花の匂い
吉岡ペペロ

どこからか

たしかに

沈丁花の匂いがする

どこからか

たしかに


満月の夜のした

真昼の駐車場のむこう

失意にあらたな日常が

入り込んでくる


どこからか

たしかに

沈丁花の匂いがする

どこからか

たしかに







自由詩 花の匂い Copyright 吉岡ペペロ 2014-03-17 12:21:36
notebook Home 戻る