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なにもかも
粉砕
ナイフでは永久に
無理な救いと
手を
つないでいた
椎間板を守りながら飛ぶ
ポリゴンの鳥が
ひきずりだした
わたしたちの赤い国旗
万歳 ....
最期の窓に

しがみついたのは明け方でした

白々ともせず

空は夜に 漂っていました
こぼれていった 麦茶が目に痛く

はじまりの合図を聞いたのでした

冷たい枠を蹴って
 ....
しんしんと

凍っていく 魚の目を見ていた

切り取られた時間に

付け焼き刃の答えをあてがって

彼等は満足したろうか

語るもののなく

そこに在るだけで

嘘にも宝石 ....
1つ目の愛
2つ目の愛
3つ目の愛
4つ目の愛

5つ目の愛
6つ目の愛
7つ目の愛
8つ目の愛

でもさ
でもさ
でもさ

9つ目の愛
10個目の愛
11個目の愛
 ....
廃水路の脇で露店を開いた少年

流れてくる生首を拾い上げては

木槌で叩いてぺたんこにする

それをシャツに貼り付けて売ると

結構な稼ぎになるのだ



だけどアイツは羊を追 ....


グレーを塗ると、きもちがいい
グレーを塗ると、きもちがいい


雨の降るふる
背伸びをやめる


 目には見えないが
 確かに巨人の朗読が聞こえる
 すぐ近くにいるときもあるし
 間遠いところから
 細々と聞こえるときもある
 詩や あるいは詩が

 巨人は聖書のゴリアテとは
 一 ....
君の顔が浮かぶよ
いやだ、ウソ
無理やり思い出して
目の裏に焼きつけようと
してんだ

君が確かにぼくのまえに居たこと
それさえ消えいってしまうのが悔しくて
過去になって ....
いま
空は
無色透明の雨
宙を切って黙礼をする
中性の直線
― 今日はこれといってなにも無い日ね
黙りこくる空
青ざめる
― お花がきれいね
(いつでもいまである)
どくだみは縁の ....
 
 
味噌汁の
袋をあけると
あなたはいなかった

お湯が沸いてなかった
だから私は
信じることができなかった

もし
お湯が湧いてれば
あなたがそこに
いたのかもしれない ....
今日獲物はなんでしょう
ネタを探して待ち構えています 。
「精子は溜まれば吐き出され溜まらなくても精子は搾りだされる。」
これまでに無駄死にさせた精子のこと考えたら 怖くて ....
過去に起こったことが
歩んだ道の情景が
溶けては沈み
たまに流れて
浮かぶ
大きな海のように
適当で
いい加減に
生きているつもりなんだけど
それでも
大変なもんだと
便座に腰か ....
                 100914





あの
おのが
おののき
おとがい
おののき
お買いになった
音の
整列
映写機がコトコトカタカタ光が漏れる
微 ....
白い腕を引きずる夜
千切れた脚が泳ぐ

ゆっくりと輪郭を消して
ゼロを感じたなら
胸の静寂
安堵にも似た虚無感

瞼裏には深淵
声は風を掠るだけ

私、さよならを届けたかった ....
 
 
くつくつと転がる
三層に重なった
植物地帯の上
久しぶりに再会すると
眠たくなる
だから入ることはできない
週末によく見る節足動物の背中
残暑の日光に照らされて
あれはもう ....
あたしたちには今と過去しかないね

だから20XX年、あたしたちのとなりに

あたしたちがいるのかどうかの話をして

おんなはいつもさいごにそう言った

おれはそのときわかったんだ
 ....
いちばん好きなひとと

けっこんしたいとおんなは言う

だからそれを

かんがえるようにとおんなは言う

ぼくは頭がい骨のまわりでかんがえる

後悔とざいあくの海のなかにいる

 ....
つきがこうばん たべました
けいかん ギャングをついせきちゅう
あとの あきちはタンポポの
しゅうかいじょうに なりました

+

かたちのない としょかんで
かたちのない ほんを ....
かなしいくらい思い出が鮮明なんだ忘れられないよあれから二ヶ月近く経つのに
どうすりゃいいの 頭をよぎってしかたないんだよ 嫌いになんかなれないんだよ
君はもう好きな人できたかな
陳腐ないい回し ....
くたびれた下校時間

