すべてのおすすめ
 ひとつ、ふたつ、と、あなたは
 錠剤の粒を数える
 明日を待てずに、夜を待てずに
 ひとつ、ふたつ、と、あなたは
 舞いおちる煙草の灰を数える
 線香の如く滅び落ちていく愛を
 指先で留 ....
こどものころ

公園は島だった

オレにとって

公園は島そのものだった

いくつもの島を

オレは巡るのだった

そのなかでも

雨の無人島がいちばん好きだった

遊 ....
湯船のふちまでお湯を張る
そっと揺らさぬように
しずかに身を沈めると
溢れ出たお湯が
洗面器をさらった


体の芯がやわらかくなるまで
ゆっくりと数をかぞえる


  幼い頃
 ....
人の輪ができる。
冗談言って
気づかって
けなされて

君はダイヤモンドのようだ
そんなに大切か?と喜んだら
いくら傷つけても傷つかない。
その位、図太い奴だ、と言う。

ボーリン ....
殺鼠剤を買いにコンビニに行ったら
レジ横の温蔵庫にケータイがぎっしり詰まっていて
「美咲」「優」「乃亜」などとお品書きがあった
疑問百出なので試しに買ってみようとしたら店員
今入れたばっかりな ....
暴走族の少年たちを一同に集めて
野球チームを結成しようと試みた
最初は反発していた少年たちも
やがて野球の面白さに魅了され
一人また一人と暴走族を脱退
今では心から野球を愛する
純粋な若者 ....
今年は逆チョコが流行るというので
私も早速チョコを買いに出掛けたが
行きの電車賃を払ってしまったら
財布に全然お金がなくなって
チョコを買うことが出来なかった
こうして流行に乗り遅れた私は
 ....
料理を始めた。

その多くは
夢を素材としている。

それを食べたあとに
あなたは

あの日のように
歩く
あの日のように
自転車に乗る

あの日のように


料理を始 ....
誰がいったのか知らないが、戦争が始まったのだと云う。それも聞く所に拠ると、青山のホテルの一室でだとか、はたまた九州の阿蘇のほうでとか、とんでもなく脈絡が無く、規模も理由も判らないまま只噂ばかりが先行し .... 人間は、皆、光源だ。

ただし、輝いている人ほど強い光源だ、という意味ではない。 



光源は自分を照らすことができない。

必ず、誰かを照らす存在だ。照らすだけでは輝けない。

 ....
引力が、

 ある

きみと、ぼく

 地球と 月

  引力がある

 ひきあう

すべては ひきあう

  きみに ぼくはひかれる

 きみも ぼくに 月に
 ....
顕微鏡をのぞくと
あんなに青かった星が
茶色く濁りはじめていた

助教授に
どうしましょうと
尋ねると

捨ててしまいなさい
安全な場所に
と言う
いつもそう言う

わたしは ....
貴方の
意味なんてない
と挑発する詩を読んで
心が
ざわっと動いて

コメントを書いていたはずだった
のに
手元が狂って
書いている途中で消してしまった

あぁ、なんだよ

 ....
星のひかりは

時間差の攻撃

出会ったことも

時間差の攻撃

待ち合わせ場所は

代えられるけれど

時をとめては

待つことは出来ない

だからここで

きみ ....
その人なしでは生きていけない、とか。

その人の為に生きていく、とか。

よく聞く月並みな台詞は 相手に完全に依存しているようにしか聞こえない。



愛とは、究極の相互依存の形なのだ ....
あまつぶの音が好き

トタンを叩く
タトタトタンタン


空からいくつも
銀色の糸がふってくる

タトタトタンタン
トタンを叩く


お家のなかで
絵本を読んで
ピアノを ....
彼女は背が高い。
その所為か、いつも薄べったいデッキシューズを履いている。
ラバーソールを履いた俺よりも、少し大きい。

彼女はサバサバしている。
誰とでも分け隔て無く喋るし、よく笑 ....
煮物と書いてにもつと読む
そんな名前の女の子が
昔クラスメイトにいた気がして
卒業アルバムをひもていてみたら
集合写真にお化けが写っていて
怖くて眠れなくなった
毎朝
目覚めると同時に生まれ

