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電車がホームに入りドアが開いた

秋の風の湿ったのが車内に吹いた

ぼくは久しぶりにその日そとに出たのだった

登場人物のなかに自分がいた

試すことが多すぎて

ぼくはなんだか自 ....
すべての悲しみは郷愁だ

あったかも知れない

世界への

すべての悲しみは郷愁だ


あんなことを

してあげたらよかった

したらよかった

埋めることのできない

あふれだす気持ち

あんなこと ....
こんな粘土みたいな景色のなかで

あの写真にぎりしめながら

ぼくは写っていないけれど

大切なひとたちの大切な夢

天使たちがすべり台で遊んでいる


とつぜん死ぬのなら

さよならされるのなら

 ....
遠い夢のあとのような水色が

さびしくて

よわって

しんだ

しんだしんだしんだ

遠い夢のあとのような水色が


あの鐘をいつも鳴らしていた

ぼくはここだよ

 ....
雨のジュネーブ

過ぎ去るクルマ

道がジュルジュル泣いている

こどもんときとおんなじだ

雨のジュネーブ

ときどきクラクション

道がジュルジュル泣いている


知 ....
5月の緑のざわざわに

首かたむけた外灯が

ひょうきんポーズを決めている

スイスの緑も日本の緑も

5月のひかりに頑張っている

かっこいい


すずやかな風

あまくてひんやりとして

はな湿ら ....
ずいぶん僕は日本でも

異国の街を歩いていたようだ

成田から12時間かけて

-7時間の時差がある街に座っていた

気持ちはなにも変わらなかった

ひかりや景色、風やひとを見つめながら

それとは関 ....
空には案山子がいるだろか

空にはお山はあるだろか

秘密の鍵はあるだろか

蟻にも旅はあるだろか

木々にも旅はあるだろか

世界は旅と光でできている


5月の空を空の旅

度重なる幸不幸

生き ....
その橋を渡る気もないひとびとが

渡ろうとするひとを笑っている、もしくは批難している

渡ろうとするひとが

その橋の安全を確かめるのを

だったら渡らなきゃいいじゃないかと

小 ....
黒い心がどかっと居座り

そのゴロゴロが鳴りやまない

ときどきピカッ

続けざまにピカッ

優しくされても

黒い心がどかっと居座り

そのゴロゴロが鳴りやまない


 ....
窓辺にひかる緑

きのうの雨ときょうの光で

新緑が緑になっていた


無垢なもんはすぎてゆく

こころはここに留まっている

無垢なもん

無垢なもん

重力みたいな
 ....
やわらかい命たち

やわらかいその時代

ほのかな湿りと肉体に

都会の青空

ごちゃごちゃ煤けてとけていた


自由だった

悲しみつきぬけていた

ていねいだった
 ....
ぼくらに見えているのは

それが跳ね返している色なんだ

きらきらきらきら

きらきらきらきら

それに跳ね返されている色なんだ


真実は真実をはねかえす

愛は愛をはねか ....
なにかいいことがある

そう思おうとする

ひとのこころのすごさ

そこに向かおうとする

ひとのこころの真面目さ

きっと使命とはそういうものなのだ


それを壊しちゃなら ....
ランチをとりに駅前のほうへ

さくらの散った街

秋みたいな空

木の芽だ

枝の先々から

黄緑いろの粒々だ

ランチをとりに駅前のほうへ


数字に感情がやられている ....
いちばんたいせつなもの

財布だろうか

いのちだろうか

ものとかだろうか

いちばんたいせつなもの

いちばんなんてあるのだろうか

いちばんってなんだ

なに決めつけ ....
水色ねずみ色

みどりの雲きらきら

林はまっ黒みずうみは白

ほんのり桃いろ幸せな焦がれ色

草がゆれている

どこも見てないよ

いさぎよく戸惑うよ

みんなで島にのっ ....
春雷みたいに

温と冷で

神がかってた

前線の両端で

きっぱり

神がかってた


派遣が軽いなら

自衛隊の派遣も

許されるだろう


春雷みたいに
 ....
なみだがとまらない

手首でぬぐうと

雨がたたく音がする

ねえ

ぼくのために

マッサージを予約してくれないか


そとは雨だ

想像する

どんな思いをして
 ....
オボカタとサムラゴウチがクラスのうしろまえの席になった

ボクの弟はベビーシッターにもう三日預けたままだ

売春婦はほんとにかわいそうなのか

死ぬ直前じいちゃんが結婚した

消費税が ....
梅が桜のように散っていた

よこで木蓮が上等な

きみどり色を解いていた

タワーマンションには住めないけれど

虫のでないところぐらいなら住めるかな


くりかえすことに意味があるのではない

くり ....
どこからか

たしかに

沈丁花の匂いがする

どこからか

たしかに


