悲しかったけど

洗面所の象が

あたしよりも先に涙を流したので

「泣くなよ」って励ましたら

あたしは泣けなくなった
足元にあるほこりを摘んで
ふぅっと空まで吹き飛ばした
空には大きな雲が浮かんでいて
あっという間に溶けて混ざった
背中を伸ばし
両手を伸ばし
僕は
空を飛んだ。
何ひとつやり遂げることのできない怠惰なあたしが

人と同じことをするにも2倍3倍の努力が必要なあたしが

今でも好きなただひとつのこと



そんなものが見つかったら幸せ
近付きすぎない方がいい
傷付けてしまうから
当てにしてしまうから

裏側は見せない方がいい
幻滅させてしまうから
夢を壊してしまうから

輝きすぎない方がいい
私が目立 ....
むかし空には大きなバケツがあって
悲しいことがあると人は
そこまで悲しみを捨てに行った
ある日両手いっぱいに悲しみを抱えた大男が
そのバケツをひっくり返して
中身は空の隅々まで散らばってしま ....
人とは何故

既成概念の下、生きなければならないのだろうか
薄暗い部屋の中で何を思う
何故かこの空間はとても幻想的だ
世界の全てが嘘に思えてしまうくらいに
己の存在もよく分からない

全ては台本に書かれている
生きるとはそれに従うことだ
と誰かが ....
空は悩んでいた
そのときそのときで
表情がころころ変わり

僕は
知らなかったわけではない
それでも
ただ眺めることしか
できることがなくて

空は泣いていた
大地に抱かれたくて ....
夏蜜柑縁談ひとつ潰れけり あたし、目が悪いんだよ。
ホントに悪いんだよ。
なのに

君のことは一瞬で探せちゃうんだ。
自信あるよ。
現に世界の何億人のなかから、あなたに出会えたじゃない?
視線の低い僕に繋がれた
のんびり足先まで溶け出す夕暮れと
女の子の目は右に左にゆれだすのが
振り子みたいだと僕は思ったり
たとえばあの踏切の手前に出来ていた
水溜りが死刑囚をモチーフにした絵 ....
小さな鳩の影
追い掛ける子供
白い世界
切り抜かれた家族
飛び立つ

止まる
時間
真っ白な紙が、ありました。

ありました。

どこに消えたのかな。

どんどん、どんどん。

汚くなって、見えなくなったのかな。

誰かに、棄てられちゃったのかな。

とりあえ ....
街で 偶然 君に会っても 大丈夫なように

朝 鏡を見る時間が 長くなりました
目覚めたら

 世界は セピア色だった





そこには セピア色のシーツと
セピア色の 僕のからだと

セピア色のテーブルと椅子
セピア色のコーヒー

セピア色の空には ....
DANGER
●警告●
このボタンには決して手を触れないで下さい。
人によっては害を及ぼす恐れがあります。

その機械のある部分には
そう記してあった

BLACK BOXに隠され ....
降る結晶
白く
ただ白く
消えないように
触れないように
壊れないように
溶けないように

白は光と出逢って
銀を一寸

後には何も残らない

それでも あの銀は
僕の心に ....
残酷な少女がやってきて
僕を恋に突き落とした

残酷な少女は落とした僕の心を踏んだ
何も知らずに
何も気づかずに

残酷な少女は敬語が下手で
落ち込んでいたが
僕はそれが嬉しかった
 ....
家を出て
駅まで歩いて
地下鉄に乗って
んで、改札抜けたら

ふ、

と全部イヤになった

帰ろう
で、
どこへ
帰ろうか
いつか 夢は科学と名を変える

そして 祈りは綺麗事と名を変える

人は 死ぬために生きるようになる

こんな愚痴が 真実と名を変えたりする

そんな真実が 今日も 世界を 変えていく
だからなんだっていうのさ

両端から聞こえる
非難、中傷、冒涜、罵り、叫び、唸り、呻き、喚き、嘲り。


僕は誤魔化されないよ

だってヘッドフォンあるもん
朽ちていくのは
世界か
私か
崩れていくのは
心か
身体か
何も存在しないこの場所で
私はここにいる
触れる物全て紙のように薄い
そして何も感じない
この想いさえ嘘なのか
早く目 ....
求めるものがあり それを手に入れたいのなら 努力しろ
求めるものもなく 手に入れる術も知らないのなら 死んでしまえ
零椅さんのおすすめリスト(268)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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- 1486 106自由詩12*07-4-10
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慟哭- 電子ノ猫 ...未詩・独白2*07-4-10
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夏蜜柑- A-29俳句3*07-4-3
視力- 愛心携帯写真+ ...8*07-4-3
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太陽とルービックキューブ- プル式自由詩7*07-3-17
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セピア- もも う ...自由詩16*07-2-8
二十世紀機械- はらだま ...自由詩3*07-1-31
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【残酷な少女】- つむじま ...自由詩5*06-12-13
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ステレオ- 零弌自由詩5*06-2-3
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