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きっかけはくだらないことだった。
私が楽しみにしていた
高級バニラアイスクリームを食べてしまったのだ。

私「何であのアイス食べたん?!」
彼「えっ?うまそうやったし」
私「そんなんが答え ....
就職支援センター
と云うところに
毎月行っている
無職だからである

就職支援センターは
仕事を紹介してくれる訳ではない
担当の人と
色々お話をして
最後ににこにこと
頑張ってくだ ....
今年も女にふられたので、
大そうじして死のうと思った。
捨てられるものがあるうちはまだいい。
でもぜんぶ捨てたら、
それから、どうしたらいいのだろう。
考えても仕方がないので、
どんどん捨 ....
休耕田に群生する
セイタカアワダチソウをかきわけるように
一両の気動車が港の方へと走っていく

スズメガの幼虫にかじられた痕のある
サトイモの大きな葉が
その風に揺れている

排水 ....

どんなに長く電子メールを送信しても
恋人は七文字程度しか
返信してくれないのである
業を煮やしてメールを送信するのを止めると
次の日から
矢文が届くようになった
頬を掠めてすこん
 ....
ハイ ジミー
今日は晴れているかい
君がジムという名前かどうか知らないけれど
僕の中ではジミーと呼んでいたよ

ときおりすれ違うだけの君が
急に
ねえ兄弟
今日はなんて素敵に晴れてるん ....
天井をなめるおばけちゃん
昼間は天井をなめている
四角い天井をまるくなめて
部屋の中のできごとなんてなんにも見ちゃいない
おばけちゃんの舌は腫れあがって
口のなかにはおさまらないから
いつ ....
垂直式は増大にしか向かわない

小型化には
電荷が喰らい合い
口を開けて待っている

だから
別に買えと言ってるんじゃ
無いですよ
でもね
今はそっちが
主流なんですよ
最近は ....
夕焼け
みんな迎えがきて
またね
またあした
手をふって
さよなら
ジャングルジムのてっぺんから
いつも
見送るだけ

砂場のシャベル
ブランコのさび

おかあさんが
きょ ....
雨のけむりがからだをぬらし
その刹那の一滴一瞬
服の埃が舞い上がり
微細な雲母のわずかな浮上と
急激な沈下がおこる

ひとつひとつの粒子たちは
街灯のかがやき
店の明かりをすいとり
 ....
   

   ひとつの恋の終わりは、
   ひとつの音楽とひとつの香りを残す―――




いつだったか
すれ違った文庫本の帯が
そう主張していた

乾かないルーズソックスの ....
劣等感は持つだけ無駄だった
てか
これ以上は持てないのだ
表面張力で
あふれる寸前のコップみたいに


あふれてみたら
たいしたことなかった
テーブルが少し濡れました
みんなトゲ ....
洗濯物を取り込む音が
二階のベランダから聞こえてくる
言い争うことも無く
君はもう産まない
とつぶやいた

僕らは同じ悲しみを
分かち合って生きる
多分同じくらいの
分かち合えな ....
きみの首はしろくてほそくて
手折られるのを待ってる野菊の茎
だなんて
心底バカ丸出しな手紙を見つけて
真夜中にひとり
わたしはけらけらわらった
ああそうなのねそうなんだ
だからあのひとは ....
{引用=
クラヴィ・ヴィエイヤールは小さかった

どのくらい小さいかというと あなたのまぁ 半分くらいで


俗に 小人と呼ばれる 種類の人間だったのかもしれなかった

けれど

 ....
女にふられたので、
向かいのビルへ行って死のうと思った。
なんどか、もう忘れた!とか、
俺は立ち直った!とか、
あんな女なんて!とか、
吹っ切ってみせたけれど、
だめだった。
きのうあの ....
ロシータっていうおばあちゃんは
サンホアンで一番年取ってて
猫にやさしくて
工房の隣の彼女の家には
いつも猫がたくさんいて
使い物にならないボートが
とまっている
 ....
とりがいる

「Pain
「ぴア

弧を描き
弧をねがう
ひわひよひわ 啼き声を発しながら
希薄な大気には失語の気配

〈だがひとは、 太古 このとりの足跡を見て 文字を学んだのだ ....
i. 光化学スモッグ

色盲ではない
真っ白な高層ビル 真黒な人たち 白黒の横断歩道
灰色の空…いくら時間が過ぎてもモノトーンのオブラート
真っ白な月だけが顔を出して 星はここから見えない
 ....
いくじなしのぼくは
竜なんかと戦いたくないので
なまけもののロバとサボテンのよこで
だってさ〜
でもさあ〜
なんて言い訳ばかりしてると

白い馬にのったお姫様が
さっそうとやってきて
 ....
カナリアの声を
一枚の手紙に文字を綴る指に感じながら
また人を好きになることがあるものだと不思議に感じていた
     
インドでは後幾らかで日が沈むらしい
その街を包むほどの大きな夕日 ....
手で触れようとすると崩れてしまうおそれがあります。
できることならば遠くから眺めているのがよいでしょう。


 *


 雨だれ

 雨の音がするのです。
 理由はそれだけです。
 ....
                    
