こえ、


ぼくを剥いてゆく
この
あかぐろい
にんげん、を
剥いてゆく
こえ、



きみの
こえ、


ふたしかな
やさしさ


ぼくの ....
カナダからやって来た転校生は
ハリウッドスターのようにキラキラしていた

ブロンドの髪に色白の肌
僕は人目で魔法にかかった

I fall in love with her.
 ....
僕には見えない
昔は見えていたはずの繋がった糸は
まだ君の目には映っているのだろうか

君が僕の言葉に
いちいち反応するのは
そう思えるのは
僕の勘違いなのか

想像が出来なくて
 ....
 記憶と夢の中でしか君に会えない
 潮風に髪の毛をはためかせ 海の声に耳を傾ける君
 何と君に囁きかけているの?
 君の命がもう無いことを神様はどう思っているのかな?
 ただの運命だとしかお考 ....
歌を音を色を光を愛せば永遠だ

壊してしまいたい

あなたにウィスキーを投げつけてしまいたい
あなたのちっぽけな愛を恥ずかしめてしまいたい

ずっと一緒にいたい、よりあなたが憎いと言 ....
私はかつて、か弱くよく泣く女性であった
そんな霧のベールに守られていた私の体の中に、
いつからか侵入してきたものがあった

それからの私といえば

人間でもなく
子供は生産しないセッ ....
ぴりり、ぴゅり、ぴゅちち
暖かな日差しに唄う小鳥は自由です
さも楽しげに木の芽を眺めたり
軽やかに枝を跳び移ったり
それからきっと恋をしたり
今日はどんな餌を食べようなどと
考えたりもする ....
おんなじ町に

子供のころから住んでいると

きょうのように

車じゃなくて電車で帰るとき

各駅停車で帰るとき

ひとつまたひとつ

思い出に停車している

駅は姿をかえ ....
妻が勤めに行ってしまった6時まで独り「公子!」て心に叫びが

僕達は兎の夫婦美味しそうに混ぜご飯を食べる妻を見て

もう一度生まれ代わることあらば蛙にな
ろか雛(ひよこ)になろか

 ....

が死んでいる
その足の裏を見ている
べつにわけはない
そこにすわっていただけで
ぼんやり見ていただけで
わけはない
乾燥した足の裏は灰 ....
 あたしは射精が好き。
射精は、どこか現実味を帯びていなく、
傍観できる、
あの白い液体は、
現実と妄想の産物。

人間として、感覚的に現実味が帯びる時は、
ティッシュの山、味だったりす ....
凄い口説き文句。
くらくらする。
まるで現実味がない。
だけど、現実と言葉は本来繋がりを持たない。
だから愛にはリアリティがない。

ないしょばなし、ボリゥムさげて、伝わる振動だ ....
荒野で おとこが
口笛 吹いている
うしなうものさえ
ないもない と
知ってしまった 旋律を
マコちゃんはぺっと思いました。
でも床に唾を吐いたら、
もっと嫌な気分になりました。
床はみんなの唾でぬるぬるでした。
マコちゃんの唾はみんなの唾と混じり合い、 ....
 全身包帯姿の艶やかな君の 心の願いが叶う歌に耳を澄ませるよ
 痛々しい 螺旋状に薔薇が巻き付いているようだ
 大地の強靱な風が清め対となって上空へ舞い上がる
 橄欖色の草原で耳許に髪をかき上げ ....
僕はいつも自由な心
青空 雲 そして そう川の流れ
その中には規制はないけど流れがあって
自由ってそういうもの
大人になるってことはその自由を規制して
規制して規制して
空っぽになることだ ....
白髪を掻いて
新聞を読んでいる
あなたは
岩だ

猫を
下手くそに撫でる
次郎丸は
僕が名づけた

うちで生まれた猫たち 三匹
母親にとって
あんなに大切だった ....
木に囲まれた公園にロケットの形をした遊具があって
それはいろんな色の鉄棒と鉄板で出来てて
張りぼてで
螺旋の滑り台になってて
同僚と会社をサボって俺んちで短パンに着替えて去年の夏
Yシャツと ....
鏡の内部を うろうろ
していたら 自分のことばかり
うっとり 写生する人の 
真ん前に 出てしまった
素顔をみるのは はじめてだった
図書館前のCDショップで 貴女の姿を見つけました


貴女が あまりにも眩しかったので

つい 逃げ出してしまいました


 ....
8本目の電車
 
見送る僕
 
閉ざされた踏み切りに
興味等ない
 
進むことこそ
僕の義務
 
20本目の電車が通る
 
ただ立ちすくんで
動けない僕
 
止まったまま ....
"i"

嘘の恋も重なれば
いつか本当の恋になるんだろうか
なんてテレビを見ながら
桜が見たいとか


"i"

とりあえず
ひとりで ....
学習ルームであの娘を殺した君のお気に入りのカッターが僕の首筋に当たっているね。
ちょっと切れてキラキラキレイな血の筋ができているね。
いいんだよ。血のにおいは嫌いじゃない。痛いのも嫌いじゃない。
 ....
ある日からだった
鳥たちがいっせいに地下を飛ぶようになった
空を捨てて森を捨てて
鳥たちは土の中へと潜っていった
地上には鳥の姿は見られなくなった
人間は鳥の居場所を探したが
かなり深くま ....
眼下にひろがる

地道な星雲のような光は

夜の化学工場だった


下請けの金策のゆきづまりを

昼すぎに聞き

最終の列車にのりこんでいた


眼下にひろがる

地道 ....
耳をすますと
遠く潮騒が聞こえる
ドアを開けば幻の海
白い波頭が立って
空はおぼろに霞み
「春だね」とつぶやくと
「春ね」と君が応える


潮風が弧を描いてゆく
君の長い髪がゆらめ ....
なにかが始まる予感がして
私は一人立ちつくす

揺れる心
握るこぶし

強い風におもてを上げ
ただまっすぐ前を見る

なにかが変わる予感がして
私は一人歩き出す  ....
(美しく生まれたかったと
 思ったこともありました)


ある日
一羽のチョウが迷い込んできて
羽を持って生まれてきた生き物は
そんなふうに飛ぶのが
当然なのだというように
ゆら ....
その痩せ細ったライオンは本が好きだった
本であればなんでもよかったのだが
ライオンは特に哲学に没頭した
一つの言葉にあれやこれやと
考えることが好きだった
三度の肉よりも本を優先していた
 ....
通り過ぎた列車の
なごりの風が、引き連れる
潮のにおい
線路沿いにこの道をまっすぐ行けば
ほら、海が近づいてくる

そう言ってふたり、短い影を
踏み合いながら走った日
無人 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ため息と縁側の季節- プル式自由詩3*07-3-14
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_射精- つぐこ自由詩1307-3-14
ボリゥムさげて。- e R i自由詩307-3-13
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過ぎたはずのモラトリアム- tatsuya999自由詩4*07-3-13
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rocket- 水町綜助自由詩13*07-3-12
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