今度の連休になったら友達同士で誘いあって
男性下着メーカーの工場見学に行こうぜ
運転手つきの観光バスをチャーターしてね
ブリーフやトランクスが出来るまでの
なまなましい過程を見学しに行こうぜ
 ....
ケルトの白馬のように
ナスカのハチドリたちのように
空を巻き込むように
海と陸とで波が白いよ

空は空で
海と陸とのあわいをも
可笑しく見つめているのだろう
きっと今もいつも

国 ....
同じ朝が来るんだと
指差した標識
その通りに進めない靴を
投げたほうがいいって
4月の風は
あまりにも余所余所しく
忠告していった


何度も曲がったような気がした曲がり道
その先 ....
ついさっきまで
子供達に追っかけられながら
スポンジの棒でたたかれながら
やわらかく笑っていた
おっちゃんが

ぼくの前に対峙する

でっかい
でっかい
でっかすぎる

右に ....
いつの間に
砂浜は深く削られてしまっていて
いつの間に
潮溜まりは浅くなってしまっていて
何年か
何十年だかしか
経っていない
留守にしていた
その間に
海はすっかり歳をとり
荒い ....
現地時間13:06
日本時間26:06
エセイサ空港を後に
呼んでいたジープを飛ばす
スカっとした青空
UVカットのブラックで見れないけど判るぐらい
久々に触れるギア  ....
さっき雨があがったみたいだ



まだ雲は多いけれど
隙間から光が覗いている
さっきまで色とりどりの傘で賑わっていた風景は
家路へ向かう早足の靴音と
閉じてしまった傘の申し訳程度の色彩 ....
 真っ白な画用紙が、思い思いの色に埋め尽くされ、やがては無残に打ち捨てられるように、清純さは周りの利己によって泥まみれになるまで叩きつけられる運命にあった。芸術家というものは、残虐な生き物ではあるが、 .... 家族で夕食時にマグロの刺身が12切れ出され
 それに醤油をつけて食べるのが
  キチガイ沙汰に見えて家を後にした
 
斑は肉を冷やす吹雪の真夜中を彷徨き
 月光の木漏れ日が唯一の動力 ....
 緩やかな光が零れ、草いきれを辺りに漂わす新緑を透かして、アスファルトを淡く照らす。優しく吹く風は木々を揺らし、その揺れに驚いた小鳥が二羽、三羽と飛び立つ。呆れ返るくらい平和すぎて、見ているだけで欠伸 .... 味も判らない 色の思い出したくない
僕の身体が昔より 元気になったからなのか
枕元にあった 初めて見た黄色いBanana 
正月の喜びと 帰ってきた親父の笑顔

出稼ぎに父さんたち  ....
最近、体が重くなった
癖がひとつ増えたから




街中では
がちゃがちゃと
大人たちが
癖を重たそうに
引きずりながら
歩いている


誕生日にひとつ
プレゼントされる ....
離陸し続けることが唇のためになるんだよと
伝達された日の午後にみんな消えました
あれは号令だったんです、滑空


退廃なら
ぶっ壊してこい


{引用=
--もうじき-嵐が--るの ....
 12月21日に高知での忘年会的な朗読ライブに出席してきて、「ああ、今年も一年が終わるんだなぁ」と、ふと思ってしまった。極めてありきたりなんですが、これまでの仕事の関係などもあって一年の終わりを感じる .... 毎日尻の穴からぶりぶり汚いものを出している
ぶりぶり=うんこ

中学のとき初めて触った友達の電子辞書で
ちんこのついでにうんこを引くと
「うん」は息む音、「こ」は何だっけ
何かそういう風に ....
{引用=
あかもん行きーー 
 この電車は赤門行きです。ご乗車の方はお急ぎくださいーー}
がっちゃん と音を立てて路面電車が動き始めた。 
「あぁ、間に合った。車掌さんごめんなさいね。」
「 ....
頭上に無数の血管が走っている
赤と紫色と灰色の線が網目状の影をアスファルトに落とす
空は脈打つ彩りに覆われていくつにも分断され
そのどれかひとつすら私のものではない

都会は大きな卵型をして ....


昔、ひとりの修行僧がいた。彼は、心が完全に澄み、あらゆる悩みや欲望が彼を通過していき、何物にも動かされない境地を目指した。物事に動かされないようにと、彼はどんどん重くなっていった。瞑想や思索 ....
 彼女は体を後ろに仰け反らせた。酒が頭に回ったようだった。ぐるっと頭を回す。目の間のお菓子の袋を開けるのに夢中だった。乾き物の袋を。友人の一人がベランダから大声を上げる。冬の冷たい風が部屋に入る。夜は .... 校庭の中をバイクで乗り入れた一人の父親が
息子の墓を作りはじめる

まず、水ぶくれのようになったなきがらを
手などがずり落ちないようにしながら
慎重に袋からとり出す

次に、校庭に穴を堀 ....
何かが起こる。



バチッ‥!

