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彼女と仕事をしてると楽しかった
たぶん仕事が終わればそんな気持ちもなくなるって思ってる
ぼくはクリエーターだ彼女は実務をしてくれてる
この広告の小冊子づくりが終わればチームは解散する

ちょ ....
女が父親と住んでる家に泊まった
父親はアボジで通称アボ
アボは晩から登山に出掛けている
ひとんちでこんだけ寛いでしまうのは才能だろう
大学のとき開花した才能だ
自宅生なのに家には一ヶ月に数度 ....
時間があるなら桜の名所にご案内しますよ
待たせていたタクシーで駅ではなく桜の名所、展勝地にゆくことにした
運転手さんの話を聞いているうちに展勝地につく
北上川の土手道2キロに1万本の桜がつらなっている ....
深い河ほど静かに流れる

誰かこのざわめき消してくれないか

神さましか知らない孤独

そんなもの誰の支えになるというの

オレはろくでなしだから

大義名分もなくじぶん殺している ....
月に二、三度会うだけなのに

どうしようもなく好きになってゆく

電話ではまいにち話をするけれど

ビジネスライクな俺だから

あなたはそれに気付かない

こんな感じがいいのだろう ....
二十六だった

そういえば

こんな季節、三月も終わりの頃

夕暮れの商店街を歩いていた

腹立たしいことがあって

その日は早くに職場を離れた

そんな時間帯の

光にい ....
ぼくを二度寝させた

ふくよかな光と水色

朝から黄砂で太陽は

鏡のように

鏡のように


空、風、なみだ

空、風、なみだ

ぼくらは忘れよう

旅立つ日々だろ ....
おまえが売春婦なら

と思ったことがある

失礼な話だから

おまえに言わなかった

こんな関係なら

おまえが売春婦で

オレが客であるほうが

だれも苦しんだり

 ....
おくではおまえの子が寝ている

いつつの子の眠りには

わたしたちの情事は聞こえていなかった

おまえの朱い下着は

すぐくしゃくしゃと棄てられる

おまえは風呂場にひざまづき
 ....
訳わかんねえ叙事に

必然をあたえて

有り難がっている豚どもに

蹴りでもいれにいくとすっかあ
オレが中二のとき生まれたおまえ

こうしていることを妻子が知ったら

いきなり難破船に乗らされるだろう


抱きしめるという行為とはいったい

戦争に引き裂かれた愛ではない

切 ....
二月の炎は

情念の

雨に濡れて

そこだけ白くさせていた

テールランプが

ひとを待つ

前かがみの傘が

きえてゆく

アスファルトから

春の香りがした
 ....
こどものころ

公園は島だった

オレにとって

公園は島そのものだった

いくつもの島を

オレは巡るのだった

そのなかでも

雨の無人島がいちばん好きだった

遊 ....
土曜日の朝

きょうはここにいる

子供たちの話す声がする

愛人とだと

土曜日の朝を

迎える場所はまちまちだ

性欲だけではないけれど

足るを知らないで

せつなくなっている

無駄な時間なの ....
星のひかりは

時間差の攻撃

出会ったことも

時間差の攻撃

待ち合わせ場所は

代えられるけれど

時をとめては

待つことは出来ない

だからここで

きみ ....
冬は夜になるのがはやい

電気もないから寝るしかなかった

肉を食べると

肉といってもビーフジャーキーだったが

肉を食べるとからだがあったまった

トイレの水って

尋常じ ....
ここを拠点に働いていると

はじめて話をする他県の方から

かならずあのことを聞かれてしまう

住民どうしだと

傷を見てしまうのが怖くて

あのことは聞かない

はじめて話を ....
こどものしごとはなあ

勉強と

うちのお手伝いと

友達にやさしくすることやで

自転車のうしろの僕に

よくそう言っていた叔父は

定職につかず

まわりをいつも心配さ ....
真夏の夜

クーデター

けつをのせて

ギターを弾いてやる


きよしこの夜


ギターが鳴いた

カノジョが泣いた

テレビでナイターが

わっと音たてた
雪が降る

違う顔した同じ声

どこからか

吐き出されて

スタッカートなワルツ

ハミングで踊っている

どこからきて

どこへゆくのか

叙情は叙事に

叙事 ....
マドンナの最新を聴いて

マドンナに似たひとを思って

そんなひと

たしかに

あいまいに

男は探している

男は開いている

だから

競べられることが多くて
 ....
ジーパンは死人の包帯

