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真実を言葉にすると
嘘になる

痛みをやわらげると
傷になる

ただ すべる手と手を
ただ 重なるぬくもりを・・


今日は ホント会えてよかった
口数の多い、いつも飾ってばかり ....
黄金色した月の夜は
眠りに就くのが
もったいなくて

こっそり家を抜け出して
ひとり 月夜の散歩道‥


月の灯りは螺旋のように
冷たい夜気を振り払い
僕を優しく包んでくれる‥ ....
アイシャドウは塗るけど
ルージュは塗らない

赤いくちびるのあとを
どこにも残したくない

カップラーメンすすりながら
安いウォッカ飲んで

ねえわたしたちはいつもそんなもの
ねえ ....
今夜の雨は悲劇に酔っている
私だけは違うといいながら
誰もが同じように濡れている
無邪気すぎるから
傷付けられたことさえ忘れて
私だけの痛みが欲しいと
傘を風にあずける

  焚き ....
およいでいる、ということに
気がついてしまうと
溺れはじめる


 わたしが
 わたしを忘れることも
 たいせつな息継ぎ

 うまれもった、すべ



音色、という文 ....
昼寝から覚める夕刻に
酷く冷たい床に身を縮めて
温い膝に唇を当てた

ふぅと
吐きだされた息は床の上
ずずずと
滑るようにあちら側へと
流れていくのが見えたから
私なんだか
一 ....
少し遅れて冬が訪れた
待っていたということも
疎んじていたわけでもなく

ただポケットに両手を突っ込み
何か特別に思い煩う気持も浮かべず
ぼんやりと立ち尽くしたまま

ひゅうひゅうと喚 ....
胸を小分けにして笑う
そのうち一つに
また今度を添えて
空に指をならす

ひそひそ声が聞こえても
隕石を夢見ても
昇らない場所を守る
私の

手の中で回る軌道
見つめて
後ろ髪 ....
買い物に出かけた初冬の街角で
あのひとの姿を見かけた
両の手のひらをパンツのポケットに入れ

開店前のパチンコ屋に並んでいた
私の姿に気付くこと無く

他愛も無い夢と引換えに大切なものを ....
だれに愛されるわけでもなく 
だれを愛するわけでもない
 
あなたはあなたのままでいて 
わたしはわたしのままでいる 


独り歩くということの 
ゆき場も見えぬ哀しみの 
 ....
何気ない気遣いが嬉しくて
立ち去るあなたの背中を見つめてしまう

父とは違う
兄とも違う

これが初恋ってことなのかな

山吹色に姿を変えた銀杏並木が
来る春のときめきに思い巡らすよ ....
{画像=081019224202.jpg}


今日は窓際の席は止めよう
曇り空にスリットが入り
わずかに日の光が差し始めたけれど
今日は明るい景色を見たくない
風に揺れる梢も
今しば ....
破色の風が吹く街に

千の瞳が上滑り・・・

渇いた時を 遣り過すには

いくつ {ルビ口実=りゆう}がいるのだろう?


事も無げに あいつは笑い

滲んだ空を見上げているから ....
終わりは
すべて哀しいものだと
いつかあなたは
示したけれど

確かにわたしは
時刻をひとつなくしたけれど、

なくさなければ
始まることのなかった
時刻のなかで
わたし ....
 朝陽が
 ただまぶしいから
 目を伏せて
 あなたをみれなかった

 思い通りにいかない日々のわき道に
 ほころんだ
 言い訳の言葉と
 満たされない思いを
 かき消すために
  ....
{画像=081005021659.jpg}

砂浜の風が
朝夕に向きを変えるように
君は気分で風を変える

冷めている空気が
暁の光に変色する時
君は急に大人びた表情を見せ
自足の笑 ....
ハウステンボス駅に続く
長いレンガ道は凸凹で
今朝踏み入った水溜りを
たっぷり吸い上げた靴は
とてもとても重く感じた

時々涼しげな
大半は生温い風が
二つしかないホームを
せわしく ....
雨の温度が秋であれば
降りしきる時が吹かせる
あの風が好きだ

小雨であれば
プリントアウトした君からのメールを
焚き火にくべよう。

消去するときは軽々しい一瞬だったけど
剥がして ....
{画像=080731005030.jpg}

それは組み合わされ回転して行く主旋律
強い流れ 弱い流れ 
停止する感情
全てを巻き込んで流れ
大きな河となる
山間に蕩々と湧き出る泉から
 ....
擂り潰す
心の在り処を問わないで
琥珀色した
液体の
底に沈んだ
愛を拾おう