?.

まだ葉が落ちない
白樺の上に
黒猫がいる
のを
見ている
うつくしい猫で
目が
とくにきれい
久しぶりだけれど
思い出 ....
どこか遠くの
名もない寒村の廃屋で
最後の詩人が
おしまいの言葉を
震える手で書き記そうとしている

彼の思考の荒野を
舐めるように滑っては消えてゆく
文字列

この世界の
あら ....
昼の街

人ごみの中を素裸で歩く人



 どうしてあの人は(自分は)服を着ていないんだろう
 
 どうして自分は(あの人は)服を着ているんだろう

 ....
詩集が売れなくたっていいじゃないか
世界中に子どもをつくれば
                       
             みきを








 ....
二本の脚は胴につながっています
不潔
と言って男子の机に触れようとしない久美さんも
二本の脚がちゃんと胴につながっています
白い足首をつかみ
柔軟体操をしています

久美さんは高校生にな ....
「風は手で漕ぐよりも速い。」
と聞いていたが、それよりも
はるか先を行っていた。
小川を下る空のボートは―
かつて、ルーレットに記された言葉のみを使って
死ぬまで日記を書いたという
狂人た ....
ふられてここがよかった。

第十位
映画のすみっこのシーンがこころにしみて、
だれも泣かないところで泣けたりする。

第九位
音楽を聞いていると、
まるでじぶんのうたのように聞こえてき ....
わたしの中を
夜の明ける方へと飛ぶ
一羽の鳥がいる
同じころ
一羽の鳥の中を
どこまでも墜落する
わたしがいるのだ
その日最初の列車が
古い踏切を通過していく
建物の窓はひとつ
ま ....
青色銀河団さんの自由詩おすすめリスト(396)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私達の馴れ初め- 愛心自由詩4*07-1-24
就職支援センターのこと- 吉田ぐん ...自由詩4306-12-30
大そうじして死のう- しゃしゃ ...自由詩1606-12-23
帰宅- たもつ自由詩17*06-12-21
恋人とのわかれ- 吉田ぐん ...自由詩2706-12-19
ジミーと青い空- AB(な ...自由詩9*06-12-9
天井のおばけちゃん- 渦巻二三 ...自由詩606-12-8
いんふぉ- ねなぎ自由詩106-12-7
ジャングルジムのてっぺんから- しゃしゃ ...自由詩1106-12-6
きらら- 構造自由詩406-12-3
ひとつの恋の- Rin.自由詩24*06-12-2
はちどりの森- umineko自由詩12*06-12-2
空にあってよかった- たもつ自由詩2106-12-2
創書日和。白_【ながい首】- 佐々宝砂自由詩12*06-11-27
クラヴィ_ヴィエイヤール- もも う ...自由詩58*06-11-26
向かいのビルへ行って死のう- しゃしゃ ...自由詩1506-11-25
ロシータ- 水在らあ ...自由詩52*06-11-21
天上の国_鳥の文字- 「ま」の ...自由詩8*06-11-19
光化学スモッグ/スクリーントーン- ピッピ自由詩1006-11-14
いつかお姫様が- しゃしゃ ...自由詩1306-11-13
好きになるということ- たにがわ ...自由詩406-11-13
6月の取り扱いについて- 降旗 り ...自由詩27*06-11-10
黒猫の星- 水在らあ ...自由詩38*06-11-9
beyond_the_words- 大覚アキ ...自由詩806-11-8
あれ- 肉食のす ...自由詩4*06-11-8
Peace- 馬野ミキ自由詩4+06-11-8
久美さんの脚- 渦巻二三 ...自由詩14*06-11-7
ボート- プテラノ ...自由詩5*06-11-6
ふられてここがよかったベストテン- しゃしゃ ...自由詩1006-11-6
夜明け- たもつ自由詩2906-11-5

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