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なにも出来ない事をしっている
だから少し
悲しいのだ
そこに居ない自分
そこに伝わらない言葉
私の中で膨らみ始めた小さな声は
ほらすぐ
そのままで消えてしまった
小さな泡の様に渦巻きな ....
空というものに
きっと知らない世界があると
雲の大きな
さかさまの地面をけって
落ちてきた
僕が笑っているので
なんだか
ほんとうに
なんだか
スぅっと遠くに
泳いでいくクジラにな ....




















そして僕と君と。
詩なんてなあ言葉でしかない
僕らは嘘つきだ

{引用=寂しかろうと悲しかろうと
かわいそうだなんて
思ってやるものか}
なぜ君ら
かかわって来るんだ
少し黙れよ


雨の日に
濡れる右肩
君に見とれる


必要ないんなら
教えてくれない
やめるから


青春時代の青臭い
どうにもやりきれ ....
溶け出した日々の力は
透明な糸巻きに絡め取られ
季節の風景を作る
色の音は季節ごとに変わり
風を数えながら進む
始まりの雨は容赦無い美しさで
僕の意識をもぎ取って言った
これで悲しくなどないだろう
そうして溺れてしまいそうな涙を
拭うことなく包み込んで
泣き声すら包み込んで
暗い夜に薄鼠色の夜明けを ....
何処に消えて行くのだろう
何をながめているのだろう
憂鬱な言葉の先にあるのは
風に流れた手の残像に
小さな思い出が掴まれている
ちぐはぐなパズルを合わせるように
もがくそれを見送る
振り返ることすら出来ない
ここから手を伸ばす事も出来ない
届かない
飛び出した後は ....
アグマネアの小さな光に
両手を合わせて祈る少女は
どんなお願い事をしているのだろう
小さな小さなその星は
命よりもたやすく消えてしまうだろうに
少女の願いは届くのだろうか
アグマネアよ
 ....
路地裏から見上げた天の川は
細く細く区切られた
都会の小川の様でした
折れ曲がり、折れ曲がり進む
その先には

その先には
何があるのだろうか
真っ白な目をして
真っ黒な頭の中を吐き出せず
それでも生きているのか
僕にはわからない

何が生きてるって事
何が死んでるって事
うつろな目をした
水槽の魚が語る言葉は
僕には届かず ....
僕が振り返ると
僕はいつの間にか
イチになっていた
ゼロを目指していたのに
気がつくとゼロを超えて
イチになっていた
願いは叶えられない
もう口付けを交わす事はない
遠い場所で言い訳を並べようと

誰に届くというのだろう
私の言い訳はまるで

雨は蟻の様に行列をなし
私の残り少ない純粋さを
蝕んでい ....
空には雲がありません
海には波がありません
街には心がありません
川には魚がおりません
野原は何処にもありません
私が知っているのは
小さな飲み屋と
一杯の酒の味
それが全てなのです。
夕暮れに降り出した雨は
いつしかわた飴に変わっていた

本日の降水確率は夏祭りです
割り箸を持ち歩きましょう

町を歩くと
大人も子供もみんな
甘く優しい色に包まれながら
頭の上で割 ....
シュークリームの丘に登って
手をたたこう
ミルクティーみたいな空と
メレンゲみたいな入道雲
そこに居るだけでいいんだ
気付かない場所に幸福はある
こっちへおいで
僕の左手を掴みなよ。
過ぎて行った過去に
一体どれほどの意味があれば
僕らは満足するのだろう

降り出した雨に
本当はこれっぽっち意味なんて
いくら待っても無いんだろう

思い上がりに仕組まれた
鏡の中の ....
一輪の花を手折った
その花は美しく咲いていた
大事に包まれたその花は
いつの間にか
鞄の中で萎れていた
僕の足跡に小さな花が咲いた
靴の裏に花の種があったのだろう
その花は音もなくあっという間に散った
そうして気がつくと小さな実が成っていた
次の春が待ち遠しいものである
空は青く赤い実がきらき ....
夢の様に髪を撫で
抱きしめてあげる
空には小さく
月があるから

こっちへおいでよ
僕の影は見えるだろう
おいで
あの時みたいに
おいで
両手を伸ばして

僕は眠い
月がとて ....
言葉の中に
小さな石を見つけた
それはとても赤く
とても美しい色で
鳥を打ち落とした
夕暮なのに空は青く水色で
辺りをオレンジの空気が
流れるのに暖かな記憶は

思い出に妬けた赤瓦
錆びたトタン
泣いている子供
薮蚊だらけの雑草の森
自分を分解していく幻想

神社の ....
ゆらりと揺れた雑草の陰
白い花びらなんの影
るるると鳴くのは{ルビ何=なに}の声
るりりと鳴くのは{ルビ何=なん}のこえ

ゆらる花びら白い影
るるりと草が鳴いている
明日は雨が降るろう ....
夕焼け {ルビ一滴=いってき} 赤色絵の具
ぽろんと流れる空の雲

夕暮れ {ルビ草波=くさなみ} 帰り道
カラン鳴るのは風の色

透明 {ルビ紫=むらさき} 日が沈み
空には大きな糸の ....
ちゃりんちゃりんりん
とベルを鳴らしてカーチェイスの様に
すり抜けていく自転車に憧れて

朝のすっと染み込む
水の匂いの濃い晴れた日の風に流れて
ジャっとタイヤを鳴らして

僕にはそん ....
足元にあるほこりを摘んで
ふぅっと空まで吹き飛ばした
空には大きな雲が浮かんでいて
あっという間に溶けて混ざった
背中を伸ばし
両手を伸ばし
僕は
空を飛んだ。
小さな鳩の影
追い掛ける子供
白い世界
切り抜かれた家族
飛び立つ

止まる
時間
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕らの。- プル式自由詩9*09-2-17
空とクジラの事- プル式自由詩3*09-1-25
僕と- プル式自由詩2*08-11-7
僕らはみんなで嘘をつく- プル式未詩・独白5*07-10-24
三行詩のさんざめき- プル式自由詩5*07-9-29
二度と今日に帰ることはない。- プル式自由詩5*07-9-12
虹色町の入り口辺り- プル式自由詩3*07-8-2
言町〜ことまち〜- プル式自由詩2*07-7-24
記憶の残像_風の黎明- プル式自由詩3*07-7-13
祈り- プル式自由詩1*07-7-8
天の川_満ちたる思いは_とめどなく- プル式自由詩4*07-7-8
生きてる化石- プル式自由詩4*07-7-3
0- プル式未詩・独白1*07-6-24
土の中から見える月- プル式自由詩2*07-6-24
悲しい詩- プル式自由詩5*07-6-20
わた飴前線- プル式未詩・独白11*07-6-14
スプン- プル式自由詩3*07-6-9
糸電話は震えるか。- プル式自由詩4*07-6-8
名も知らぬ花- プル式自由詩1*07-5-27
夕暮れの輝きは短くそして美しい- プル式自由詩3*07-5-24
靴音の街に月は沈むのか- プル式自由詩3*07-5-20
プロテナリア- プル式自由詩6*07-5-18
ゆうくれにガラスの世界が手招く- プル式自由詩8*07-5-14
いうぐれ- プル式自由詩5*07-5-7
日の出町通りと銀のしずく- プル式自由詩1*07-4-28
自転車をかくんだ- プル式自由詩4*07-4-28
木炭のある街- プル式自由詩6*07-4-11
太陽とルービックキューブ- プル式自由詩7*07-3-17

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