すべてのおすすめ
小学校に行ったよ
山奥の
廃校になった

なにもかも小さくて
洗面台なんかほんと低くて
でも何でも揃ってて
まだ、ひとの気配がした

あんまり陽あたりがよくて
運動場も広いから
 ....
グラマラスバタフライ
僕を狂わす炎

美しい人よ
その魅惑的な瞳で
僕を誘惑しておくれ

今宵僕らは二匹の蝶となって
真夜中へと堕ちて行く
二人の体は絡み合ったまま
二度と離れられ ....
*むかしばなし
 
口をなくした12歳の日
あたしは感情の無を
主張した
 
感じないふりは
滑稽だったが
実に得策だった
 
一時の優しさはナイフのようで
期待することも
や ....
テレビの音が消えた時間に
アイロンをかけている
母親のすがたを見るのが好きだった
折りたたんだ洋服を
きれいに積み上げてゆく
母はやさしくて
いろんな話を聞かせてくれた

母は成人式の ....
お盆から2ヵ月半
無人だった家は思ったより荒れていなくて
ただフローリング部分を歩くたびに
キシッ、パシッと軋む音がする

家が早くも傷みだしたのか

大工の従兄弟に不安を口にしたら
 ....
ひとしずくの涙を 
顕微鏡で覗けば 
そこは内包された 
ひとつの宇宙であり 

やがて夜も更ける空に 
ひとつ、ふたつ・・・ 
星々は灯り始める 

あれはきっと   ....
100億光年の向こう
聞こえるのは 
天空に広がる
無数の星たちの囁き

草むらに寝転んで
目を閉じ 耳を澄ます

100億光年の向こう
きみは幸せであろうか

あの日のまま ....
西高東低の天気が続く

晴れのち曇り
夜には雪になるでしょう

浮かれた音と光が乱反射
鈍色の空は静かに押し黙ったまま

泣いても、いいんだよ

ひとりごちる唇は自由だ
右 ....
あ、
雨の夕刻は
アスファルト状の黒いノートにおいて
ひとつぶ、ひとつぶ、別々の
無数の濁点だ、





雨滴、
雨滴、
黒く
滲んで
広いひとつの痣として ....
今夜は月が明るい

そう思って
眠れない午前二時

感謝します、そのような言葉に


流星が降った


あの星はもう、{ルビ宇宙=そら}の果てで燃え尽きただろうか


手を ....
神さまからひとつだけ願いを叶えてあげる
と言われたので

幸せになりたいとお願いしてみた

神さまはふむふむと頷いて
では、早速明日から叶えてあげよう
と言ってくれた

期待に胸膨ら ....
パンジー (ものおもい)


青空の端にぼんやり頬杖をついて

ほつれた飛行機雲を指先で丸めながら

色とりどりの想いを散らかしっぱなし

冬風が口笛で呼んでも君はうわの空
 ....
およいでいる、ということに
気がついてしまうと
溺れはじめる


 わたしが
 わたしを忘れることも
 たいせつな息継ぎ

 うまれもった、すべ



音色、という文 ....
優しさの前に立ったとき
どうしようもなく
人見知りをしてしまう
なかなか差し出せない手を
ぎゅっと握って
その手のひらは
汗だくになってしまう


嬉しさの前に立ったとき
どうしよ ....
女は少し
したたかなくらいが丁度いい

「あのコはほんとにイイ人」
なんて言われてる時は
実は一番危ない

危険ゾーンのど真ん中

「イイ人」の裏に含まれた企みは想像以上にコワイもの ....
ため息、ひとつ
冬の空に消えた

吐き出した言葉達は汚くて
紡いで、紡いで、泥まみれ

ため息、ひとつ
冬の空に消えた

どんなに洗ってもとれない汚れ
今は不自然だけど
いつかは ....
乾いた空を見あげて泣いていると
(おとうさん
(あんまりやさしい気持ちになると
(涙がでたくなるんだよ
という