毎晩
眠りに落ちると同時に死ぬ


鳥たちは
何度もくりかえし
向こう岸から飛び立ち

そして必ず
契約の地に着く前に
力尽きて墜ちる

 ....
白い歯がボロボロと抜け落ちていくので、笑いながらパカパカと
不安を吐き出していると、隠し事は良くない、と先生、みたいな
真珠貝に言われてしまって、その口にどうにかしてフタをしたい
と思う ....
あ、か、い、ち、

あか、いち、

私 今日女の子になりました

でも私は
自分がこれからどんどん汚れていくのだと
怯えていた

ただ一点を見つめて

あか、い、ゆう、

 ....
聞く耳を持っている人が居たら
聞いて欲しい
悲しみがサラサラ
サラサラ流れていく
流れは堰き止めても
堰き止めても
あふれ流れる
どこまで
流れるんだろう
いつまで
流れるんだろう ....
つまさきだちで空をのぞくと
くるりと回転しそうになった
笑うだけなら
泣くだけなら
簡単だ



からっぽになるのは楽じゃない
何だかんだで思考して
自分勝手に感情は波を立てる
 ....
話を聞いて
理解して、
誉めて
ご褒美をあげる。

そうすれば
自信がついて
自分が好きで
NOと言える。

すくすく育って
育んで、
人生悩んで
楽しんで。
ペタッ

と君の心に 張り付いた

僕の心

君はチラッと 見ただけで

付箋のように 軽やかに

半分に折って さようなら


スラッ

と伸びたその指に 釘付けになっ ....
冬の金魚が

光の輪を独占する

もうじき

ゆるい眠りが降り積もり

わたしだけの金魚になる
ビールとファジーネーブルとカシスウーロンに私をぐるぐる巻き込んで
もう何もかも忘れたくなる
いつだって酒が飲みたくなるときは
どうせ君がらみで嫌なことがあったときで
いつまでたっても鳴らない携 ....
夜になるとどんな人でも少しはセンチメンタルになるらしい

それは昼間の自分に比べたら、ということらしい

だから深夜2時の私が考えていたことが

12時間後の今の私に通用するはずがないの
 ....
携帯が久しぶりになったと思ったら
ママからだった。
女子大生のひとり暮らし なんて
本当はすごく地味で
例えばツタヤのイケメン店員に
なんとなく惚れてみたりして
そうやって  ごまかしてる ....
お風呂にゆっくりつかって、体の隅々まで丁寧に洗ったら、

ああ、自分は女の子なんだな、という気持ちが溢れてきた。


なんでそう思ったのかは自分でもわからない。


あの人に比べれば華 ....
光井 新さんの自由詩おすすめリスト(334)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『白夜』- あおい満 ...自由詩2*09-2-13
雨の島- 吉岡ペペ ...自由詩409-2-13
浴室- ことこ自由詩11*09-2-12
ダイヤモンドの心- ペポパン ...自由詩5*09-2-12
サッソポリッシャー- サトタロ自由詩1*09-2-12
後先- セガール ...自由詩109-2-10
転落- セガール ...自由詩709-2-10
料理- 草野大悟自由詩3*09-2-10
蛇行- aidanico自由詩209-2-10
光源- エルメス自由詩2*09-2-10
ぐるぐる- 北大路京 ...自由詩21*09-2-9
ミクロ分析- 小川 葉自由詩3*09-2-8
零れてしまった言葉- kauz ...自由詩6*09-2-8
星をささえる- 吉岡ペペ ...自由詩509-2-8
弱者の宝- エルメス自由詩2*09-2-7
あめのひ- にィ自由詩109-2-7
シャノン・ハガーについて。- 虹村 凌自由詩4*09-2-7
煮物- セガール ...自由詩109-2-7
ニューロマンサー- 大覚アキ ...自由詩209-2-7
噛みつく童話- 自由詩3*09-2-6
あかいち、- そらの  ...自由詩8*09-2-6
駄詩- 渡辺亘自由詩309-2-6
きりん- あ。自由詩3*09-2-6
子供- ペポパン ...自由詩7*09-2-6
【付箋の恋】- つむじま ...自由詩3*09-2-5
金魚- 榛原花那自由詩4*09-2-5
そうだ、京都へ行こう!みたいなノリで。- ゆきちゃ ...自由詩4+*09-2-5
ねえねえ。- ゆきちゃ ...自由詩5+*09-2-4
正夢。- ゆきちゃ ...自由詩7+*09-2-4
芽生え- つゆ自由詩2*09-2-1

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12