おれはD2、ケーヨーデイツーに行く途中でこの文章をかいている。(頭のなかで書いている。)D2は家から1キロ?くらい離れたところにあるホームセンターだ。チェーン店で知っているひとも多いと思う

D2 ....
求めない 求めない 求めない
気にしない きにしない
しない しない しない
言い聞かせる 頭に 心に
解ってる 解ってる 解ってるんだってだから
思えば思うほど 求めてる自分がここにいる
 ....
小さなへびかと思ったら
いつかちぎれた
しましま模様の靴紐だった
だとしてももう
それをくぐらせるズックの穴がない
わたしにはもはや必要ないものだったので
さよならを言って
立ち去るくら ....
泡が回る
影が回る
呑まれる前の
小さな色


春の内の冬
木の家を巡る
瞳のにおい
泪のにおい


音に音を差し出せば
せわしなく手をひたす色
みどり み ....
口を開けばこの世におわかれ
結局その理由がわからなかった
全て終わってしまった衛星都市で
いくつものぬけがらだけが
からからと丁寧に掃除されている
野良猫たちはそれでも
誰かに ....
早朝の闇と静寂の中で、私は迷子のように灯りをつけて読書をしている。まだほとんどの人が眠りに就いている中、私だけが朝の闇の中に迷い込んでしまったかのようだ。孤独というものは青春の終焉とともに .... もう二度と子を抱かぬ手で撫でる 南国から来たコーヒー豆を焙煎して窓辺に並べる
そのうち一つがぱちぱち歩き始めて
豆の割れ目にしまわれた羽を広げて飛び立った
それは焙煎が成功した証なのだ
窓に透明のしわが波打っているのをか ....
まだ自転車に乗れなかったころ
ともだちの自転車を借り
田舎の緩い坂道をおそるおそる降りながら
何度も練習していた

不思議なことにあるときすっと自転車が自分のものになる
そんな瞬間を体験し ....
おびただしい雫という雫が
都市と都市の間で あらゆる物と物の間で
たがいに伴を呼ぶ
満月のような視座で みえないその糸に命を与えようとしている男のポエジは
蜘蛛の意図のよう
雫と雫がつながり ....
 今年から時間的、気持ち的に余裕があるときにこんな感じでまとめてこちらにて。
 公開年、監督などは割愛させていただきます。
 なるべくネタバレはないようにいたしますが、その限りではないことも。
 ....
西日の強い秋の日に 
燃え落ちた赤ピーマンの残骸に目をやりながら
駅前のツタヤと惣菜屋へ向かう

ジャーのご飯に合う惣菜を
ツタヤで十代に戻れる私を
選んだはずなのに
コンビ ....
きらめく街に二重映しに
廃墟が黒々と微笑んでいる
何からの自由 何への自由

星が降る 壊れながら降る
その欠片が傷つけてゆく無数の意識
何からの覚醒 何への覚醒

君はいつ泣いていた ....
「在宅のみとり講習会」という見出しが眼にはいった時
「のみとり?」と思ってしまった
ペットの蚤でも発生しているんだろうか・・と
普通に思ってしまった
記事をよく読むと
「在宅のみとりに必要な ....
 僕の言葉からか それとも心からか干上がって
 或いは深い地底に沈み込んで
 もう二度とはほんとに笑ったりおどけたり心から手を伸ばしたりする自分には
 僕の時間が追いつかないとすっかり放念してい ....
ぼくの首に人知れずかかっている見えない時計の針は壊れていて
気づけば 四六時中
あなたのいる方角ばかりを示している
昼間の12時の時報でもないのに
延々とあなたの名前を呼び続ける
たぶん だ ....
タンス                  太宰を愛読した母に
               
私は息を殺して そっと 新しいタンスに耳を当てている
朝から、母がタンスから出てこないのだ
怒りの ....
過子、という女の子がいた。
もしかして、過子ちゃん?
と、何回尋ねられても過子は
いいえちがいます
と答えた

町の明かりが年中点いているこの星では
限られた場所にしかすむことができ ....
抱かれた夜から違う足音 都市の迷路に波打っている緑の原点たち
原点たちはどんな香りをも演繹せず
冴え渡ったおしゃべりの隙間に破裂して飛び散っている
おしゃべりは思想という場違いな花を排水溝に流し続け
ビル ....
強過ぎる日ざしが
真上から
直接脳に突き刺さる
そよ風が
熱風に変わり
日傘を裏返しにしようと
襲ってくる