「今」よりも
草臥れたものが
あるとして
それよりも尚
ひきつけるのは
紛れもない
低く笑 ....
しめやかであざらかな夜
かさぶたのようなくちびるを噛みしめる
暗い空のどこかから
豚の悲鳴がきこえてくる
月はすっかり遠く小さくなって
満月だというのに私の庭は暗い
でも私は知っている
 ....
たまゆらぐ
あきのひとみで
草のなかにかくれた
君をきいている

何かにすがりつきたいふうな君は
細い、ほそい線になって
なまみの月を仰ぎ
永いときを抱え
ふるえる

{引用=
 ....
{画像=080907104708.jpg}

想いを繋ぐのはいつも
言葉だった。

小学生の時、
友達と口げんかをしても
さよならは忘れなかった。
またね、と別れると、
次の日はまた ....
広い 広い 運動場
その真ん中に一人
ぽ つん と
体育座りしているような
そんな気分で目覚めると
わたしと
地面との関係性が
垂直であることが辛くて
ひた ひた ひた
足元から順に ....
欲望は眠りこけて
苦痛が姿を消しているとき
其処に幸せがボヤ〜っと突っ立ってる
乱反射する日常の事務と
隙間なく入り乱れた選択の連鎖のなかで
時々息苦しくなり
ぼくらは空気を求める
夏の ....
私は今日も朝から
作ります

顔も知らないアナタの為に
心を込めて作ります

送るアナタと祝われるアナタの笑顔の為に

愛のこもった君へのメッセージを代行します
メッセージプレ ....
あなたが
峠を旅する
ひとならば

わたしは
その頂き煮立つ
一本の木に成りたい。

白い灼熱の道を
歩いてきた
あなたは

陰に入り
汗を拭うと

そっと
わたしに
 ....
つめたい手には
ひとのこころのぬくみが宿ると
いつかだれかに聞いたから
わたしはこの手の
ぬくさを
恥じる



 あこがれや
 ねがいはなぜに
 こころをつめたく
  ....
{画像=080717222808.jpg}
ぼくは所在なく佇む
夜が好きだ
そんなとき
梅雨の終わりの
雨が降っているのもいい

屋根を打つ雨の音
軒を伝う流れの音
樋を落ちる水の音 ....
慣れない浴衣を着て
すましてしゃがんだきみに
線香花火をひとつ
手渡す

ライターで火を点けてあげると
少しして
控えめな火花が
炭酸のようにはじけていく

いつの間にか
催眠術 ....
見崎 光さんの自由詩おすすめリスト(335)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Winter_again- さくら自由詩6*09-1-3
月灯り- 夢月自由詩209-1-1
ルージュは塗らない- 佐々宝砂自由詩5*08-12-17
雨は名前をくれない- たりぽん ...自由詩12*08-12-16
水の器- 千波 一 ...自由詩12+*08-12-11
冷たい床- いのせん ...自由詩208-12-10
- 松本 卓 ...自由詩508-12-7
軌道- 木葉 揺自由詩9*08-11-23
邂逅のひと- 恋月 ぴ ...自由詩33*08-11-23
大輪かがり- わら自由詩14*08-11-18
はげみ- 恋月 ぴ ...自由詩19*08-11-8
季節の変わり目に_/_いつものイタリアンレストランで- beebee自由詩1008-10-19
メニスカス- 朱雀自由詩1*08-10-18
意味調べ- 千波 一 ...自由詩21*08-10-12
今はひとりでいい- 山崎 風 ...自由詩808-10-10
君からの風- beebee自由詩2008-10-5
シーサイドライナー- 松本 卓 ...自由詩308-9-24
眠りたい、雨の日は- たりぽん ...自由詩17*08-9-21
情熱と絶望のロンド_/_川の流れに- beebee自由詩1408-9-20
琥珀- さき自由詩508-9-13
待つ- 佐々宝砂自由詩6*08-9-12
交感する秋の声紋- 佐野権太自由詩27*08-9-10
コトバ_/_想い- beebee自由詩2608-9-7
冷たい朝- 明楽自由詩408-9-6
水の落とし子- 餅月兎自由詩408-8-14
私の仕事- 蜜柑自由詩2*08-8-8
真夏の木立- Lucy.M.千 ...自由詩208-7-28
つめたい手- 千波 一 ...自由詩10*08-7-26
七月の雨の光- beebee自由詩1608-7-23
素顔- ここ自由詩308-7-20

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