夏の夜空はアンタレス 赤く輝いてる
思い出すのは あんたです さそり座の一等星

浴衣姿のべっぴんさんが金魚バチを眺めてる
部屋の隅では黒猫が泳ぐ金魚を狙 ....
最悪やなじぶん

才覚やなきみ

性格やなじぶん

正確やなきみ


どんだけ追いかけはしっても

おいつかないなぁ

きみ


だんごむしみたいに

マイペース
 ....
夕陽の堕つる彼方に昨日問ふわれと埃かぶりし母のオルガン

澄み渡る空に浮かびし虹を見る子らの顔には虹の跡なし

われ乗せて北へ走らむ夜汽車にて車窓に顔つけ頬を冷さむ
水の上に
ひとひら落ちた
花びらのように

月が
夕方の空に
浮かんでいる

流れているのは
雲だろうか
月だろうか

それとも
この私だろうか
 まだ熱の残る砂浜を歩けば
 私の中の?海?が呼応し始める。

  感情の波に流されないためには?
  自分の願いを叶えようとして
  自分の過去を認められないほど
  私達は幼かった
 ....
久しぶりに口笛を吹いてみたら口が笛になっていた
何度言葉を発してもフィーフィーとしか音が出なかった
周りの皆は大層大袈裟に哀しんでくれていたが
涙が出ている者は一人も居ないようだった
哀しんで ....
闇の中に光を見いだせるのか




そのしなやかな旋律の調べは


木々のざわめきを語り


小川のせせらぎを歌う


繊細な指先から放たれる色彩


鼓膜を通して描 ....
あの人のそばにからだをおいたまま
心はあなたのところに飛んでいく

あの人のやさしさにつつまれたまま
からだはあなたをかんじたがっている

あの人の目を見つめながら
ひとみはあなたをさが ....
白状しよう
わたしはモテたい

白状しよう
あまり美味しくない

白状しよう
早く帰りたい

白状しよう
その話はもう聞いた

白状しよう
あんたはそんなに ....
下山の途中
私はひとりの老熊に出会った
老熊は土に杭を打っていた
私は気づかれないように迂回して回ったが
思いがけず鳴ってしまった熊鈴に気づいた老熊は
私に向かってにこりと微笑みかけた

 ....
陽射しはあるけれど

涼しい風が吹いていて

セミでも鳴きだしたら

夏がこんなだったらいいよなあ


こんな季節にいいことがあれば

ダブルだね

でも

なぜだろう
 ....
青葉の日プロコフィエフ午後一時

詩が好きで詩学が好きでもみじ緑

近江富士まさおな琵琶湖子と共に
空わたり沈むまなざしみずたまり



二季またぎそよぐ野の墓みずたまり



何も得ず何も見ず居るみずたまり



輪を{ルビ描=か}かずめぐる生の輪みずたまり
 ....
NHK教育の『トップランナー』に出たい。

それだけの理由で 詩を書いている。


本上まなみに 詩を褒められたい。

褒められなくてもいい 会いたい。


本上まなみに会いたくて ....
心が溶けて


涙が滲む


全てが曖昧に


ぼやけてしまえばいい





不思議なくらい



明るい空に




不気味なくらい



 ....
つぼみですあなたの前では枯れるまで

曖昧は曖昧だからやさしいの

恋列車整備不良で停止せず

さいたま港そんな港は知りませぬ

残された飛行機雲を撃ち落とす

あなたといふ三文字 ....
真ん中に
するり、と
 
入り込んで
溶けきった後
 
成長を、開始する
 
 
君のその
心に根付いて
 
愛という
餌を貰って
 
大きく、なっていく
 
 
 ....
ああ この
生まれてくるもの

帰りたかった場所
だったのか。
 
日々が、やはらかく、
差し込んでいる
隣に笑顔が、ある
ここで 揺られて
羊水を思い出す
 
胎内に鼓動
 ....
愛されてアイスクリームは溶けるまで

生きるため乗りこむ船よ浮草よ

ふろしきに包まれしものの声を聞く

地図になき地を吹く風との対話あり

野に蒔いた手品の種の発芽待つ

アラー ....
桜散りすでに秋の風たちぬ

にせもののあなたと過ごした月見草

朝顔のつるに巻かれし夏の園

脱皮した蝉のぬけがら捨てられず

キセルしてまでも行きたい終着駅

靴底に見つけた春の ....
止まない雨



消えない雲



見えない気持ち



気付かぬ想い












晴れろ空



照らせ太陽



届け ....
白ネコの鼻さくら色春の風 君の目に落ちた月を

僕はまた欲しがってる


巨大な流れに飲み込まれ
ひたすら君に泳ぎ着きたい

息継ぎすらできずに
バカンスの深みへ 沈む 

唐突に夜を認識すると
空を見 ....
春の色に月やあかきと問ふ人の
かざしにせばや八重桜花



あらし吹く春ならずともこぼるるは
恋のこころの花とこそ知れ



仮初の夜にも似たるかいささくら
 ....
  雲

あんまり空が
低いので
私は泣いて みたのです

いいえ私は泣きません
ひとつも涙は零れません
とけてゆかない成分だから。


  ひとり

あなたをきずつけぬよう ....
あなたが通り抜けた改札で
何故か
わたしは置いてけぼり

あなたが買えた切符
何故か
わたしには買えなかった

人生には幾つもの
改札があって

選ばれたひとと
そうでは無いひ ....
昨日までやわらかかった
祖母の手には
取り返しのつかない
岩石が生えてしまった
気味悪がる僕をよそに
つうんとした口調で
おこづかいをあげる
なんて言い出したから僕は



*  ....
さようなら
きょうという日

楽しかった
きょう1日

でも
いいところでまた

あしたへと
つづく
おとといの
夕暮れかけた空
君は
夏の底に
沈殿していったきり
西の夕焼けが
音をたてて色あせていく
手のひらの温度を確かめたくて
軽く握ってみても
汗ばんだ夏の終わり
いつだって ....
法律でも  たった紙切れ一枚でも

君と一緒になりたいんだ
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