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空はいつからか
うそをつくことを忘れたようだ






また 冬に近づいた







寄せ集めた言葉で
とりあえず冬を迎える準備をした






 ....
たりないの

たりないのよ



ジグゾーパズルのどまんなか

ピースがひとつ

たりないの


とおい

とおい

むかしに

わすれてきてしまったかしら?
 ....
暗闇の中
天使が羽を広げて
きらきら粉を降らせた

あのひとの上に
見えないエンジェル・ダスト

あのひとはかがやいて
わたしは追いつけなくて

そして
わたしは
路上で
売 ....
わたしという 
一人の凡夫は 
目には見えない
風の絹糸で 
見上げた夜空に星々の巡る 
あの 
銀河のメリーゴーランドと 
繋がっている 
幸せの中の悲しみ、淋しさ、が。

僕の感情を活性化させるんだ。

幸せを感じれないまま。

悲しみや淋しさは。

ただただ、落ちて行くだけで。

愛される、という最高の幸せは。
 ....
    あなたへの気持ちが 膨らんで 苦しくなって 立ち上げた。
    パソコン。

    片想いの あなたに向けて「好き」と書いたメール。

    送信ボタンを押せないまま

 ....
風物のうつろいに
あらがって
旅するひとは
いつだって 燦然と
独りである
赤い海 白い雪
まだ届くかもしれない
ボクは言葉を紡ぐ
『行かないで』
だけど届かなくて
キミはただ微笑んでいた
だから必死に手を握った
強く 強く
痛いって怒ってよ
だけど駄目で
 ....
 
 
しらんだ空が
産んだ青い退屈
駄菓子屋の秘密
ゆうぐれのすきま
 
纏った仮面を振り回す
夏の日の少年
残像の香りはせっけん
ぶんぶんごま
 
鉛筆を構えるより
丸め ....
夜明けとともに
失ってしまう事におびえて
冬の星座がのぼる前にと
眠りにつくふたりには
体温だけが必要で
かたむいていく、その先に
今日の終わりは信じないのです

夜がきます
恐ろし ....
どうしても君を好きになれなかった

雨の隙間で寄り添っても
思いつく限りに届けても
なるべく話をしないでも
記憶に無い電話をかけても
傷ついた分だけ傷つけても
傷つけた分だけ傷ついても
 ....
便器の水面に浮かぶ吸殻が
ジブラルタルを指している

生きる事は苦しむ事だと教えられた
人に生まれて幸福なのだと教えられた
善い事を重ねれば
来世も人として生まれると教えられた
でも何処 ....
悲しいくらいに青い青に泣きそうになった
忘れられた様な鉄道の線路
遠くまで見えるその先に浮かぶ海
空とと混ざり合った青は
果てし無い奥行き
永遠に届かない青
たったひとりの あなたへ
とどく かもしれない
ことばの しんじつを
かんがえて こどくを
えらんだ のです
雨の名残は道の脇だけ
夏の名残は枯れた茎だけ
出した手紙の返信気にして
閉じたまぶたに弱気が群れる


携帯電話をいじくっていると
未整理のアドレスで肩が凝る
慣れた名前を ....
夕暮れと同じ色をした
雀の群れを乱しては進む
道標を飾る白い花
いつの世も悲しい子らはいる


わずか数秒のねむりのつらなり
分かるはずもないくりかえしのわけ
ねむりのまま ....
あんなにも苦しくて
忘れられずにいた
君を置いて

いともたやすく
僕は笑えている

振り返るその先に
君の姿はもう
失くなっていた


夕暮れ

青い雲 ....
雑踏のオーケストラが
鳴り止んだ夜の街で
耳をすませば
バイオリンの泣く音
チェロの慰める声
そのふたつ届く
どこか遠くで
自分のふりをして
誰かの代わりに
誰かが生きている
今日 ....
{引用=



水の中を
月が通り過ぎていく

 旅人は何処へ行くの



水の中を
夜が通り過ぎていく

 旅人は何処へ行くの



水の底を
風が歩んでいる
 ....
土色の声が
緑を曲がり
今は失い川を流れる


明るすぎて
からになる鏡に
満ちてゆく寒さ


地に残りつづける
光の矢のしるし
ただ置き去る音のほうを向く

 ....
涙一つ零れ落ちて

水溜りに広がる波紋

何度後悔を重ねても

繰り返してしまう悲しみを

すべて抱きしめて生きていけるほど

この両腕は強くはないけど


雨上 ....
白いノートに降る
碧い文字達

白い余白に込められて

文字を持たない 言葉達が


静かに

静かに

密やかに


奏でられる

その時を

   待っている ....
灰色の下線を見つめて
手がちっともうごかない

言わなきゃいけない言葉は
あふれかけているのに
余計なものばかりが
頭をよぎってしかたない

笑い方とか
泣き声とか

 ....
灯を見ていた
小さな 小さな
夏の灯

揺れた
ちろちろ ちろろ
なぜか 見つめられなかった
それほど眩しい光でもないのに
それでも見ようとつとめた

何を見ていたというの ....


開いた野ばらの花びらに

光る 雫は

愛に 満ちている


喪主を務める まりこさんは
そんな・・・余裕・・・
まりこさんには・・・ない

手違いがあって
ひたすら ....
朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます



ぼくが、ベーコン ....
確かに通り過ぎていく時間と 多すぎる人々
その中から 出会えてココにいる 奇跡
全てが 未来へと続く偶然


心って素直になろうとするたびに
そっぽを向いて
伝えたいこと 伝わらなくて  ....
 
 
まだ夜の明けないころ
街は少し壊れた
機械の匂いがする
昨夜からの断続的に降る雨が
いたるところ電柱にも
あたっている
いくつかの窓の中には
ささやかな抵抗と
使い古された ....
風の便りに乗ってきた あなたのこと
 もう忘れよう
 寂しいときには月を眺めて 
潤う涙の先に乗っかって 夜空を散歩
 星は僕を歓迎してくれた
 白い朝と供に消え去りし
あなたへの思い ど ....
つぎつぎに矜恃の 
虹をかさねて重く
はじけないように
あふれないように
みずからを律して
見崎 光さんの自由詩おすすめリスト(335)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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拝啓、君は元気ですか- たもつ自由詩36*07-10-11
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そろもん(志の歌)- みつべえ自由詩507-10-10

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