すべてのおすすめ
初老の母ちゃんを乗せた 
旅客機は 
赤ちゃんを産んで間もない 
姉がいる富山を目指し 
羽田空港の滑走路から 
大空へ 
飛んでいった 

定年をとうに過ぎた親父は 
警備の泊まり ....
朽ち果てた 材木を握りしめ

今日も 何処へ行く

誰を殴りたいのか
何を潰したいのか

背負った過去は重すぎて
肩の上に圧し掛かり

荷の下ろし方を知らない僕は
このどうしよう ....
夢を見た
あなたはひどく優しい笑顔で笑ってた
明け方の月のような美しさで



私は少し笑っていたように思う
その柔らかい微笑みに
夢の中でも傷が疼いた


 ....
神に捧げる慰めの唄
悪魔がつかさどる哀しみの歌
天使が身にまとう憐れみの唱
地球が歌う亡びの詩

そしてせかいはうたでみちて

君の声が聴こえない
転びそうで
転ばない
中心があるから
回ってすり抜ける

人生は綱渡り
人生はバクチ
証拠なんてない
証明なんてない

ただ信じるだけ
やるかやらないか
下手でもいい。
完璧 ....
 この星系のどこか
 色でけずったメタンガスにちかいどこか
 バスの墓場がある
 何億台もかさなりあって絶命している
 すすけた錫がキーンと光っている
 純粋だと主張する天頂方向に

 ....
甘ったるい香りが行き惑う
薄暗い通りで路上にしがみついて
行き合わせた奴らに悪態を吐いていたんだろう
すれ違うだけの相手なら溜め込むようなことはないから
少なくとも、仕掛けた方の胸 ....
ヘミングウェイじゃないけれど
何を見ても何かを思う
この街は体に毒だ


記憶の濁流に押し流されて
立ち尽くしたまま泣きそうになる
冷たい風が刺す中で
涙だけが生温かった

 ....
嫌な奴とは
付き合わなくていい
共感できる人と
付き合えばいい

心の苦しみ
心の痛み
心の傷
心の過去

嫌な奴とは
口をきかない。
好きな人といる
心が満たされるって
 ....
城をあとにした。
大きな湖
山々の壮大なる
景色

もう王冠や彫刻や壁画は
うんざりだ
幼稚園生には
苛酷だ

レストランのチーズも
嫌いだ
クロワッサンを
ココアにつける事 ....
いつの間に
砂浜は深く削られてしまっていて
いつの間に
潮溜まりは浅くなってしまっていて
何年か
何十年だかしか
経っていない
留守にしていた
その間に
海はすっかり歳をとり
荒い ....
脈打つ心臓
はらはらドキドキ
冷や汗をかく
アドレナリンどくどく

理解してくれる人
選挙事務所ではらはら
ATMでちょっと待って
思い出せない上司

やる事ばかりの用事
上司に ....
アロー!アロー!
くだらない芸人
世界の崩壊
短絡主義の絵本

命の物質化
上辺だけの付き合い
愛って一体なんだ
与えられた仕事

ボスの不在
リーダーのいない日本
心の美しさ ....
あの頃顎下で切りそろえた黒髪は
いつの間にか胸下まで伸びていた
美しい茶色の髪を、あたしは毎日ゆるやかに巻いている



あの頃短かった不細工な爪は
桜貝色の花やきら ....
 *
世間は三連休で、海へと続く国道は、何処もかしこも車が溢れていて、どんなに急いでみても渋滞に阻まれ君の元に上手く辿り着けない
募る苛立ちは煙草の煙となって空に溶け込んで行き、延びて行く車の列と ....
どうでもいいことが多すぎて

冷静な自分がいる


小さな世界で
自分の力を出して
考える

あまりにも小さくて
悲しくなる


世界


生きている

今日も確実 ....
この街の灯(あかり)が消えぬうちに
夢に現わる丘を目指して歩き続ける
言葉はやがて生まれず
ずっと風をよける 陽のみえる丘まで歩き続ける

冷えた僕の体をあたためる人もなくて
醒めてた僕の ....
お前の独りよがりな情熱が俺の精神に水を差したので
俺はお前の存在を心から消し去ることに決めたんだ
くるぶしのあたりの身に覚えのない引っかき傷みたいに
いつの間にか消え ....
なんで千切れていたのかな
あのバス停には、蝉のからだがおちてた
きっと、
もう何回も死んだのだとおもう

されるがままになっている時は、
「どうかあなたに触れさせて」と手を伸ばしてる気持ち ....
砂まみれの虹をわたりながら
つや消しの空間に夢をトレースする
幸せそうな光たちをそういう気分で俯瞰する
本当の意味で読み取る歴史の上の明日の流れ星を数えて
血まみれのキーボードに移植す ....
夕月は君が
先に見つけた

でも

明日雪が降ることは
きっと教えてあげない

   *

君のいちばんのねがいを
たぶん私は知っている

でも

君のいちばんの ....
■黄色と白の中間色に近い色の岬のさびしい聴覚の水道 - 上水道 - 中水道 - 下水道垂直に

■金色に音楽的芸術は淡黄色または淡褐色のテロにより引き起こされる災害を逃げてゆく

■熱情の試み ....


