ゴリゴリと命を削り生きてみる

飛び散るのは、魂の欠片

それが言葉だろ、詩だろ


 
クリオネの真似ではごまかせない 海のない街に錨を下ろす 日曜の朝 僕は生きていた 相変わらず
美術館に行こう そう思った とても縁遠い生活だ
生活もできていないかもしれない

僕のなかには整理されきちんとしたものなんて何も無かった 歴史さえも
ア ....
  #

さびしさが一輪咲いて
ほら風にそよいでいるよ
きのうも、
あしたもあさっても

  ♭

いつかのうたが立ち去りがたく
苦いの我慢してお薬飲んでる

  #

か ....
被害にあった人には
非常に
切実な問題でして
金かけて
塗りに
塗りたくって
原型がさっぱりわからないのに
それでも不細工という
これは
ハッキリ言って
暴力です
質の悪い
暴 ....
うつむいて泣くひとの影が
だんだんと鏡のように
わたしを映して濁ってゆくので
おそろしい気持のままはしってきた

どれだけの水を注いでも
波はとまらない
空は落ちない
愛で人は死ん ....
ふらついて

よろめいて

消えかかりそうな
ともし火に
確かなものに苛まれ

煌めいて

揺らめいて

消えかかりそうな
かがり火に
不確かなものに憧れ ....
ケチャップ切らしちゃってと
大人の笑顔で彼女は言った

僕の目の前に置かれたのは
ケチャップがのっていない黄色い肥満体だった

まあいいさとスプウンを入れたのだが
腹から出てきたのは ....
表現というものの一端に
はじめて気がついたとき
唐突に悟った


あぁ
自分の中は空っぽだ


……良かった


自分という容れ物が
ちゃんとあることに気がついたのだ
借り ....
分かってしまった気持ちを伝えると
もはや説明になってしまう

説明はどうにも無機質で
想いに反して気持ちは伝わらない

全て分かってしまったのなら
新たな気持ちをさがせばいい

 ....
     濡れて花 あざやかに
     なびく風 匂い立つ
     雨そそぎ しめやかに

     夏を待つ 水無月の
     その色は 深く濃く 
     ひかりの雨 纏う ....
薔薇が月を包み新しい星になる 両翼を広げて谷間を覆う様に飛んで行く



渓谷に遊べば

すくい上げたのは 6月の空

まだ 冷たいね

あー
ホウノキの葉
何枚の葉が あの子を支えているのだろ

 ....
泣いていた
意味不明のことばで
ただ
泣いていることだけが伝わっていたと思う


ことばがわからなくなったみんな
なにかを言っていた
けれど
どんな有名な詩人も
どんな活躍している ....
真っ暗で何も見えないが もう泣かないよ もう子供じゃないさ
不安は日々成長して何かを損ねる ただそれと闘う 何が僕を存立させているかは僕が決めること
遺伝子だって取り替えっこしてるんだ 笑って見て ....
ぱすんと音を鳴らし

アイスキャンディーを取り出す

自転車を漕ぎながら

あっこの味あたりだ

今日も一日暑かったけれど

今時分の風が気持ちいいなあと

公園で立ち止まり木 ....
 し ご と を し の ぎ

  こ こ ろ こ か げ に

 み え ぬ わ き み ち 

  と き が と け だ し
 

 
美しく病んだ六月の背中で
僕らは夢か ....
あたたかく降り積もった雪の下に埋めた
女になってしまう前の、
何でも言葉に出来ていた少女のわたしを

女になるというのは
自分が一番遠い他人のように感じる生き物に
なる事なのだ
女になっ ....
嗚呼、魅惑のストロベリー・ショート・ケーキ!!


