春は知らせる
水宮うみ


無謀にも昔ばなしに難しいむなしい胸の春走らせる。



すいすいとスイーツ棚に吸い寄せられ釣られてしまう。お釣りをしまう。



見たことのない夜が生まれたときに立ち止まってしまったあなただ。



僕たちの死角でねむり、言葉にもならないままに点在している。



目覚めれば眠い瞼で歩いてる。夜と心の境界線で。



凍ってた気持ちが溶けていくような、雪解けみたいな涙があるなあ。



目眩めくるめくページをめくりときめいた春めく風が時を巡った。



短歌 春は知らせる Copyright 水宮うみ 2022-04-19 18:40:40
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