雪たち降り積もるしろい世界では
浪漫という夢なんて
くだらない幻想なのかな

深海の光の射さないくろい世界では
孤独という音さえ
聴こえない無音の闇なのかな

(じぶんを使っ ....
眠れぬ夜にやって来る
鬼と化した魂の行進
お前もかと
鬼に胸をを突かれ寝たふりをする

布団を出ちゃいけないよ
魂を連れていかれるよ

鬼たちは楽しそう
騙されちゃいけないよ

 ....
気怠い朝
電車で隣に座った人の
スマホを持つ腕の肘が俺の脇腹を刺す
肘にナイフが付いていて
人知れず意識を失っていく
みんなスマホを見ていて気づかないうちに
暗殺される
の妄想

そ ....
 

白い風が吹いて
今朝

ライトブルーの空から
なにかの声が聴こえた

空に窓ガラスがあるなら
かすかに震える声だった

昨夜の夢を忘れてしまえる
涼しくすき透る声だっ ....
確実に変わりつつある意識は
見ちゃいけないものを見てしまったようだ
社会からはみ出す
去年と今年ではまるで変わった
今年と来年ももっと変わるんだろう

カレンダーに予定を入れる度に失ってい ....
小さな敷地に境界線を作成しました
そこに私というものを置き
外側から来るものを
刺のある鉄線で追い返す
または深く傷つけるのです

また私が外で息抜きをしようとすれば
肌を刺が引き裂くで ....
二つだった、いや、一つで
よかった

うらやましくて、豪雨
一人、部屋に
夕焼けを吐き
指をひたした

いつだったか
考証の必要な
マイケル・ジャクソンの歌にあった
地球で一人の ....
 ホロウ・シカエルボク氏の「喪失というものにかたちがあるとしたら」を読ませていただいて。

 カフカについて詳しくなく……カフカとカミュは、ダリに拒否反応を示したのと同じように、なぜか受け付けなか ....
子供の頃から虚言癖
親からの期待の砲弾を
避けるのに必要な技術
未だに平気で嘘を吐く
嘘の中に本当を隠し
真実も共存している
生きてることは真実
それさえあれば
あとは嘘だとしたって
 ....
 

くらやみは、
探さなければならないくらいの
あかるい雪夜でした。

小道をあるくと、
足あとがうっすらと残り
窓あかりの向こうには
しあわせな笑い声が聴こえるようでした。
 ....
ロックンロールなんて
好きじゃない
けど
ローリングストーンズのバラードは
好きだ

悲しみのアンジー、って邦題も
どうかと想うけど
そんな疑問が霧消するくらい
その歌は ....
愛こそはすべて
訳されたビートルズを聴いて思ったのよ。

愛って何かしら?

教壇に上がる講師の先生に聞いてみたら
これを読みなさい。って数冊の本を指定してくれたけど、
ソクラテスや ....
 むかし精神病院で知り合って、
 そのまま好きになった女
 がいたんだ

 きのうの夜だ
 かの女からもらった、アイマスクと耳栓、
 どっかの宗教家がだした、『そんなとき、深呼吸』という本 ....
こどもの世界を、そんな綺麗なことばでもって
書いてくれるなと思ったのです
校門をくぐるとあるコンクリの池に
誰かがパンをどかどか投げて
何匹かの鯉のお腹が膨らんで
ぷうかぷうかと漂っている匂 ....
紅蓮の炎に焼かれた文様
この背中の海図は消えることはない
これを読み解いて欲しい
北極星は歪み
オリハルコンの羅針盤は深海に沈んでいった
帆は散りぢりと破れ
ぼくらはいったい何処を漂うのだ ....
胸に火炎の種を宿して産まれてきた
赤子の時は泣いて火の粉を散らし
成長するにつれて自分で消火し
胸の印を隠して生きてきた

あなたに出会った時
胸が疼いた
忽ち火炎が咲いて
私が私に目 ....
太陽の剃刀は陰部からひと脈の血を匂わせた
人肌の季節を占って結露した光の置き場に困り果て
まだ暗い田畑で骨を拾う
骨は拾われる度に肥え月や星の声を濁らせた
他者の思考の中で溶かされる甘い小舟か ....
部屋の窓からみえる月光が
とても綺麗なだけだというとしたら
君が大人になれてない
しるしかもね

ほら、今だって
魚の掴み取り
したがったり
心地よいクッションに
寝そべって ....
 

たった、ひとつでいい
上手な恋がしてみたい
なんて想ったら
あたりまえみたいに泣けて来ないか?