竹林を抜ける石造りの階段

いつまでも濃い陰と木漏れ日が

白い制服を斑模様に染めていて

吹き降りてくる風がさくりと

汗で湿った襟首を引っかく

みん ....
at 4:00 PM

渇き疲れた 繭の空

絹糸が
照らす
遊歩道

南の国の
入口を抜けると
幼いわたしが
立っていた

冬に咲く
紫陽花のような
ちぐはぐな気持ち
 ....
夜からは逃げられない
街に降り注ぐ  煙草の吸いガラの雨からも
見上げて立ち止まる人の  夢を汚す

雨からは逃げられない
傘を差してすれ違うときの  憂うつなドラマからも
なぐさめにもな ....
けっこんできなければ

わかれなければならない

それはだれから

おしえてもらうことなのだろう

彼女から?

彼女の友人から?

おれの妻から?

おれのこどもからか? ....
駅でモノクロが笑う
見逃してしまいそうな一瞬の隙に

夕暮れに口紅を塗りたくる
張り詰めた不安を化粧で隠して

私は女
悲しいくらい弱くて
切ない
切ない

ただ馬鹿みたいに繰 ....
からすは海をわたる新開地で暮らしています

近くに海があっても泳げません

桟橋があっても泳げません

魚は暮らせても泳げません

浮き輪をつけても泳げません

水着にな ....
君がその女子高生の自転車のサドルに生まれ変わるなら
僕はその女子高生が三十路を過ぎたぐらいに使う勝負パンツに生まれ変わる


君がその女子高生のワイシャツから透けるブラに生まれ変わるなら
 ....
予報では猛暑日という朝
雨戸とガラス戸をあけても
レースのカーテンは脈を打たない
我が家の血は死んでしまったのか

隣りの公園から主婦らしい会話が漏れてきた
犬の散歩同志というだけのようだ ....
(てらてら笑うニンゲンはたいがい……)

ずっとむかし叔父のいった
そのつづきを思い出そうとする

(てらてら笑うニンゲンは)

 (たいがい……)

  (たいがい……)

  ....
輝いてる月の価値
消えそうに潤む月の価値観

僕は潤む月を見ながら自分を重ねていくのだ

儚くも消え行く身と思うならば
いっそ輝いて消えるのか
いつの間にか消えているのかは

今 月 ....
心臓を
落としてしまった男が
こちらをみて
口を開けている

あのときから
うたが歌えなくなった

かわりに
詩をかいている
かわいた心臓が
膨れあがり滴るような
詩をかき ....
梶谷あや子さんの自由詩おすすめリスト(377)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シノハネ- 平井容子自由詩1312-6-27
最期の窓- 自由詩410-9-15
春の夢- 自由詩210-9-15
ラヴ- Oz自由詩210-9-15
羊飼いになれなかった少年- 相馬四弦自由詩1*10-9-15
オイルパステル- 笠原 ち ...自由詩8+10-9-15
朗読する巨人- 豊島ケイ ...自由詩15*10-9-15
彩り- 森本隼自由詩110-9-15
かこのないひと- こしごえ自由詩5*10-9-15
インスタント味噌汁- 小川 葉自由詩110-9-15
てろりすた- アラガイ ...自由詩3*10-9-15
ふとトイレで- 秋也自由詩410-9-14
めぐらし- あおば自由詩5+*10-9-14
終着とゼロ- 青井とり自由詩1+10-9-14
再会- たもつ自由詩310-9-14
やせ我慢と希望- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-14
おんなのくるしみ- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-14
ファザー・グース(6)- たもつ自由詩8*10-9-12
断片1- 森本隼自由詩110-9-12
二学期の憂鬱- 相馬四弦自由詩1*10-9-12
lime_ice- Akari Chika自由詩4*10-9-12
ミラー- Akari Chika自由詩2*10-9-12
それはだれからおしえてもらうことなのだろう- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-12
駅でモノクロが笑う- Akari Chika自由詩3*10-9-12
海岸線哀歌(えれじぃ)- アラガイ ...自由詩4*10-9-12
友達わらべうた- 鈴木 西 ...自由詩3*10-9-12
血のあがき- 信天翁自由詩210-9-12
てらてら笑う- 豊島ケイ ...自由詩10*10-9-12
潤む月- maumi自由詩6*10-9-12
- はるな自由詩2+10-9-12

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