頼りなげな細い女が
曲がりゆく細い道を
秋風に揺れながら歩いている
茶色く{ルビ褪=あ}せた{ルビ麦藁帽子=むぎわらぼうし}に顔を隠して

道の上に時は無く
女に年齢というものは無く
長 ....
「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声

親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた

表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」

四文 ....
その花は
涙をあつめた
毬のようで

降りつづく
雨の重さに
身を委ねて

香りもせず
散りもせず
ただうつむき

けれど私は
その毬から零れた
微かなうたごえを
た ....
{過去=きのう}のことがまるで昨日のことのようによみがえる

・・・花びらは
誇らしげに 寂しげに 儚げに
その色を 形を 輝きを
放っているけど・・・

一陣の風 やわらかく包み込 ....
堅い 青い海の上に君は立つ
黒い 傘なんて持ちながら
私から風が生まれる
気まぐれな風が生まれる
一瞬 あなたの風に吹かれて
少しだけ 大きくなったみたい

風は吹き止まない
時が決して止まらぬように
秋桜さんのおすすめリスト(416)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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上がり海- ふく携帯写真+ ...13*04-12-22
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