すべてのおすすめ
私が、よく考えることの1つに、作者と詩と読者の関係というのがあります。
関係っていうと、大げさかな・・・。お互いが、お互いをどう思っているか、というの。
それが違えば温度も違うということで・・・。 ....
ぼくがむかし見た、
ユリの花。
もし風のリボンが、
覚めない夢ならば、
きっと明日には消えてしまうでしょう、
魂に関する一切の記録、
涙に関する一切の記憶、
風に揺れる
一輪のユリを残 ....
太陽がまわってる。
添い寝していたんだ。
歌っている君がいたんだ。
「バイ・バイって言ってよ。バイ・バイって言ってよん。」
僕は思った、覚えておかなくちゃ。
君の顔をコラージュして、悲しそう ....
もし世界が 黙るのならば
わたしは うたおうとおもう
そのくらいしなければ わたしは
この世界では 生きていけない
もし目を瞑っているのに 気づいたならば
できるなら 目を開けたほうがい ....
黒砂糖をつかむきみの手で
いきのねがとまるゆめをみた
きみとは一生せっくすなどできず
それでもしぬほどおんなじになりたいせいで
あたしはどんどんきみになり
なぜ、あたしの話がふしぎな ....
そのむかし、とーっても若かった頃、何を血迷ったのか「仲間を作ろう!」と決心したことがあった。「やっぱり仲間といえばバーベキューよね」と数少ない友人に頼み込み、仲間集めをしてもらった。私はとても頑張っ ....
色んな人の目に混じる
驚きを踏んづけている気がして困る
そんなに素敵じゃない
夜中のテーブルにはわらびもちがたくさんで
それはとてもすてきだと思って
お好み焼き屋で
天井付近で行き場を ....
つぶやきみたいなものです。去年も書きましたが、また変わってきたかも。
○私にとっての詩
私にとって詩は、言葉では表しにくい、なにかを感じられるもの。
読んだとたんに、さーっと風だか時間だ ....
その喧騒の中にあって、ミス・ブランチだけは異次元にひっそりと佇んでいる
ようだった。水槽の中で絶えずうごめいていて他のものはひたりと動くのを止
めている。彼女は金の魚ではないのに金魚という種類だ。 ....
冬の海が好きだ
できれば真冬の海がいい
雪が降りしきる海は
まるで
この世の果てのようだ
地球が丸いなんて本当だろうか
実はそんなの大嘘で
平坦な地平線はここで終わり
この先は果て ....
生まれたのは海沿いの町だけど
その町で暮らした記憶なんて殆ど無いぐらい
幼いうちに引っ越したのに
記憶のどこかに染みこんでいる故郷のイメージってやつには
いつも必ず潮の匂いが漂っている
たま ....
仕事帰りの電車の中で三角みづ紀の詩を読んでいたら
左側のページの裏から若い女の立ちあがる気配がした
ようやく座れる、その程度のことがまるで恩寵のように感じられた
誰かが石を投げてくるよう ....
イ、イェーイ! イェーイ!
イェイイェイイェイイェイ!
イッェーイ!
……ハア
イェイイェーイ!
イェイイェーイ!
イェーイイイイイイイェーイ!
……マジカヨ
イェーイイェー ....
ネジ巻く、ねこの
足で
びっこひきながらつくる、
足跡は君に
ひとつ残らず
食べられ
慣れ、
パステルカラー、死んじゃえ
と
つぶやきながら
背中の巻き毛も、
くるる ....
冬からようやく春になります
夜空がもう春になりました たぶん
桜がもう芽吹いています
知っていますか
東京、よりも半月も遅い
川の流れは順調です
これ以上ないほど順調です
その先 ....
かのん、は
「入院」がだいきらい
だから高熱で白目をむいて
こんなにも
「あつくてさむいよお」ってふるえているのに
「いきたくないの」って
ベッドから起き上がっておかあさんにしがみつく ....
標識は錆びていて
わたしたちはそこでよく待ち合わせた
林檎のかたちの金属につまづいて転んだ
ときにできた傷がちょうど膝のところにある
おちくぼんだそこをなぞるのが癖だったのだけれど
きみの指 ....
飼っているどうぶつの火傷に息を吹きかける、
さます、さます、さます、
動詞のひらがなは、呪文みたいで、さます、
昨日は、ふるいカセットテープレコーダーの埃をはらって、
並んでいる、くろ ....
島へいきます。
島というのは、となりまちのことで、ボイラーをつくっている会社が、多くあります。
となりまちは、ボイラーをつくっている会社が多くあって、しましま、という名前です。
錆びついた、 ....
ねえ、トモチャン、
と呼ばれ
お茶の濃ゆいところの途中で
ひょっ、と
あばらの隙間に指を
埋められた
もしかして
こういうところでしか
あたしは埋まらないのかもしれない
わか ....
