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ラジオステーション#12で
女たちの嬌声がはじまっている
ぼくたちは通信を確立しようとする
月は襞におおわれながら、
打ち破られるのを待っている
低周波電流で筋肉をびくつかせ
煙草と硝煙の ....
 001: ママが偶数ならパパは奇数 〜Mother Goose&Father Keith〜


ママは卵を二つ割る パパは煙草を一本吸う

ママは窓を六枚拭く パパは欠伸を三度する
 ....
歩幅の合わぬ錦帯橋で
先人のそれを知る

真似てはみるが無駄なこと
染み付いたものを落とせはしない

悔しさは川に流れることもなく
虚しさが風に吹かれてやってくる

怨めしの吐息を柳 ....
哀しみをうたにしたいのだけど、
感情は言葉になる前に溶解して、
つるりと喉の奥へ消えていったよ

哀しみはどうにか優しくなろうとしていたのか
最後にスープのような、甘い味がした


誰 ....
パサリと乾いた音がした



遠くに何かが有るのだろうが
僕にはそれが何なのかは見えない
夜中の公園のような気もするし
昼間のようなな気もする
それは随分と昔に見たような
初めて見る ....
美しい国が
海岸線を漂う
せつない季節があった
溢れ出す
何度も調整された成分が
朝日でも夕日でもない
光にただ照らされ
そのたびに
つないだ手を
何度も握りしめた
          水に挿した青磁器を彩る

          切り裂かれた花々たちが

          私に{ルビ現在=いま}の終わりを告げる

          過去の栄華を断 ....
授業の間、生徒がノートをとりつづけるだけの
つまらない教室の窓の向こうにS山があって
半世紀かけて、削りとったそこには
これまたつまらない工場と採掘現場の跡が残る

どんよりとした曇り空。ワ ....
{引用=



空を
ただよい
流されていく
やわらかな白を
ばら色に染めながら
闇に墜ちていった日

あなたは秋の夜になった




 星座があなたの中をさまよい
 ....
私は知っていて
私しか知らない

台風の後の空が必ずしも濃い青色でないこと
綺麗な夕焼けの次の日に必ずしも晴れるわけでないこと
私の部屋の扉は放っておくと風で閉じてしまうこと
公園の木の大 ....
気づいたら
マンションの一室に黒い鳥籠
口元にボールをくわえて目だけが自由

色々な穴から綺麗な手が現れては
触れて去っていく

頬を撫で
首筋を流れ
下に下に

スーツとワイシ ....
8月に彼女は死んだ
雑木林と砂利の間で
体温を探る舌に似た細く長い指に似た硬質なツリ目が半分だけ土に埋もれていた
彼が覗き込むと
彼女の手が目が舌が伸びて
引きずり込んだら穴の中
二人の苦 ....
君はなぜ、エレ 勃 ク 起 チオンしないのか
すべてということばすらなまぬるいほどの
血とかさぶたでできた山河のなかを
男どもの海綿体だけをもぎとって構築した
ADSL回線で
だれもが悠 ....
{引用=




あてもない旅の
白い起伏を
さまよって
います


私が蜻蛉だった頃
あなたは



 真夏が大好きなあなたに
 暑いのが嫌いだと言えなくて
   ....
{引用=




軒下にぶらさがって
死んでいる私

どうしてこんなことになったのかと
突っついてみるのだが
むなしく揺れるばかりで
答えるはずもない




 霧の ....
{引用=


  事実、失われたものたちが/こどもみたいなことを
  眉間に集束して、にこやかに手を振っている/窓際に並べ合って、トランプしている
  夏の蜃気楼に酔った、寂しさの群れが/失 ....
あるメロディーを聴いた
けたたましい騒音の中から

あるメロディーを聴いた
さかまく日々の雑音の中から


街に集まった人びとは
メロディーに合わせて歌を歌った
どんなに綺麗 ....
誰も
さよならを言わない
誰も、何も、言わない





ジ、


ただ
重々しい青へ、空の、青へ
弾け散るように飛び立った蝉の
既にこげ ....
悲しい悲しい物語
その主人公には言葉がありません

すすり泣く事も出来ずに
その虚ろな目をただ、震わせて
溢れるものにも蓋をして
彼は紙に記すのです
何もせずとも指先に滲むインクで
赤 ....
砂浜から逃げつづけて水滴は山奥にいる
そして逆立った木々の幹を傷つけて
樹液を出しつづける

