すべてのおすすめ
溜息すら零せない
その瞬間に愕然とする
どこかで満足しているのだろう
終焉を望んでいるのだから
薄ら寒い笑いに包まれて
不要たる存在としての自己
無視と嘲笑の天秤は
変わらずに揺れ動 ....
虚空を望むと広がる視野
ぎりぎりと絞られているのが嘘のように
《いま》から《いま》へと動いている
かなしみの海原が轟いている
黄昏のしじまの中で
わたしは世界を見ているのだ
浮標は ....
昨日まで存在し得なかったものが
今、生まれる
月は満ち始めている
仲間は3人目の子を産む
形を成さない断片が
在る法則を成し始め
一つに集約されていく
形を成さな ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12