満月の夜のした

真昼の駐車場のむこう

失意にあらたな日常が

入り込んでくる


 ....
企業は社会の一機関であり社会の為にある。

企業の目的は企業の外にある。

このふたつの示唆は、紙に円を線で描いたとき、円を線の内側と捉えるか、それとも円を線の外側と捉えるか、そんな禅問答に似 ....
玉ねぎを切っていた

パートの時間まであと少ししかなかった

カレーが煮立っている

そこに彼女はさらに玉ねぎをつき足そうとしていた

炊事場の小窓をあけて換気した

出掛けるまえ ....
息ができなくなるような気がした

心臓がおかしくなるような気がした

痛みはないのにそんな予感に不安になった

だから夜中車を走らせて救急にいった

なにも異変は現れていないから

 ....
陽気な緻密

タフなフロンティア

ゴンに嫉妬

きみの切実


自信ないようなこと言われると

つらかった悲しかった

合格できたら自信つくんかな

へんなこと、ないか ....
さめたみそ汁

水たまり

霞や雲が

大人しく降る


風に運ばれ

光に刺激され

歴史の束の間

毒をおびる


ああ、黙っていたら

損をするなんて
 ....
ミスターメリット

おまえにあるのは

在り方じゃなくてやり方

ミスターメリット

おまえにあるのは

在り方じゃなくてやり方


雪の河

ハイドロスリップ

死 ....
あしもとの雪は泥混じり

むこうの雪は白くて綺麗


この雪の河渡るには

生きてさえいればいい

この愛さえあればいい

この雪の河渡るには


あしもとの雪は泥混じり
 ....
市井のすみで本能が

真実をねじまげるのは何故

真実とはからくりのようなもの

本能とは時限爆弾のようなもの


共働きの内縁の

事実婚のカレーのルウ

遠くから澄んだ口 ....
殿上 童さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(682)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の風- 吉岡ペペ ...自由詩514-6-11
郷愁- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-6-8
あの写真にぎりしめながら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...114-6-7
遠い夢- 吉岡ペペ ...自由詩314-6-5
雨のジュネーブ- 吉岡ペペ ...自由詩314-5-23
かっこいい外灯- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-5-22
異国の街に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...514-5-19
5月の空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-5-18
その橋を渡ろうとするひとへ- 吉岡ペペ ...自由詩814-5-12
黒い心の雷たち- 吉岡ペペ ...自由詩214-5-9
無垢なもん- 吉岡ペペ ...自由詩414-5-6
やわらかい命たち- 吉岡ペペ ...自由詩714-5-2
きらきら- 吉岡ペペ ...自由詩314-4-22
使命とは- 吉岡ペペ ...自由詩314-4-20
11万羽のこと- 吉岡ペペ ...自由詩514-4-15
いちばんたいせつなもの- 吉岡ペペ ...自由詩514-4-11
島にのって- 吉岡ペペ ...自由詩414-4-6
神ババ- 吉岡ペペ ...自由詩114-4-6
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩514-3-30
ことし吹いた風- 吉岡ペペ ...自由詩714-3-23
梅散るころに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-3-20
花の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩814-3-17
ドラッカー先生へ。- 吉岡ペペ ...自由詩414-3-15
昼過ぎの真須美- 吉岡ペペ ...自由詩314-3-9
死にたくないのか- 吉岡ペペ ...自由詩314-3-7
へんなこと、ない- 吉岡ペペ ...自由詩3+14-3-3
天気予報- 吉岡ペペ ...自由詩414-2-27
ミスターメリット- 吉岡ペペ ...自由詩214-2-23
むこうの雪- 吉岡ペペ ...自由詩314-2-22
豊かな風の音- 吉岡ペペ ...自由詩314-2-18

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