そして皮膚が脱げていく
鳥になって
JRの中にすごいあふれて
ホームのドアが開くたびに散らばって
ぶわっとなりながら
短い永遠とたましいを乗り換え
不安と怒りは眠りと平坦な祈りに ....
「 いってきます 」 

顔を覆う白い布を手に取り 
もう瞳を開くことのない 
祖母のきれいな顔に 
一言を告げてから 
玄関のドアを開き
七里ヶ浜へと続く 
散歩日和の道を歩く 
 ....
僕が女になっても好きでいてくれますか
女に生まれていても 好きになってくれましたか
姉に生まれていても 好きになってくれましたか

僕の肌が黒くなっても好きでいてくれますか
日本人じゃなくて ....
悪戯がからだに忍び込む
その悪戯がうるさいのだよ

うるさいのは…なんというか
空を満たす透き通った布切れだとか
電気の波だとか
話し声
それらに押し流される私の意思
意思なんかカケラ ....
夜になったらねむくなるのはすてきだ
きもちいいだるい感じなんだ

もしイライラして空気がビリビリしているなら
そのささくれがしおれるのを待つことだ

ただそのささくれが治まらないなら
そ ....
いちばん近いのに
いちばん遠い人と
言うあなた
まさか
私のことだと思いたくはなかったけれど
そのようだ

そっくり
その言葉
お返しします

あなた
私のなにを分かっているの ....
重苦しいんだけどね。非常に。

けど、うん。辛いやろ。お前も、それに俺もだ。


惰性のみで続く関係っつうのは、それこそ結婚うん十年経つけれどいつの日か冷え切っちまった熟年夫婦みたくドロ ....
愛してない 愛してない
これっぽっちも愛してない
やさしく触れてこようとするその手が憎いの
「かわいいね」
と、言いながら
あたしを愛でるその行為
あたしの知らない快楽で
あたしの知らな ....
長谷川智子さんの自由詩おすすめリスト(565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幸福の食卓_- 服部 剛自由詩1809-4-3
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KOU- ロリータ ...自由詩809-4-2
そしてせかいはうたでみちて- 花音自由詩309-3-31
ヤジロベイ- ペポパン ...自由詩7*09-3-30
バスの墓場- コーリャ自由詩19*09-3-28
夜歩く死体と色眼鏡(そしてやがて来るクライマックス)- ホロウ・ ...自由詩2*09-3-28
時はただただなだらかに- ロリータ ...自由詩1109-3-22
NOと言える人- ペポパン ...自由詩7*09-3-20
豚に真珠- ペポパン ...自由詩4*09-3-18
知らない故郷の道を走る- 北村 守 ...自由詩409-3-17
緊張- ペポパン ...自由詩6*09-3-16
オカマ社会- ペポパン ...自由詩6*09-3-15
heaven- ロリータ ...自由詩709-3-11
冷たい戦争- 遊佐自由詩5*09-3-9
見上げた空- まきちぇ ...自由詩109-3-2
陽の見える丘まで- 邦秋自由詩209-3-2
シェリフ、嘘っぱちの銃を- ホロウ・ ...自由詩3*09-3-2
宿題- 藤坂萌子自由詩709-2-21
砂まみれの虹- モリマサ ...自由詩1509-2-12
paLadox- Rin.自由詩19*09-2-11
帽子の女- 《81》 ...自由詩11*09-2-1
1と2- モリマサ ...自由詩1309-1-28
海に還った祖母に捧ぐ_- 服部 剛自由詩3509-1-24
?- 北大路京 ...自由詩32*09-1-23
さがしつづけてしまう- 石川和広自由詩4*09-1-21
ささくれがしおれるまで- 石川和広自由詩6*09-1-21
いちばん遠い人- 蒼木りん自由詩409-1-20
ああ、- (悪)自由詩309-1-20
これっぽっちも愛してない- 百瀬朝子自由詩4*09-1-19

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