疲れたときは
ふうせんかずらの種をあげる
それから
ビールを買ってあ ....
信じられないようなコトが
たまに起きる

それを偶然と呼ぶか
奇跡と呼ぶか

だけどボクが呼んでいるのは
そのどちらでもないんです

偶然なら運命に変わるかも知れないし
企みなら夜 ....
出口だらけの迷路で
みんな迷子です
終電が出発したら
それでも全部、扉を閉ざして

新宿駅の外観を知りません
面影すら忘れてしまったひとの
忘れもしない言葉
普通でいるために、目を閉じ ....
濡れたアスファルトの上
過去も未来も流れていく

反射して見えたのは
あの日の
小さな嘘だけ

温もりを忘れた右手が
所在無く揺れた

繋がれなくなった指先
ゆびきりは
も ....
闇の随にGet It On  髪をかきあげ さぁ行こう
先頭に立つ超百鬼夜行 妖気溢れて しゃなりしゃなり

 異類異形の大魔神 束ね 艶やかに列島縦断Delight Night
 脳内の映像 ....
雨をひらいて いくつもの声のその中へ
飛び込んでいければいいと思った
軒下からしたたる雫が はねて、
とりとめない心に降りかかる
泣いているの、とたずねる人の
声がしたような気がして
振り ....
灰とむらさき
雨の上の火
かわいた光
海と曇
午後の髪
見つめる目


はざまの冬
まばたきの子
すぎさる たなびく
包み紙の旗
変わりつづける
足跡に降る
置 ....
1 両手を前に差し出します。

2 人差指と親指でかぎかっこを作ります。

3 なるべく今のあなたに
  素直な言葉を挿入します。

4 そのまま両手を中心に向かって近付け
  長方形 ....
君のことを描くたびに
ひとつずつ言葉を失っていった
すっかり軽くなった水彩箱には
たったひとつの「ありがとう」が
隅にこびりついて震えている

―――ありがとう。

それだけで ....
毛布になついた匂いをかぐと
やさしくおもえる十二月

ふゆという名のまぼろしが
ふたりのあいだに
許される



 つめたい風のひとひらは
 ぬくもりひらく
 手のための ....
クリスマスローズ (慰め)


クリスマスなんて大嫌いと吐き捨てる

君の傷跡が透けて見えそうな夜

瘡蓋の上に貼りつけただけの棘に

僕が金色の星を灯してもいいかな

 ....
今年も背中を見せる
あなたの上着の裾を つまんでみる
皆 走っているからね
この子とふたり 取り残されているみたいでね
寂しくってね

私の指の小さなダイヤモンドが
電飾と歌を歌っている ....
  瑞々しさ

 かじかむ
 手があれは
 「かがやく町だったと言った
  なにごともない町並み
  を抜けてゆるやかに
  傾ぎながら地下鉄は春の
  空へ。出る駅前はぐるりといたる ....
?                       ?

いつだって馴れないんだ         駅を降りて
麻痺していく            牛飯屋に入って
フェイドアウトしていく感覚     ....
さくらさんの自由詩おすすめリスト(789)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いつか、約束の- 夏野雨自由詩47*08-12-16
夜に堕ちる- 未有花自由詩14*08-12-16
飛躍- 倉持 雛自由詩408-12-16
缶詰- かいぶつ自由詩608-12-15
僕が思うより世界は強靱にできているようだ- kauz ...自由詩5*08-12-15
涙ノ星- 服部 剛自由詩408-12-15
ノクターン- いのせん ...自由詩108-12-14
不完全に解き放つ- いのせん ...自由詩2*08-12-13
冬のカルテ- A道化自由詩1408-12-13
月と流星- 自由詩4*08-12-12
きづくひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*08-12-12
花言葉四行詩_<6>- nonya自由詩8*08-12-11
水の器- 千波 一 ...自由詩12+*08-12-11
地球の丸さの前に立ったとき- 小原あき自由詩26*08-12-11
女のホンネ- さとう  ...自由詩3*08-12-11
き、え、た。- 三奈自由詩7*08-12-11
おとうさんの空- 佐野権太自由詩17*08-12-11
ルーレット- BOOKEND自由詩308-12-11
駅・新宿- たりぽん ...自由詩6+*08-12-11
雪待ち- いのせん ...自由詩208-12-10
超百鬼夜行- 北大路京 ...自由詩18*08-12-10
雨をひらく- 石瀬琳々自由詩15*08-12-10
- 木立 悟自由詩508-12-10
「_」- かいぶつ自由詩1808-12-10
セルリアン- Rin K自由詩2708-12-10
予告篇- 千波 一 ...自由詩6*08-12-10
花言葉四行詩_<5>- nonya自由詩5*08-12-9
12月- たちばな ...自由詩21*08-12-9
F_ヶ丘- 水町綜助自由詩708-12-9
行方/不明- kauz ...自由詩5*08-12-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27