緻密かつ大胆な計算でしぼり出された

まぶしきばかりの純白の生クリームは

威風堂々と連なる神々しい銀雪の山脈


山の頂に ....
おそらくは
やわらかな春の香り
おそらくは
かぐわしい早乙女のような
おそらくは
この世に用意された
おびただしい
喜びと悲しみのあわいで
おそらくは
それは
幻の香り

さく ....
光では消える
だから 灯りを

照らすという意志が欲しい
だから 灯りを

ともすという力が欲しい
だから 灯りを

暗いものが見えるだけでも
心の灯り

たきつけているのは  ....
いつか天を
指差して
立ち上がれる日を
待っている

この世のうねりに
波乗り遊び
飲み込まれることの
ないように

持てるものは
何もないけど
この身ひとつで
体当 ....
月はね 二つあるのだよ 
望遠鏡から離れて 自分の目で見てごらん
三日月の尖ったあごは二つに分かれているだろ
昔の人が見た乙女や兎が住んでいる月
今見る乾いた月の後ろに少しずれて
ぼくに ....
勝利の女神は去年死にました ワイン片手に
甘い愛の味

目まぐるしく廻る
夜に浮かんだ光の海に

堕ちて
  堕ち
    て


 闇の なか

優しい人の面影は
凍える身体の
記憶に染みて

 ....
 きみの死を少しだけ貸してほしい。すると、きみは少しだけ長生きして、ぼくは少しだけ早死にすることになるのだろうか。それはわからない。むしろ、そうすることで、一緒に死ぬことができるのかもしれない。ただ、 .... ある時に気が付いた。
自分の命の手綱は自らが握っていると。
不可抗力、つまり回避できない死以外では自分は死なないと。
自分は自分の命を握り締めていると。
いざとなれば大切な者の為に燃え尽きる事 ....
男の妖精もいるのか 雨が降って少し止む

鮮やかなレインコートを着た子供が歩いている

雲が流れて優しい鳥の声

コンクリートの脇っちょから咲く

可憐な透明オレンジ色の雑草は

遠くの国からハローハ ....
街波 茜さんのおすすめリスト(436)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それが- 殿上 童自由詩21*13-6-9
クリオネの真似ではごまかせない- 北大路京 ...自由詩413-6-9
海のない街に錨を下ろす- 北大路京 ...自由詩713-6-9
サンデーモーニング- 梅昆布茶自由詩713-6-9
うた- もっぷ自由詩713-6-9
コスメティックバイオレンス- 花形新次自由詩113-6-8
正夢- はるな自由詩513-6-8
セントエルモの火- 秋助自由詩1*13-6-8
オムライスなんて大っ嫌いだっ- nonya自由詩29*13-6-8
空壺- かわぐち ...自由詩6*13-6-8
気持ち- かわぐち ...自由詩1*13-6-8
しめやかに- 石田とわ自由詩19*13-6-8
薔薇が月を包み新しい星になる- 北大路京 ...自由詩613-6-7
ホウノキ(朴木)の花が咲く頃- ぎへいじ自由詩18*13-6-7
ことばがわからなくなった詩人のはなし- はなもと ...自由詩613-6-6
はぐれもの- 梅昆布茶自由詩613-6-6
アイスキャンディーと夕暮れ- 灰泥軽茶自由詩913-6-6
散策迷路- ただのみ ...自由詩19*13-6-5
「花曇り」- 桐ヶ谷忍自由詩29*13-6-5
ストロベリー・ショート・ケーキ讃歌- shift自由詩613-6-5
花まんま- そらの珊 ...自由詩22*13-6-4
ふける_朝焼けに- 砂木自由詩18*13-6-2
天を指差して- シホ.N自由詩413-5-13
- イナエ自由詩8*13-5-13
勝利の女神は去年死にました- 北大路京 ...自由詩313-5-13
夜の街- 莉音自由詩1*13-5-13
借り物のからだ- 中川達矢自由詩413-5-12
気が付いたこと- たまごボ ...自由詩513-5-11
男の妖精もいるのか- 北大路京 ...自由詩1513-5-11
ナガミヒナゲシ- 灰泥軽茶自由詩8*13-5-11

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