彼女は背が高い。
その所為か、いつも薄べったいデッキシューズを履いている。
ラバーソールを履いた俺よりも、少し大きい。

彼女はサバサバしている。
誰とでも分け隔て無く喋るし、よく笑 ....
煮物と書いてにもつと読む
そんな名前の女の子が
昔クラスメイトにいた気がして
卒業アルバムをひもていてみたら
集合写真にお化けが写っていて
怖くて眠れなくなった
毎朝
目覚めると同時に生まれ

毎晩
眠りに落ちると同時に死ぬ


鳥たちは
何度もくりかえし
向こう岸から飛び立ち

そして必ず
契約の地に着く前に
力尽きて墜ちる

 ....
白い歯がボロボロと抜け落ちていくので、笑いながらパカパカと
不安を吐き出していると、隠し事は良くない、と先生、みたいな
真珠貝に言われてしまって、その口にどうにかしてフタをしたい
と思う ....
あ、か、い、ち、

あか、いち、

私 今日女の子になりました

でも私は
自分がこれからどんどん汚れていくのだと
怯えていた

ただ一点を見つめて

あか、い、ゆう、

 ....
聞く耳を持っている人が居たら
聞いて欲しい
悲しみがサラサラ
サラサラ流れていく
流れは堰き止めても
堰き止めても
あふれ流れる
どこまで
流れるんだろう
いつまで
流れるんだろう ....
つまさきだちで空をのぞくと
くるりと回転しそうになった
笑うだけなら
泣くだけなら
簡単だ



からっぽになるのは楽じゃない
何だかんだで思考して
自分勝手に感情は波を立てる
 ....
話を聞いて
理解して、
誉めて
ご褒美をあげる。

そうすれば
自信がついて
自分が好きで
NOと言える。

すくすく育って
育んで、
人生悩んで
楽しんで。
ペタッ

と君の心に 張り付いた

僕の心

君はチラッと 見ただけで

付箋のように 軽やかに

半分に折って さようなら


スラッ

と伸びたその指に 釘付けになっ ....
冬の金魚が

光の輪を独占する

もうじき

ゆるい眠りが降り積もり

わたしだけの金魚になる
ビールとファジーネーブルとカシスウーロンに私をぐるぐる巻き込んで
もう何もかも忘れたくなる
いつだって酒が飲みたくなるときは
どうせ君がらみで嫌なことがあったときで
いつまでたっても鳴らない携 ....
いまもなお ビッグバンより続いてる
連鎖する水 連鎖する青


ナース服
肌から消えるアルコール
採血針を通過する赤


引っ越しを繰り返すたび立つ鳥の姿に自分重ねて変わる


 ....
夜になるとどんな人でも少しはセンチメンタルになるらしい

それは昼間の自分に比べたら、ということらしい

だから深夜2時の私が考えていたことが

12時間後の今の私に通用するはずがないの
 ....
携帯が久しぶりになったと思ったら
ママからだった。
女子大生のひとり暮らし なんて
本当はすごく地味で
例えばツタヤのイケメン店員に
なんとなく惚れてみたりして
そうやって  ごまかしてる ....
「言葉にオリジナリティはない」という言葉を耳にすることがある。
 「オリジナリティを感じない作品だ」という言葉も耳にする。
正直感じないわけではない。しかしそのオリジナリティってなんだろう?と ....
音を写真で撮ってみたい。

それは、きっと。

声を失うほどに、美しいだろうから。
お風呂にゆっくりつかって、体の隅々まで丁寧に洗ったら、

ああ、自分は女の子なんだな、という気持ちが溢れてきた。


なんでそう思ったのかは自分でもわからない。


あの人に比べれば華 ....
いいこと思いついたんだけどさ



まず滅茶苦茶いい詩を書くじゃん?
ポイントが最低でも30くらい付くような。


そんでそれを現代詩フォーラムに投稿するじゃん?
まあ、当然ポイント ....
心地よく 温かく 暖かく

ああ 遠赤外線よ もっと 僕らを温めておくれ

遠赤外線よ 遠赤外線よ 僕らを温めておくれ

燃やしておくれ 鳴いておくれ
僕らを清めておくれ

じんわりポカポカ
じんわり ....
机の上に東京タワーの置きものがある
上部のとがった部分を
指先でつまんで
ひょいと持ちあげ
底の部分を見ると鉛筆削りになっている
小学校のとき母に買ってもらったものだ

東京タワーは大き ....
好きなあの娘が吐いた息と
嫌いなあいつが吐いた息が
混ざり合って

それを僕が吸い込み
生命を持続させていく。

教室という
密室でよくある光景。
冬は夜になるのがはやい

電気もないから寝るしかなかった

肉を食べると

肉といってもビーフジャーキーだったが

肉を食べるとからだがあったまった

トイレの水って

尋常じ ....
 昔から、ずっと絵を描くのが好きだった。一番描いていた中学校のときは美術の時間に支給されたスケッチブックを一人だけ使い切って、それでもまだ描ききれず、友達から紙を分けてもらって、ちびまくった6Bの鉛筆 ....  マクドナルドの隅で自慰をして
 汚い安食堂のうどんで身体を温める
 指の指紋が剥がれるくらい
 心が痩せて
 今日も化粧のノリが悪過ぎるわ

 明日が春で
 あさっては春
 ....
 
ものごころついたときから
あるもよおしものが
そこでおこなわれていて

開催期間:ひとのきかん

とかかれてあるので
ふしぎにおもい
うけつけのおねえさんに
ひとのきかんとは
 ....
今日一つ嘘を吐いたら

明日も嘘吐かなきゃなんなくなって

その次もその次もいっぱい嘘を化粧したら

私の顔がみるみる別人に変わり

いつしかオオカミになっていた
ときにはまったく意味もない言葉を
ならべたくもなるもんです
なんのメッセージもメタファーもない
ただただきまぐれな言葉を
ならべたくもなるもんです

明日UFOの予定があっても
睡魔 ....
ああ
こんなにも怖がりで
弱虫で
ちっぽけな
私がいるよ
にゃーン

零下15度の夜中に捨てられた猫

図書館員に拾われ
図書館で育てられた一匹の雄猫

にゃーン

鳴いているだけなのに

苛立ってばかりいた男の人が笑った
自閉症 ....
「女はすぐ泣くから嫌だ」
女は・・・・だといいながら、私たちを泣かす上司

「すいません・・」
「すいませんしか言えないのか?」
はい、それしか言えません。と心の中で思う

正直仕事の役 ....
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