万象は敵情を視察する、
笑いながら連呼される木霊が
掻き消されるまでの残響が
おわったときの ....
昼間の光りは眩しすぎるから
月の様なあなたが好きなのです

だから、どうか私の頭上でいつまでも照らされていてください

幾分欠けたところで見失うことはないでしょう

だから、どうか私の頭 ....
 [ チュン、チュン ]

その朝、生まれたての寝ぼけた空気は、人々の生活の動線によって掻き回され始め、
太陽は生き急ぐナメクジの速さで、よく磨かれた青いガラスの内側を這い昇っていた。

「 ....
朝が来たので洗面台で顔を洗っていたら
排水溝の中から声がしたので
どうしたのですかと尋ねると
流されるままに生きていたら
ここにたどり着いていましたと返事があった
申し訳ないですが僕は時間が ....
夏ごとに
おしゃれになってゆくおまえが
自慢のミュールで前を行く
{引用=
(なぁ、おまえが選んだっていう
(このお父さんの水着
(ちょっと
(トロピカル過ぎやしないか

いつか
 ....
雨粒が空から降ってくる時
水滴達が地に落ちてくる時
故郷とさよならを交わした後の
乾かされた空しさが
すべり落ちたハンカチのように
頭の上に降ってくる

十数える間にもう地面だった
故 ....
高校生だったとき 詩を書きたいと思った
テストが終わって せいせいしたときに
その割に 「ゆらゆら」とかと
原稿用紙に書き殴った覚えがある。
山のふもとの小さな町で
自分が船に乗っているかの ....
{引用=

  ? 友からのメール



風の切片のように
舞いこんだ
友からのメール


あの里山の木々のように
川面の細波のように
やわらかな光る雲のように
夏の匂ひに ....
――そういえばショウユバッタの正式名称はショウリョウバッタらしい
――口から醤油出すのに


金曜の夕方
インターフォンが鳴った
ドアを開けたら足元に
ショウユバッタが一匹いた

ふ ....
入道雲がいくらでも湧いて出てくる日に
大家さんから自転車をいただく
パンクくらいなら自分で直しちゃう人だ
これでパトロールが楽になるね 大家さんは微笑んで
ぼくは感謝のことばもない
さっ ....
太陽から地球まで
宇宙天気は穏やかな状態が続いています

太陽風は次第に速度を下げ320km/秒の低速
磁場強度も2〜3nTと弱めです

昨日上昇していた太陽風の密度は
最大で10個/c ....
ツさんの自由詩おすすめリスト(328)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
DANCENUMBER- 構造自由詩107-9-29
平成ファザーキース物語- 人間自由詩207-9-24
歩幅の合わぬ錦帯橋- 太陽の獣自由詩107-9-20
帰る場所- チグトセ自由詩10*07-9-19
淡き明日に月が昇りて- プル式自由詩3*07-9-15
美しかった国- 小川 葉自由詩5*07-9-15
花葬- 渡 ひろ ...自由詩8*07-9-13
マウンテン僕- プテラノ ...自由詩3*07-9-10
星空のさざなみ- まどろむ ...自由詩7*07-9-10
存在- 路守 緒 ...自由詩107-9-9
鳥籠- 暗闇れも ...自由詩107-9-8
4月の蛇になれば彼女は_〜皆殺しの哲學〜- 人間自由詩107-9-6
ADSL- 構造自由詩107-9-5
私がトンボだった頃- まどろむ ...自由詩9*07-9-3
白い一日- まどろむ ...自由詩8*07-8-31
yuugi- はらだま ...自由詩21*07-8-30
メロディールーション- チグトセ自由詩11*07-8-27
滴る耳- A道化自由詩2507-8-22
無言(むげん)- 太陽の獣自由詩3*07-8-21
水滴は山奥にいる- 構造自由詩307-8-19
遠いあなたを想うのです。- 太陽の獣自由詩107-8-18
PETEN_IN_THE_C.M.B_(ペテン主よ、我が家に ...- 人間自由詩107-8-18
雲。- もののあ ...自由詩28*07-8-9
海色のミュール- 佐野権太自由詩32*07-8-9
水記憶- 木屋 亞 ...自由詩3*07-8-9
At_Sea- N.K.自由詩4*07-8-7
友からのメール- まどろむ ...自由詩5*07-8-3
俺の隣でソイソースグラスホッパーが「もう喋るな、話が噛み合わ ...- 人間自由詩407-8-2
そして、ぼくらは途方に暮れる(Mr.チャボ、SOS!)- 角田寿星自由詩807-7-27
宇宙天気ニュース@現代詩フォーラム- 小池房枝自由詩12*07-7-26

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