分からないことは分からない
嫌いなことは嫌いだ
はっきりいえることがいい
分かることもある
好きになろうとすることもある
分からないからいいこともある
....
焼けた町に流れる町内放送には暗号があります
シヴァー、する、
傾いたトーテムポールの影にはゆふゆふする群れ
浮力です、それは、黒からの、
パンの中のさかさまになった木の実は甘酸っぱいも ....
父は帰ってこなかった
後で知ることになるが
街の花柳界で板前として働いていたようだ
華やかなところだから飲む賭つ買う
生活を送っていたらしい
ぼくた ....
遠くで犬が吠えている宵
ぼくはふらふら起きてきた
枕にアイスノンを乗せて
一日寝ていた
葛根湯を飲んでいる
一日寝ていて話題がない
元 ....
優しい娘がいます
方角を間違えて北口へ出てしまった杖を持ったばあさんを
難解な通路を通って
南口まで案内してやったのです
そうっと肩口に手を ....
猪 鹿 蝶
六本木ヒルズ
森ビル
最上階
森美術館にゆきたい
現代美術の発信源だ
六本木には
よく行っていた
演劇を見に
....
花と龍
盲目の詩人が語る叙事詩
わたくしが保護されている
広場
噴水と鳩
駅舎に車両はない
上野駅とローマ駅では
蒸気機関車の匂 ....
ひゅんひゅんと北風はめぐり
ぼくはタバコの火をつけられないでいる
詩を求めて詩から放り出され
いくらタバコを吸っても安息は得られない
一月は何とか切り抜けた
....
{ルビ緘黙=かんもく}
きょうも土星は回っているのだが
リンクは冷たい氷と岩だ
雑草は生えていない
ほ ....
けれども
身じろぎもせず息をひそめて
眠ったふりをとおす
それがきみのためになればいいのだけど
夜が終わるのを待つあいだ
カーテンの裾からもれる淡いひかりに
痙攣するまぶたでこたえなが ....
いとうさんの未詩・独白おすすめリスト
(130)
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日付
作者と詩と読者の関係について(ネットの詩の温度差)
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ふるる
未詩・独白
8*
05-6-24
ユリについて
-
青色銀河 ...
未詩・独白
2
05-6-20
エム・アイ・シー・イー、わたしにはそうおもえる
-
渡邉建志
未詩・独白
3*
05-6-19
天空のドオム
-
第2の地 ...
未詩・独白
10
05-6-15
抱擁A
-
みい
未詩・独白
5
05-5-30
私はバーベキューが嫌いです
-
初代ドリ ...
未詩・独白
5*
05-5-23
ホーム
-
船田 仰
未詩・独白
2
05-5-23
詩について思うこと_その2
-
ふるる
未詩・独白
12*
05-5-20
金魚すくわれ
-
からふ
未詩・独白
13
05-5-13
海について(2)
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大覚アキ ...
未詩・独白
3
05-5-4
海について(1)
-
大覚アキ ...
未詩・独白
2
05-5-4
ムウンストラック——詩のスケッチブックから
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ならぢゅ ...
未詩・独白
3
05-4-30
耐えろ!_人生
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紀ノ川つ ...
未詩・独白
5
05-4-28
女、春にて
-
みい
未詩・独白
3
05-4-18
閉ざされているような
-
フユナ
未詩・独白
12*
05-4-15
『かのん、の、「入院」』
-
川村 透
未詩・独白
30*
05-3-13
タブレット
-
shell-lamb
未詩・独白
3
05-3-11
屋根裏
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shell-lamb
未詩・独白
2
05-3-9
浮き
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shell-lamb
未詩・独白
3
05-3-6
世界の果てなんかなんにも知らなかったかもしれない
-
みい
未詩・独白
14*
05-3-6
ブーゲンビリアの花咲く空よ
-
天野茂典
未詩・独白
3
05-2-28
玻瑠
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shell-lamb
未詩・独白
5
05-2-28
その血もまもなく滅びようとしている
-
天野茂典
未詩・独白
20
05-2-16
アムールタイガーが吠えている
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天野茂典
未詩・独白
4
05-2-15
サッカーで日本が北朝鮮に2対1で競り勝ちました
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天野茂典
未詩・独白
6*
05-2-10
八月の太陽をくれ
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天野茂典
未詩・独白
1
05-2-8
水深0mの歌
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天野茂典
未詩・独白
5
05-2-3
見えない世界に詩があるのだという常識
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天野茂典
未詩・独白
3
05-1-31
この星の暮らしにも飽きた
-
天野茂典
未詩・独白
3
05-1-30
「雨のはなし」_
-
キキ
未詩・独白
17*
05-1-29
1
2
3
4
5