わけもなく好きになるこころが恋なのに
それを器用な考えで
そのひとのことを ....
 
  
セックス
世界が変わるとき
一人と一人の世界が終わり
あたらしい世界が生まれる

ラポール
貴方を認めるとき
乱暴もネグレクトも精に成り
深きゆえ また我を忘れる

 ....
生まれた時からバッハもピカソもあった訳です
赤ん坊の私がそれらに気づくまでの長い距離は
何かの原型でありそうだなと推察し終え
当時の感覚まで思い出されていたのです
座卓には抽斗がついており
 ....
捨て鉢な好意
汽車が眠る場所
優しい巨人の愛撫
想像力の山と谷を
土地柄が考慮されたブレーメン
変動しない順位
誰かのおばあちゃん
物語を消毒されないためにも
明日までの措置
電球の ....
時計 重なり
燃える 時計
開いては閉じる
空の草の目


声と空蝉
途切れ途切れに廻る世界
光っている
触れるものすべてが光っている


夜を動かそうとす ....
海水が満ちて
そこに建つ鳥居は
海を歩く神の道
遠くて神聖
写真を撮り
手を合わせるのです

海水が引くと
そこに建つ鳥居は
砂地を歩いてくぐれる
神の道をなぞって
お辞儀をしな ....
パインサラダにするレタスをちぎり
水に反射した光をそっとボウルに散らせる
どうということもない休日の終わり
新しいドレッシングの蓋を開けた

レモンピールが見えなくなるまで刻み
胡椒とクル ....
一本の指がしっかりと
屋根のすべてを締め付ける
風のものではない揺れが
屋根から屋根へと歩き去る


雪のかけらが息にからみつき
寒く苦しく
苦しく寒く
径の行方に降 ....
 衣装ケースの底に今も蔵って有る
 レトログリーンに白ドット柄の
 スカート付き水着

 もう 着れる歳でなくなってからも
 ずっと処分せずにいた
 これが一枚の写真の様だから

 眩 ....
 

俺は「無」から生まれた
なにも苦しみや悲しみや絶望や失望から
生まれた訳じゃあない

膨張する欲望を
慎ましく隠し込むことが
正しさに似たおこないだと
知ってずっと
知っ ....
風が私をかき消せばいい、コンピューター風は青い慰めに似ていて、
部屋の中、私の嗚咽はプラスチックを吐き出す、欲求不満には、
死をぶつければいいです。

ほら何も生み出せない私の頭の中には、
 ....
キリスト看板、コンドームの自販機、公衆トイレ

詩が書きたい
詩が書きたい
忘れちゃってた自分の痛さも全部言葉にして数年後に愛すためにも

消費よりも浪費よりも懐古が増えたので私は ....
ホロウ・シカエルボクさんのおすすめリスト(381)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
浪漫なんて幻想なのかな- 秋葉竹自由詩124-12-15
百鬼夜行- 自由詩4*24-11-25
地獄行きの電車- 自由詩10*24-11-12
信じる声- 秋葉竹自由詩524-11-9
beast- 自由詩7*24-10-27
有刺鉄線- 自由詩9*24-10-25
フランチェスカイエロー- トビラ自由詩5*24-10-25
ホロウ・シカエルボク氏「喪失というものにかたちがあるとしたら ...- 朧月夜散文(批評 ...4*24-10-22
嘘吐き- 自由詩7*24-10-2
雪夜- 秋葉竹自由詩424-9-28
悲しみのエンジェル- 秋葉竹自由詩524-9-24
愛って、何?- アラガイ ...自由詩12*24-9-22
SETSUNA- 中田満帆自由詩324-9-22
こどもの世界- soft_machine自由詩524-9-22
難破船- レタス自由詩7*24-9-20
彼岸花- 自由詩13*24-9-20
- ただのみ ...自由詩4*24-9-8
落ちるうた- 秋葉竹自由詩824-9-7
白昼夢- 秋葉竹自由詩324-9-5
シジンとヤッたら終われる- 足立らど ...自由詩624-8-28
ふりかえる生長- soft_machine自由詩1024-8-25
等し好みに- なけま、 ...自由詩424-8-25
白く漂う- 木立 悟自由詩724-8-17
願い- 自由詩524-8-17
パインサラダ- soft_machine自由詩1024-8-15
天地天地天地- 木立 悟自由詩724-8-10
波の思い出- リリー自由詩9*24-8-4
光に希み闇に祈る- 秋葉竹自由詩324-7-28
遍在した- 由比良 ...自由詩1*24-7-7
生産性のない- 藤沢自由詩424-5-25

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