鈍く
重い
灰皿のふちを
舐めたかった
かわいた舌で

逃がさぬよう
一心に
ただ
かわいた舌で

呼ぶことが
できなかったから
ただ
かわいた舌で

誰かでなく
私 ....
私は常に電車に乗っているので
たとえ小さな太陽が
幾つもの頂点で輝きを放っていても
そこに近づいて
恩恵を受けることは出来ないのです
現在は常に録画されますが
私は知らぬ間に早送りをしてし ....
月に着いて4日目に信じられないものを見た

そらを覆う、巨大な 黄色いクジラ

音もなく 空を泳ぐ

僕と目が合い

一粒の涙を流し

また泳いで 月の地平線に消えていった、
ろくしょう だ


つめたい痛みを
しっている
触れずとも
知らなくとも
夢にみなくとも
しっている


もう銀いろではないちいさなつまみが
いつか銀いろであったことを
だれ ....
あの道を通ってみたいな。

きっと、行き止まりには。

空の果てが、待ってそうだから。
言葉の温度が
わかればいいのに

温かい言葉が
必要だというとこは
わかっているのに

どの言葉を
差し出していいのか
わからなくて

たくさんの言葉を
抱えたまま立ちすくむ
 ....
終わりでもなく
始まりでもない

流れている時間の
中間にゆらゆらと

忙しく
慌しい

毎日を床に置いたまま
明日も考えず座り込む

ひとりであり
ひとりでなく
フリーズ、
見たことのない、遠い地で
顔のない男がつぶやいて 直後に 
先端が、わたしの中心を穿つ


貫かれた体内へと
ぬるい、分泌物の侵蝕が始まるのを
指折りかぞえるあいだ、ずっと ....
すれ違う人たちは、みんな燃えている。
どんなに隠していても、心はみんな、燃えている。

私は、こんなに落ちているのに。

みんな、どこへ向かっているの?
みんな、何を見ているの?
何で、 ....
宇宙と

そこに存在するものとのあいだには

違和感がある

物理学者も

宗教家も

画家も小説家も詩人も

私たちも

それと折り合いをつけようと

日々をいとなむ ....
海にあった
窓辺にあった
グラスにもあった

体内で宿し始めた
誰にも見えないままに

春だからではない
出世したわけではない
懸賞に当たったわけではない

その光は
僕だけの ....
青白いこの世界は。

体調不良なのですか。

お薬は在りますか?

無いなら、皆でこの世界を愛しましょう。

世界に、ハグを。

世界に、キスを。
なにも出来ない事をしっている
だから少し
悲しいのだ
そこに居ない自分
そこに伝わらない言葉
私の中で膨らみ始めた小さな声は
ほらすぐ
そのままで消えてしまった
小さな泡の様に渦巻きな ....
あたたくて大きな腕、海みたいにたゆたう夜
肋骨ごと壊されそうなくらいにきつく抱きしめられて
まるで小鳥みたいに震えていた、僕の
この赤い心臓を、たとえば掌でぎゅと掴んでみて
潮騒のように押し寄 ....
空というものに
きっと知らない世界があると
雲の大きな
さかさまの地面をけって
落ちてきた
僕が笑っているので
なんだか
ほんとうに
なんだか
スぅっと遠くに
泳いでいくクジラにな ....
のんびりと
芝生の上で
日向ぼっこをする
時間が止まる

何をしよう
そうだ友達と
食事をしよう
ワインで乾杯

反射がキツイ
3クッション
連鎖反応
チェーン効果
世界の果てのように、遠い存在なんだと思います。

空の隅っこが見てみたくて。

どれほど、輝かしいのか。

どれほど、暗いのか。

そこに、空が在ります。

在れば、果ても在ると思 ....




















