言葉では伝えられないものが多すぎて
とはいえ言葉にしなければ何一つ伝わらず
だとすれば僕らは
伝わらないもどかしさと闘いながら
いつも誰も見えない場所でもがいている

笑いあうそ ....
体のことを思えよ
おれの
体のことを

体のことを思うよ
おまえの
体のことを

体がいいから
おれたちの
体がいいから

おまえの肌のきめを
北から ....
桜を煩わしいと
思ってしまうのは
どうしても
思い出してしまうから

葉桜のほうが好き
そんな嘘をつくのは
桜そのものを
嫌いになれないから

どうしても
思い出す
あなたの頬 ....
             2005/08/17

和太鼓 和太鼓
どんどこどん

どんどこ どんどこ
どこどこ どーん

おまえ百ならわしゃ九拾九まで
クロコダイルの尾っぼを借りて
 ....
私の体で
カラカラと音が鳴る

ツタウ指から
音が鳴る

頭の中で音が鳴る
心の中で音が鳴る

思いと思いが
重なり合って
カラカラと
私の中から
音が鳴る

この音が
 ....
キャベツにフォークを突き刺した
ズキッと心が痛むのに
フォークの突き刺さったキャベツは
平気な顔してそこに居る

フォークを抜いた跡は
痛々しい穴が
4つ開いていた

そこからは
 ....
心に指があるとするなら
その指先から壊死していくような感覚
目の前には絶望がぽつんと置かれていて
それをただ眺めている私がいる
全てが客観的で、不親切で、そして現実だった

車に轢かれて潰 ....
隔たりを埋めるために

どこまでもどこまでも下ってやるんだと思っている

今数々の生き物たちと別れを告げて

新しい出会いと別れという

いわゆるお涙頂戴を繰り返しながら

たまに ....
              2002/02/05
だめだ!だめだ、だめた!
絶対にダメだ!
どんなに懇願しようが許さねえ
たとえ明日地球が無くなるとしても
娘はやれねえ。

だめだ! ....
微かに響く鐘の音
哀しいその音に何を祈ればいい?
縋り付く必要も無い

この先から見えてくるだろう
痛み、憂い、泣くことの答えが
そしてその意味が

私は、ただ立ち竦んでいた

こ ....
せとものが 乾いていく
洗った水を流す
手のとどかない
光源からのぬくもり

雇われたわけでもなく
息を 野に延ばす

図の中にいる血脈
末端を一巡り鼓動

いつか影を潰し
完 ....
空っぽになったぼくの頭の中は
乾いた風しか吹いていなかった
それでも
どこからか歌が聞こえる
初めて耳にするそのメロディーは
どこか懐かしかった
空っぽの頭の中は
それだけで十分だった
 ....
朝起きて
台所
ざくざく ことこと
朝食を
じゅうじゅう かちゃかちゃ
おべんと二つ
君はすやすや夢の中

ひどい
ひどいね
ひどいよ
君は


帰宅して
晩ごはん
テ ....
海だって
ずっともぐれば
マントルに着くし

空だって
ずっとのぼれば
宇宙になるし

宇宙だって
ずっとずっと先には
きっと終わりがあって


永遠なんて どこにも存在 ....
 空に浮かぶ減点主義の風に吹かれて
 今日はどこの国に行こうか
 空想の楽園
 この手に入れる

 こんな俺にも両親はいるし兄弟もいる
 友達もいるし恋人もいる
 先輩もいるし後輩も ....
春の初めのこの風と
自転車に乗って一緒に走る
どこまでも行けそうだ
上り坂は大変だけど
風が背中を押してくれる
温かく見守ってくれる
下り坂は楽だから
ぼくの背中に風を背負ってあげる
 ....
きれいな声
きれいな瞳
きれいな手
きれいな心

思い出大切
手を振って
涙を流して
走って行く

何もない日
ボケーッと
上を向いて
心身を癒す
今、踏んだ、枯れ枝
その中に眠っていた想い
遠ざかってゆく
永遠に

今、放った、貝殻
僕の手のひらの温度を引いて
遠ざかってゆく
永遠に

雲は遠くの水平線に砕け
 ....
言葉に溶かした微かな薬
甘く香ってすぐ消えた
だのにどうした訳だろう
僕の胸が痛むのは
前向きな気持ちで歩いてみても
前に進めるとは限らない