バッグからハンカチを取り出して
涙をぬぐう
何度立ち止まって
ハンカ ....
かららん
ころろん

約束してた夏祭り
浴衣の帯は苦しいけど
少し急ぐ下駄の音が好き

髪をあげた少女の瞳に映る
裸電球のあこがれ
くっきりと 影法師が揺れる

うす暗闇で手 ....
拭っても拭っても血が止まらない。ただティッシュを赤黒く染めていくだけで、何かほかにやりようがないかと思い、その血で化粧することを思いつくが、部屋には鏡がなく、窓ガラスに映して見ようかと振り向くと窓 .... 長い夢から覚めた後の
そこから動いてはいけない心
何もしてはいけないと
ただただそこにたたずむ心


いつか何もかもを
消し去りそうなものへの
あこがれと恐怖から
 ....
映写する腑、喉を圧しひろげ、傍線はたしか、遠くに聞く、砂の鳴りに裏返る沼、波紋と残像のさなか、脆弱な冒頭を詰めたトルソーは次の作図を予感する。渦の灯、炭化した雨を下から明かし、鞣すように匙を透して、香 .... 四つん這いになったきみが
自分の両手で尻を左右に開き
僕にすべてを見せたとき
きみの肛門が
僕に向かって
心がひんやりと悲しいって
つぶいた気がしたんだ

肛門は、きみの肛門は
見ら ....
まったくかまわないよ
世界が
思ったのと違ってても

新聞をめくると
新聞のにおいがする
あなたをめくると
あなたのあじがわかる

あなたがもし
いなかったら
かまうけど
気が付くと私は広大な庭園の前に立っていた。
そこは薔薇の花で埋め尽くされ、屋敷へ続く道は整備されてはいなかった。
庭園の向こう、遥かなる屋敷の全貌は見えない。人間を死の果てに導く薔薇の棘が道を ....
異様な色の雲が
頭上を物凄いスピードで流れ
不吉な予感が
風に乗った電波で
直接的に送信される

老婆が路上に倒れて
泡を吹き

幼児が2人
互いの髪を引っ張り合い

若妻は
 ....
湿る土を体育座りの
月はひとつできみはいない
頬をきる高い緑の草が痛くて
ここはどこだろう
握りしめる切符
大きくて体温のある動物の
おなかでねむってしまいたい
今晩くらいは ....
ホロウ・シカエルボクさんのおすすめリスト(388)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みんなへ- 佐和散文(批評 ...415-7-20
つじつま合わせでもかまわないから- 涙(ルイ ...自由詩315-7-7
へびか靴紐- そらの珊 ...自由詩18*15-5-31
午後へ_午後へ- 木立 悟自由詩515-5-22
ホログラム- 春水八郎自由詩5*15-5-10
小石- 葉leaf自由詩215-5-4
もう二度と子を抱かぬ手で撫でる- 北大路京 ...自由詩515-2-20
珈琲- 木屋 亞 ...自由詩4*15-2-11
自転車に乗って- 梅昆布茶自由詩2215-2-5
がうでぃな_さざなみ- るるりら自由詩17*15-1-29
2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと①(1/1〜1/18 ...- 平瀬たか ...散文(批評 ...5*15-1-18
正体- 為平 澪自由詩12+*14-12-7
奇妙な祝祭- 塔野夏子自由詩6*14-12-7
のみとり- Lucy自由詩23*14-10-27
遭遇- きりえし ...自由詩214-10-26
愛すべき人間- きりえし ...自由詩214-9-29
タンス- 島中 充自由詩714-9-12
透明な月がのぼる場所(ゴル投稿)- 百均自由詩5*14-9-12
抱かれた夜から違う足音- 北大路京 ...自由詩414-9-12
ジャズ- 葉leaf自由詩5+14-7-20
熱風の街- Lucy自由詩20*14-6-27
夏祭り- 藤原絵理 ...自由詩9*14-6-18
飛び立とうとしていた- rabbitfighte ...自由詩7*14-3-15
ひとつ_離れて- 木立 悟自由詩513-12-3
手紙- 吉田友佳自由詩313-10-9
Kohmon- 花形新次自由詩113-9-29
かまう- はるな自由詩1213-9-21
恥知らず- ヒヤシン ...自由詩9*13-9-15
卑小な- 花形新次自由詩313-9-14
ruler- しもつき ...自由詩18+*13-9-4

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