渇いた大腿部を

外灯が

曇り空の

なみだのように垂れて


ネオンは

地上で

唯一のひかり

同伴の

女は死化粧

妄想と ....
神様の存在は

哲学的な

透明な

冬の日のかなしみ

午前のひかり

埃くさい言葉たち

その反語たち

神様の存在は

哲学的な

透明な

十一月のから ....
冬、このくらいの青い夜

腹痛も心地よく

冷たいハンドルを握る

俺も弱いんだよ

すこし自由に吐き出した

あれは宵の明星か

やさしい気持ちは

はがゆい脱力感と変わ ....
オリオンを探す

どかっと淡くきらめいている

それを認めて

ぼくという万有引力について考える

谷川俊太郎が湧き出てくる

孤独について考える

オリオンのきらめき

 ....
朽ち色づいた

冬野には

朝なのに黄昏れがある

きょういちにち

ひとにはどうでもいいことで

ぼんやり埋められている

すべてが

じぶんに時間を捧げていない

 ....
口笛で群青を歩いてみた

ぼくらはまるで孤独で

きみを愛しているのに

きみを大切にできない

さよならの次にぼくは

観念で0を探していた


憂顔で群青を歩いてみた
 ....
ずらーっと列んだパチンコ台

みんなして座ってる感じで

冬の海、波を待つ

ウェットスーツほどの身の冷たさ

あれイケそう!

パドリング!

波よりはやく泳がなきゃ

 ....
暴力は絶対にだめだとか

戦争は絶対にだめだとか

こういうことに

感受性で答えても

愛と理屈で答えても

夕日が美しいと表現することを

私は思いましたと表現することを
 ....
たどり着いた

彼女のメルヘン

きみのかわいいルール

そのうえで

しずかな有頂天


波紋)近い未来から

糸のように

フェルメールのように

そんな

 ....
光井 新さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(31)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
五月の夜/六月の闇- 吉岡ペペ ...自由詩809-5-22
エロケチャップの夜- 吉岡ペペ ...自由詩609-5-20
展勝地にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...509-4-25
ディープリヴァー- 吉岡ペペ ...自由詩809-4-8
無音で- 吉岡ペペ ...自由詩309-4-7
夕暮れへの出奔- 吉岡ペペ ...自由詩409-3-24
空、風、なみだ- 吉岡ペペ ...自由詩509-3-19
おまえが- 吉岡ペペ ...自由詩509-3-8
愛人たち- 吉岡ペペ ...自由詩309-2-21
世直しの唄- 吉岡ペペ ...自由詩409-2-19
難破船- 吉岡ペペ ...自由詩609-2-17
二月の炎- 吉岡ペペ ...自由詩509-2-14
雨の島- 吉岡ペペ ...自由詩409-2-13
土曜日の朝- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...309-2-12
星をささえる- 吉岡ペペ ...自由詩509-2-8
震災ってこんなだった- 吉岡ペペ ...自由詩609-1-30
震災について- 吉岡ペペ ...自由詩409-1-18
時は進む- 吉岡ペペ ...自由詩509-1-14
メリクリスマスインサマーナイト- 吉岡ペペ ...自由詩208-12-20
ANYWHERE- 吉岡ペペ ...自由詩208-12-17
冬の夜道- 吉岡ペペ ...自由詩208-12-15
妄想と喪失の息吹- 吉岡ペペ ...自由詩408-12-10
神様- 吉岡ペペ ...自由詩408-12-8
冬青夜曲- 吉岡ペペ ...自由詩408-12-7
オリオンを探す- 吉岡ペペ ...自由詩508-11-27
冬野- 吉岡ペペ ...自由詩308-11-26
群青を歩いてみた- 吉岡ペペ ...自由詩608-11-23
冬の海、波を待つ- 吉岡ペペ ...自由詩108-11-22
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩208-11-19
しずかな哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩108-10-26

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