希望を捨てずに立ち向かってみても
気持ちが報われるとは限らない

ランキングに並べられた曲には
ポジティブなだけの薄っぺ ....
夜のように黒いギター
男の心は弦のように震えている
お前を求める狂おしさに
かき鳴らす指は赤い血でにじんだ

男の心は届いているか
男の歌はお前に響いているか

闇のように黒いギター
 ....
きんいろは
かなしいすべだと思います

闇夜のはなは
もっともあかく
ひとみを閉じこめて


 火から、
 結ばれてゆく、
 果実のことなど、
 だれもが、
 とが ....
ブライアン・セッツァー・オーケストラ聴いて 陽気に行くぜ月曜の朝

むせかえる異国の風の芳醇な香り奏でるジプシー・キングス

バロックを奏でるロックギタリスト ブラックモアズ・ナイトに酔って
 ....
消せない想いが今もある
消せない記憶がいつもある
消せないメールがいくつもあって
どんなに消そうと思っても
やっぱり消したくなくなって


あなたが私を忘れても
悲しいけれど
か ....
                  ―RIOJAにて



見渡す限りの葡萄畑を歩いてゆく
そこ此処に きれいな花をつけた木が点在している
アルメンドラ!とおまえが叫んで 駆け寄って
木 ....
東京特許許可局
俺はおまえを許可しない
おまえのような早口言葉は到底容認することができない
おまえだけじゃない
赤巻紙青巻紙黄巻紙や新春シャンソンショーにも伝えておけ
ふざけるなって
おま ....
指先で辿るだけのものにも
どこかに意味はあったのだ
そう気付かせてくれる君たちの声は
どこまでも、仄かに明るい
埃を被ったままの本の
隙間を捲る指の順番から
繋がっていくものがある
体温 ....
空には7つの月と3つの夢が浮かんで
わたしの足が大地になって
斜めに生えたビルを見るたび
涙を流すの

黒い星が瞬いたら
東京タワーがずずずっと
天に向かって伸び始めて
天から足が降っ ....
規格品だ
たいせつなのは
精度を上げること
僕らは
マネキンの体温
段ボールの棺桶
まばたきを奪われ
生まれても
生まれていなくても
そのまま
立ち尽くすこと

美しいひとよ
 ....
知らない音がとびらをたたく
ベッドで薄目をあけたわたしは
なにも聞こえないふりをする

知らないひかりが窓からのぞく
つくえでまつげを伏せたわたしは
全部知ってるふりをする

夏と冬が ....
蔦谷たつやさんのおすすめリスト(464)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
決意表明- 深散散文(批評 ...507-3-8
眠れ- 水在らあ ...自由詩26*07-3-8
桜化粧- FUBAR自由詩10*07-3-8
和太鼓- あおば自由詩7*07-3-7
カラカラ- ツキミサ ...自由詩3*07-3-7
キャベツ- ツキミサ ...自由詩6*07-3-6
髪留め- vallette自由詩307-3-5
マントル- 石田 圭 ...自由詩3007-3-5
ワールズエンド・スーパーノヴァ- あおば自由詩15*07-3-5
弔い- 智鶴自由詩6*07-3-4
化石源- 砂木自由詩12*07-3-4
空っぽの頭の中- ぽえむ君自由詩11*07-3-3
生平- FUBAR自由詩6*07-3-3
永遠の在処。- かとうゆ ...自由詩407-3-3
本能寺- 山崎 風 ...自由詩607-3-3
春の風を自転車に乗せて- ぽえむ君自由詩9*07-3-2
純粋- ペポパン ...自由詩5*07-3-2
さよなら- 水在らあ ...自由詩33*07-2-28
明かりの消えた空の下で- プル式自由詩14*07-2-27
ムーンウォーク- 1486 106自由詩11*07-2-27
黒いギター- 石瀬琳々自由詩16*07-2-27
舟わかれ- 千波 一 ...自由詩29*07-2-27
まだまだえいごでうたえ!〜Music_on_575(Part ...- AKINONA短歌207-2-27
消えない、消せない。- 蓮未未詩・独白1*07-2-26
アルメンドロ、アルメンドラ- 水在らあ ...自由詩26*07-2-26
東京特許許可局- 新守山ダ ...自由詩16+07-2-26
形状- 霜天自由詩607-2-26
街並み- RIKU自由詩5*07-2-25
ショーウィンドウ- たりぽん ...自由詩9*07-2-25
プリテンダーが笑う夜- 八月のさ ...自由詩407-2-25

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