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それは

川面に映る
夜桜のような

儚い恋だった

瞼裏に残る
桜を
胸にやきつけて

夜桜、
もうすぐ散る
さくら 咲いて

遥か山の頂には
あんなに
雪が
残ってるというのに

さくら 咲いて

胸には
こんなに
悲しみが
残ってるというのに

さくら 咲いて
桜までの
短い春

木蓮が
街を飾る

微かな芳香に
見上げると

空にくっきり
クリーム色が
映えた

今日で
この街とも
さよなら

木蓮が
そよいで
私に微笑んだ
こんな
青空の下でも

泣いているひとが
たくさん
いるんだろう

白い雲が
空を支えたとしても

支えようもなく
孤独に苛まれるひとが

きっと
たくさんいる
雨の音と
エアコンの音が
重なりあう
夢の汀

目を閉じると
海が見える

砕け散る
水晶の波

泡立った
真珠の泡

深い深い
青に吸いこまれて

夢か
現か

深い夜の
反対側では

きっと
誰 ....
暗闇の中
天使が羽を広げて
きらきら粉を降らせた

あのひとの上に
見えないエンジェル・ダスト

あのひとはかがやいて
わたしは追いつけなくて

そして
わたしは
路上で
売 ....
夜明け前の
蒼い蒼い
ひととき

こんな眼をしたひとに
遠い昔
会ったことが
あるような記憶

蒼いそらを仰ぐ

還らないときを思って
戻れないときを憂いて
夜があけていく

気が遠くなるくらい前から
何人ものひとが
見ただろう景色


おはようって
言えるひとがいる幸せを

ずっと忘れてた

やわらかな朝を

淡い朝雲の影を
夕方の海は
ひとも去って

見捨てられた波は
静かに静かに音もなく

けれど
夕方の色彩
こんなグラデーション

あたたかな海の水に
想いを溶かして
遠く虹が見えた

それは
儚く夢のように

あのひととそれを見た
わたしのなかに
さざ波のような
何かが広がって

虹のたもとには
幸せがあるという

探しに行かなくても
ささやかな幸せは

たぶんこ ....
この
小さな野花を摘み取っても
だれも気がつきもしない

手折ってしまえば
すぐにしおれること
わかっているのに

わたしは小さな罪をおかす
この朝の広がりを
この朝の色彩を
この朝の香りを

ともに感じられるひとが
すぐそばにいたら
それだけで

その風は
わたしのスカートを
やさしく翻した

その風は
きっとあのひとのところにも
届くのだろう
わたしの気配を
少しだけ残して

あのひとはその風に気づきもせず
朝の支 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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さくら_咲いて- 風音携帯写真+ ...11*08-3-31
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青空の下- 風音携帯写真+ ...10*08-3-8
海の汀- 風音携帯写真+ ...8*08-3-1
エンジェル・ダスト- 風音自由詩4*07-11-5
還れない朝- 風音携帯写真+ ...9*07-10-18
やわらかな朝- 風音携帯写真+ ...4*07-10-13
夕海- 風音携帯写真+ ...4*07-8-7
虹のたもと- 風音携帯写真+ ...9*07-7-28
罪をおかす- 風音携帯写真+ ...4*07-7-22
この朝- 風音携帯写真+ ...4*07-7-22
朝の風- 風音携帯写真+ ...8*07-7-19

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