闇、一色
塗られた空間

どよめく群集…

?(゜口゜)
.( ̄〇 ̄;)
(#゜△゜#)

なっ、何なんだ?
TVもラジオも ....
『メキシカン・ソレイユ』


テキーラにライム搾ってソーダで割るだけ。

俺のオリジナル。
ポイントはライムを切ったナイフで、そのままステアする―それが美味さの秘訣ってもんだ。 ....
  白い砂漠にきみが一人立っていて
  目の前には無数の一人が立っていて
  言葉も無くきみを問いつめる



  詩人らしき男がきみの昨日を責め
  破れたジーンズがきみの怠惰 ....
爪で弾いたなんでもない音は
足を両手に換えて叩いている

そこらじゅうの獣になんかまけない
そこらじゅうのならんだ斜めを私に集めていく

もうすぐ私の頭を撫でてくれた果汁がやってくる
聞 ....
このままじゃきっとダメになる
このままじゃきっとダメになる
そういう感覚を利用して
何よりもスピードを大事にしてみなよ
畑を耕して
種を撒くことから始めてみるべきだ
乾いた ....
 まぁ、画面の前のそこのあんた、僅少な時間をあたしに預けてみないか。
数ある投稿の中から、この散文をクリックしたあんたにも責任はあるんだ、ちょっとだけでいいんだ、見て欲しいとは思っていない、この文は ....
いつもひっそりと
わたしの庭を守っていてくれた
垣根の木
なんていう名前だっただろう
とつぜん気になって
落ち着かなくて
たしか図鑑があったはず
なのに
本棚にも押入れにも
どこ ....
  駅前の信号待ちで 
  電柱に取り付けられた 
  盲人用信号

  杖を持つ白抜きの人の絵 
  その下の赤いボタンを 
  無性に押したくなる 


{引用=目を開いても盲目 ....
棺桶をひとつふたつと数えてもわたしの居場所なんてなかった


しばらくは神様なんていらないと口笛ばかりふいていた夜


爪先をそろえて眠るあかるさにあたりいちめん洗われていく
 ....
 
悶々とした舐めるような空気の中
うっすらと汗をかき、ほてった頬を林檎にした
 
空白に紫煙を撒き散らし
群青色に染まった人々が次々と電車に飛び込んでいく最後の日
 
盲目の少女が一羽 ....
ホロウ・シカエルボクさんのおすすめリスト(349)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この連休を利用して仲の良い友達と一緒に最高の思い出を作ってみ ...- セガール ...自由詩609-6-4
砂漠の中の砂時計/海岸前線Ⅰ- 海里自由詩309-4-26
100万回のちの桜- さき自由詩609-4-5
スポーツチャンバラの大会にて- 北村 守 ...自由詩7*09-4-5
知らない故郷の道を走る- 北村 守 ...自由詩409-3-17
「笑」- 長谷川智 ...自由詩4*09-3-2
- あ。自由詩1*09-2-3
人魚・1_〜接点〜___【小説】- 北村 守 ...散文(批評 ...3*09-2-3
コロコロ/眼の誕生- 瓜田タカ ...自由詩209-1-18
君の背中に追いつかない- 秋桜優紀散文(批評 ...109-1-5
腐りかけのBanana- 板谷みき ...自由詩1*08-12-29
- 小原あき自由詩14*08-12-26
破水!- しもつき ...自由詩19+08-12-26
整理できない引き出し【今年を振り返って】- 北村 守 ...散文(批評 ...2+08-12-23
うんこ好き嫌い- ザ・凹凸 ...自由詩6*08-11-16
つり銭- リーフレ ...自由詩708-11-10
卵百景- 錯春自由詩308-11-10
神話- 葉leaf自由詩1208-10-26
夜のナイフ- ブライア ...散文(批評 ...208-10-19
校庭に埋めるもの- パラソル自由詩308-10-13
今夜、すべての場所で‥(全4話)- 長谷川智 ...散文(批評 ...1*08-8-16
だから渇いた時は水ばかり飲んでいる- エスカル ...散文(批評 ...5*08-6-29
- 草野春心自由詩2*08-5-18
気がする機械- 十二支蝶自由詩308-5-18
スポンジは雨のあとに出てくる芽のことを待ち侘びている- エスカル ...自由詩7*08-4-20
_トラウマ- つぐこ散文(批評 ...11*08-4-13
名前- アンテ自由詩10*08-4-13
「_通りゃんせ_」- 服部 剛自由詩408-4-12
ながれたそうめんあつめていった- こもん短歌9*08-4-12
さいごのしじん- ゆるこ自由詩508-4-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12