そして僕と君と。
「僕」を探しに行こう。

天気もいいし。

すこし

さみしいけど。
壊れた操り人形のような
ただふらふらと心が浮かぶ

片腕が折れた鳶のように
いつかはあの空へと思いを巡らし

いく数日

焦がれた思いは消えていく

悲しくもその思いを繋ぎ止めよう ....
何も深く考える事は無いし
眠る事も無いのよ

空は青くて人は飛ぶし
翼なんて
背中のプリントTシャツで
補える

何も深く考える事は無いし
起きる事も無いのよ

人は青くて空は飛 ....
都会の隅

ライオンが吠える

地響き

鳴り止まない豪雨にかき消されて

泣き出すテルテル坊主

薄い口紅で線を引く

とりとめもなく流れるメロディー

この光で走り出す ....
難しい本を読み漁っていた
色々な知識を得るために
だけど哲学や道徳を覚えても
やさしい人になれるとは限らない

難しいことを考えていた
遠い国の病気や争いのこと
同情しては心を痛めて
 ....
ソメイヨシノが いっせいに咲かなくなる
春が やってきてしまった

陽炎の丘を歩く少女  青空色のブラウス


液晶の中を舞うハイビジョンの花びらが
ひらひらと ひらひらと
 ....
 
 
出逢ったら食べてしまう
だから僕は孤独を叫ぶ
 
 
まばたきをしても夜
何時だってそう
針葉樹森の道の上
 
光のなかで見た君を
ずっと忘れない
きらきら生きていた
 ....
はじめの一歩
踏み出すのに躊躇い

はじめの一歩
踏み出す前に考え込み

はじめの一歩
踏み出すことが できなくて

はじめの一歩
きっと考えるより踏み出した方が早いなぁ なん ....
何か大切なことを知らないまま
僕らは生まれた
何か大切なことを見つけるため
僕らは生まれてきた

僕らはまるで
食べても食べても太らない
アフリカの子供
満たされない気持ちは
 ....
ながれるものを受け止める時
砕かれる自我と知らぬ顔のミミズク
其の目に見入られる真空の闇だ
内泣く子抱きて己が頬叩き
細胞沸く熱 夜を灯す


イタイ イタイ イタイ
100円ドロップ
100円ドロップ・アウト
円ドロップ・アウト・サイダー
 
忘れた頃に 蝿
飛んで火に落ちる夏の虫
何も無い 何すら無いよな
ピンク色した 唇


咽喉から 吐く ....
言葉の海に
失くしたものを探しても
見つからないよ

あの綺麗な景色が
見えるとこまで
連れて行ってほしい

きっとあふれる から


気まぐれな
私のわがまま
笑って
許 ....
零椅さんのおすすめリスト(268)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
灰皿- 因子自由詩509-3-15
システム- 高橋魚自由詩1*09-3-15
黄色いクジラ- satyri自由詩409-3-15
緑青- 因子自由詩409-3-14
想撮空間「道。」- 狠志携帯写真+ ...209-3-14
戸惑う- 未完自由詩4*09-3-14
転機- 未完自由詩2*09-3-13
未完の、ソネット_「落下」- 望月 ゆ ...自由詩8*09-3-13
みんな燃えている- 雨野六也自由詩209-3-12
宇宙と存在の違和感- 吉岡ペペ ...自由詩709-3-6
光り- 乱太郎自由詩11*09-3-5
世界と。- 狠志携帯写真+ ...309-2-22
僕らの。- プル式自由詩9*09-2-17
幸せクジラの旅- かのこ自由詩209-1-29
空とクジラの事- プル式自由詩3*09-1-25
太陽がいっぱい- ペポパン ...自由詩4*09-1-11
永遠。- 狠志自由詩308-12-20
僕と- プル式自由詩2*08-11-7
秋晴れに探す。- 自由詩208-9-27
片腕の鳶- テルテル ...自由詩208-9-3
青いハンバーグ- 酸素の枷自由詩108-8-29
虹、テルテル坊主、ライオン- テルテル ...自由詩208-8-26
無力- 1486 106自由詩6*08-6-2
ソメイヨシノが咲かなくなる春- 北大路京 ...自由詩21*08-4-8
オオカミの唄- からくり自由詩5*08-1-14
はじめの- 具壱言自由詩108-1-13
アフリカの子供- 小川 葉自由詩3*08-1-13
無題08- ねろ自由詩208-1-13
無題06- ねろ自由詩208-1-12
居場所- ユメミ  ...自由詩2*08-1-11

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