口とそれを聞いてくれる耳のある幸せを失う ため息で曇るガラスの向こう側あなたの傘を持って待つ人 パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描いた ワッフルに君とふたりで挟まれて愛を失うことに怯える ドーナツの穴から君を覗いても悩殺される(わかってて、した) エクレアが溶け出す前に妄想を止めなきゃ今日も空がきれいだ 明け方の目をみひらいて駆けてゆく夢は邂逅すうつくしい馬


やさしさをあつめて君の手のひらにスノードームの粉雪の降る


君に会うために生まれてきたという光射す薔薇窓少女のねむり 
 ....
傘潰したいかのようにふる雨に応じるように生きる日々あり

つい泣いてわけ訊くひとも無い暮らし言いたい気持ち抑えられない

そろばんもカエルの解剖実験も避けて通れた転校万歳

大規模な改修工 ....
最後まで手をつないでてくれたから… つないでないの?じゃあ、あの手誰? 財布から金を抜き取る妖怪が棲みついている カレじゃないはず 猫のヒゲふるわせてとおるやんちゃな風の春

春の音木の芽の薫り日向に干したせんべい蒲団

いいことがあったのよと三度目の電話僕にはないけど

分解された春をまた組み上げるそんな季節のちから ....
壮佑さんの短歌おすすめリスト(221)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飲汗健康法- 足立らど ...短歌3*22-6-28
斧とリボンとたこ焼きとサイダー- 秋葉竹短歌222-6-5
「ジユウ」- 足立らど ...短歌4*22-5-25
アレしてあげたい- 秋葉竹短歌122-4-29
ゆうこのゆうは- 万願寺短歌222-4-21
春は知らせる- 水宮うみ短歌6*22-4-19
日本語が美しすぎるのが悪い- 万願寺短歌322-4-17
いつもいつも- 足立らど ...短歌722-3-29
日常- 夏川ゆう短歌322-3-28
約束は今- こしごえ短歌5*22-2-26
短歌- こしごえ短歌2*22-2-7
短歌- こしごえ短歌1*22-2-7
宝石のように眠たい- 水宮うみ短歌7*22-2-3
今日も平和でなくてよかった- いる短歌122-1-22
君と月の街にて- ちぇりこ ...短歌3*22-1-18
Mermaid- ちぇりこ ...短歌6*22-1-12
路面凍結- 足立らど ...短歌4*22-1-7
a- 星染短歌222-1-7
香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う- 北大路京 ...短歌314-4-16
「好き」と言う口とそれを聞いてくれる耳のある幸せを失う- 北大路京 ...短歌414-4-2
ため息で曇るガラスの向こう側あなたの傘を持って待つ人- 北大路京 ...短歌414-3-29
パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描 ...- 北大路京 ...短歌414-3-26
ワッフルに君とふたりで挟まれて愛を失うことに怯える- 北大路京 ...短歌414-3-24
ドーナツの穴から君を覗いても悩殺される(わかってて、した)- 北大路京 ...短歌414-3-23
エクレアが溶け出す前に妄想を止めなきゃ今日も空がきれいだ- 北大路京 ...短歌214-3-19
邂逅する夢- 石瀬琳々短歌3*14-3-19
冬模様(雑詠)1_(一〇首)- もっぷ短歌514-3-19
最後まで手をつないでてくれたから…_つないでないの?じゃあ、 ...- 北大路京 ...短歌414-3-18
財布から金を抜き取る妖怪が棲みついている_カレじゃないはず- 北大路京 ...短歌114-3-16
猫のひげと春- 梅昆布茶短歌1014-3-15

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